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志田未来と佐々木蔵之介が25歳差夫婦! 東野圭吾の出世作『秘密』連ドラ化

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 女優・志田未来が作家・東野圭吾氏の原作をドラマ化した10月スタートの新ドラマ『秘密』(テレビ朝日系 金曜・午後11時15分)で、現在放送中の『ハンマーセッション!』(TBS系)に続き、2期連続で主演を果たすことが1日、わかった。同作は東野氏の出世作で、事故死した妻の魂が娘の体に宿ってしまうというミステリー。志田は、母親の魂が宿った女子高生として、俳優・佐々木蔵之介演じる父親と25歳差の“夫婦”を演じる。「東野圭吾さんの小説は大好きで、学校でも流行っています。中でも『秘密』は私が特別好きな作品で、出演できて、すごく嬉しいです」と東野作品に出演できる喜びを語っている。

10月スタートの金曜ナイトドラマ『秘密』で共演する志田未来(右)と佐々木蔵之介 

10月スタートの金曜ナイトドラマ『秘密』で共演する志田未来(右)と佐々木蔵之介 

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 『秘密』は1998年に発表され、第120回直木三十五賞、第20回吉川栄治文学新人賞にノミネート、第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した傑作ミステリー。99年には広末涼子小林薫の出演で映画化され、反響を呼んだ。娘・藻奈美(志田)の体に妻・直子(石田ひかり)の魂が宿るという“秘密”を通して、夫婦、家族の絆に迫るという究極のラブストーリーだ。

 そんな“秘密”を抱えた夫婦を、志田と佐々木が熱演。見た目は16歳の藻奈美ながら、魂は38歳の母であり、やがて“夫婦の問題”にも直面するなど、大人の女性ならではの多彩な感情表現に挑む志田は「藻奈美の時と直子の時の差をちゃんとつけられたらいいな、と思っています。ちょうど直子の年齢は私の両親に近いので、両親を観察しながら喋り方などを考えていきたい」と、自身の母を参考に演技にアプローチしていく事を明かす。

 一方、事故を機に夫として、父として、男としての苦悩に終始苛まれる平介役の佐々木は「不慮の事故を機に、夫婦がお互いに一度失った関係を再構築していく話ですが、かたや直子は娘という新しい肉体=“別の世界”で、かたや平介は以前と変わらない状況で構築していこうとする」と物語の世界観を分析。さらに「現実ではなかなか考えられない状況ですが、その中で視聴者に“分かる!”と思って頂ければ勝ち。大前提は“ファンタジー”だけど、それを乗り越えて“真実”が見えてしまう――そんな作品にできたらな、と思います」と意気込む。

 原作者である東野氏は今回のドラマ化について「『秘密』は、世間の皆様からようやく作家として認めてもらえたと実感できた小説です。この作品がなければ、おそらく今の私はなかったでしょう。映画化から約10年が経ち、改めて本作を映像化したいと言っていただけたことを光栄に思います」とコメント。「連続テレビドラマということで、映画とはまた違った工夫が必要だろうと愚考いたしますが、素晴らしい役者さんや優秀なスタッフの皆様たちにより、素敵な作品に仕上がることを祈っております」と期待を寄せている。

そのほかのキャストには、藻奈美の高校の担任に本仮屋ユイカ、平介の親友の脳外科医に橋本さとし池津祥子升毅林丹丹竜星涼堀内敬子吹越満らが出演する。

 志田は、『女王の教室』(日本テレビ系)で注目を集め、『14才の母 愛するために生まれてきた』(同局系)で、連ドラ初主演を果たす。10代の妊娠という難役に挑み、第44回ギャラクシー賞 奨励賞、第15回橋田賞 新人賞などを受賞。また、映画『誰も守ってくれない』でも高い演技力が評価された。『小公女セイラ』(TBS系)では、児童文学の名作に挑み、映画『借りぐらしのアリエッティ』では、声優初挑戦にして主人公・アリエッティを演じている。

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