アクション映画界のレジェンド、シルベスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めてスタートした、超絶アクションが代名詞の人気シリーズ『エクスペンダブルズ』。年明け早々の5日より公開となった最新作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』について、「スタローンからジェイソン・ステイサムが中心の物語へ、その変化を感じていただけたら」と助言するのは、ステイサムの吹替声優としておなじみの山路和弘。俳優ジェイソン・ステイサムの魅力を語り尽くした。
『ONE PIECE』や『進撃の巨人』、『PSYCHO-PASS サイコパス』、『SPY×FAMILY』 などの人気アニメに多数出演し、舞台俳優としても活躍する山路は、ジェイソン・ステイサムの俳優デビュー作である『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)以降、ほぼ全ての作品でステイサムの吹替を担当している。
■ステイサムと長い付き合いになるとは思っていなかった
「最初に吹き替えしたのは、(ステイサムにとって2作目の出演映画)『スナッチ』(2000年)だとずっと思っていたんですよ(笑)。『スナッチ』でステイサムが演じたターキッシュは、狂言回し的な役回りで不思議な映画だなぁという印象がすごく残っているんです。いずれにしてもあれから25年ちかくも長いお付き合いになるとは、本当に思っていなかったです。
彼の出世作でもある『トランスポーター』(2002年)ではこんなに体が利く人だったの!?と驚いて、思わず経歴を調べたとことが思い出されます。飛込競技のイギリス代表に選ばれたこともある元アスリートだったことを知って、身体能力が高いのも納得でした。この作品からアクション俳優としての地位を確立していって、気づけば人類最強の男になっていた(笑)。
彼のアクションはこれみよがしな感じが一切ないところが魅力だと思います。無駄な動きをしないから、本当に強いんじゃないかと思わせる。元々の体がしっかりしているからどんなアクションも様になりますよね。
さらに、彼のすごいところは、1発で終わらないところ。『トランスポーター』も続編2作に出演しているし、『エクスペンダブルズ』(2010年)でも並みいるベテランスターの中で、シルベスター・スタローンに次ぐ準主役に抜てきされて、2作目、3作目でも活躍し、10年ぶりの 4作目でついにスタローンからステイサムが物語の中心になっていた。『ワイルド・スピード』シリーズもサプライズ出演から4回目の出演作で主役を務めるまでになって。『MEG ザ・モンスター』だって今年、続編が公開されて、本当にすごいです。
役によって役者の雰囲気って変わるじゃないですか。ウィレム・デフォーがいい人を演じている時の吹替は森田順平で、悪役の時は僕、みたいなことがあったりするように(笑)。でもステイサムの場合は、役のふり幅という点ではそんなにないんですよね。みんなキレのいい彼のアクションを見たいわけで、フィルムメーカーもそういう気持ちになるから、シリーズ化されることが多いのかもしれませんね」
■『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の見どころ
「お気に入りシーンは、リー(ジェイソン・ステイサム)とジーナ(ミーガン・フォックス)の体術シーンです。暴力的なのに、ステイサムの妙な色っぽさがダダ漏れしていて、よくぞ作ってくださいました!と喝采をあげたくなるような、今までにない感じが新鮮でした。
新戦力の若い役者たちもキレキレでしたし、ステレオタイプなキャラが一人もいない。前作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』に登場したガルゴの息子、ガラン(演:ジェイコブ・スキピオ)の父親を彷彿とさせる姿もすごく良かったですね。これから先を見据えているのか…。【ニューブラッド】の新キャラクターにも注目してもらいたいですね。そして、スタローンからステイサムが中心の物語へとなる変化を感じていただけたらと思います。
僕も大好きな俳優さんなので、毎回のように吹替を任せていただけることをうれしく思っています。彼が魅力的だな、と思うのは、こどもみたいな笑顔です(笑)。『エクスペンダブルズ ニューブラッド』でも、スタローンに見せる笑顔が本当にかわいらしいので、見逃さないでほしいです。
逆に僕にとってはステイサムとの出会いは、声優としての幅を広げるきっかけになったと思っているんです。ステイサムの吹替をやらせてもらうまで、アクション映画や力強くて男っぽい役にあまり縁がなかったので。ついには、テレビアニメでステイサム似のキャラクター(『愚かな天使は悪魔と踊る』の城村先生役)に起用され、アフレコ現場でも「ステイサムでやってください」と言われるまでになりました(笑)。できればこれからもステイサムの吹替を続けられたらうれしいです」
■あらすじ
自らを“消耗品”と名乗る最強無敵の傭兵軍団<エクスペンダブルズ>を率いるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)はCIAから下された新たなミッションに挑むため、かつての相棒であるリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)の元を訪ねる。 バーニーとともに再び組むことを決意したリーがアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間だけではなく、新たなメンバーが顔をそろえていた。
新戦力を迎え、【ニューブラッド】として生まれ変わったエクスペンダブルズが挑む今回のミッションは、テロリストが所有する核兵器を奪還すること――もし、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑む彼らだったが、敵の卑劣な策の前にミッションは失敗に終わり、大きな代償を払うことに…。失われた仲間の意思を継ぎ、そして仇を討つために再びエクスペンダブルズが立ち上がる――。
