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『ブレイク俳優』1位は菊池風磨 バラエティで培った経験を演技にも昇華、俳優として実りある年に

 ORICON NEWSでは、先日の女性編に続き、恒例の『2023年ブレイク俳優ランキング(男性編)』を発表。その結果、年間で3期にわたって連続ドラマに主演したSexy Zoneの【菊池風磨】が1位を獲得した。アイドルとしてはもちろん、バラエティ番組でも確かな存在感を長年にわたって魅せてきた菊池だが、今年は特に“俳優”として転機となる年だったと言える。

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)を発表 (C)oricon ME inc.

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)を発表 (C)oricon ME inc.

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■「バラエティの人」を払拭、下半期の活躍で年間1位に急浮上

 Sexy Zoneの【菊池風磨】が1位にランクイン。世代別でも20代、30代、40代で1位を獲得し多くの支持を集めた。今年は1月にドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)の青鬼役で、SNSを大きく沸かせたのも記憶に新しい。その後は『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)、『ウソ婚』(フジテレビ系)、『ゼイチョー〜『払えない』にはワケがある〜』(日本テレビ系)と3期にわたり主演を務め、“役者”としてのイメージを強固にしたのが、年間で“ブレイク俳優”として選ばれた大きな要因となった。

 『ウソ婚』では、“ウソの結婚相手”と夫婦を装うドSの一級建築士を演じて、第2話の無料見逃し配信再生数が放送後1週間で210万回を突破。民放の23時以降の連続ドラマとしては初の記録を樹立するなど話題になった。

 ユーザーからは「以前からドラマに出ているときはあったと思うのですが、最近は主演や主演ではなくても目立つ役が多い印象だからです」(鹿児島県/30代・女性)、「今年ものすごく目立っていたという観点だと彼だと思う。多くのドラマで連続して主演を務めていた」(東京都/20代・女性)などの意見が寄せられた。

 『ニノさん』(日本テレビ系)、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)などバラエティ番組や、コミカルなCMなどでおなじみの菊池。そこで鍛えた“顔芸”は『ゼイチョー』でのおどけた表情でもいかんなく発揮され、「イケメン役!? ってビックリしたけど、ひょうきんな演技が上手くて、真面目なシーンとの対比ができていい」(神奈川県/30代・女性)との評価の声も。

 また、バラエティでの印象が強かったため、より今年の俳優としての活躍がより際立って見え「以前は『ドッキリGP』でしか観ないと思っていたのに、ドラマ・CM・バラエティとあちこちで観るから」(群馬県/50代・女性)と、幅広い世代に俳優としての魅力も見せつけた1年となった。

■ドラマや映画でひっぱりだこ、令和の“カメレオン俳優”に高評価

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)2位にランクインした高橋文哉 (C)ORICON NewS inc.

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)2位にランクインした高橋文哉 (C)ORICON NewS inc.

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 上半期6位だった【高橋文哉】が、年間では2位にランクアップし、世代別10代では