ヘアメイク:堀川貴世
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
『ONE PIECE』や『進撃の巨人』、『PSYCHO-PASS サイコパス』、『SPY×FAMILY』 などの人気アニメに多数出演し、舞台俳優としても活躍する山路は、ジェイソン・ステイサムの俳優デビュー作である『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)以降、ほぼ全ての作品でステイサムの吹替を担当している。
■ステイサムと長い付き合いになるとは思っていなかった
「最初に吹き替えしたのは、(ステイサムにとって2作目の出演映画)『スナッチ』(2000年)だとずっと思っていたんですよ(笑)。『スナッチ』でステイサムが演じたターキッシュは、狂言回し的な役回りで不思議な映画だなぁという印象がすごく残っているんです。いずれにしてもあれから25年ちかくも長いお付き合いになるとは、本当に思っていなかったです。
彼の出世作でもある『トランスポーター』(2002年)ではこんなに体が利く人だったの!?と驚いて、思わず経歴を調べたとことが思い出されます。飛込競技のイギリス代表に選ばれたこともある元アスリートだったことを知って、身体能力が高いのも納得でした。この作品からアクション俳優としての地位を確立していって、気づけば人類最強の男になっていた(笑)。
彼のアクションはこれみよがしな感じが一切ないところが魅力だと思います。無駄な動きをしないから、本当に強いんじゃないかと思わせる。元々の体がしっかりしているからどんなアクションも様になりますよね。
さらに、彼のすごいところは、1発で終わらないところ。『トランスポーター』も続編2作に出演しているし、『エクスペンダブルズ』(2010年)でも並みいるベテランスターの中で、シルベスター・スタローンに次ぐ準主役に抜てきされて、2作目、3作目でも活躍し、10年ぶりの 4作目でついにスタローンからステイサムが物語の中心になっていた。『ワイルド・スピード』シリーズもサプライズ出演から4回目の出演作で主役を務めるまでになって。『MEG ザ・モンスター』だって今年、続編が公開されて、本当にすごいです。
役によって役者の雰囲気って変わるじゃないですか。ウィレム・デフォーがいい人を演じている時の吹替は森田順平で、悪役の時は僕、みたいなことがあったりするように(笑)。でもステイサムの場合は、役のふり幅という点ではそんなにないんですよね。みんなキレのいい彼のアクションを見たいわけで、フィルムメーカーもそういう気持ちになるから、シリーズ化されることが多いのかもしれませんね」
■『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の見どころ
「お気に入りシーンは、リー(ジェイソン・ステイサム)とジーナ(ミーガン・フォックス)の体術シーンです。暴力的なのに、ステイサムの妙な色っぽさがダダ漏れしていて、よくぞ作ってくださいました!と喝采をあげたくなるような、今までにない感じが新鮮でした。
新戦力の若い役者たちもキレキレでしたし、ステレオタイプなキャラが一人もいない。前作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』に登場したガルゴの息子、ガラン(演:ジェイコブ・スキピオ)の父親を彷彿とさせる姿もすごく良かったですね。これから先を見据えているのか…。【ニューブラッド】の新キャラクターにも注目してもらいたいですね。そして、スタローンからステイサムが中心の物語へとなる変化を感じていただけたらと思います。
僕も大好きな俳優さんなので、毎回のように吹替を任せていただけることをうれしく思っています。彼が魅力的だな、と思うのは、こどもみたいな笑顔です(笑)。『エクスペンダブルズ ニューブラッド』でも、スタローンに見せる笑顔が本当にかわいらしいので、見逃さないでほしいです。
逆に僕にとってはステイサムとの出会いは、声優としての幅を広げるきっかけになったと思っているんです。ステイサムの吹替をやらせてもらうまで、アクション映画や力強くて男っぽい役にあまり縁がなかったので。ついには、テレビアニメでステイサム似のキャラクター(『愚かな天使は悪魔と踊る』の城村先生役)に起用され、アフレコ現場でも「ステイサムでやってください」と言われるまでになりました(笑)。できればこれからもステイサムの吹替を続けられたらうれしいです」
■あらすじ
自らを“消耗品”と名乗る最強無敵の傭兵軍団<エクスペンダブルズ>を率いるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)はCIAから下された新たなミッションに挑むため、かつての相棒であるリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)の元を訪ねる。 バーニーとともに再び組むことを決意したリーがアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間だけではなく、新たなメンバーが顔をそろえていた。
新戦力を迎え、【ニューブラッド】として生まれ変わったエクスペンダブルズが挑む今回のミッションは、テロリストが所有する核兵器を奪還すること――もし、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑む彼らだったが、敵の卑劣な策の前にミッションは失敗に終わり、大きな代償を払うことに…。失われた仲間の意思を継ぎ、そして仇を討つために再びエクスペンダブルズが立ち上がる――。
ヘアメイク:堀川貴世
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2024/01/09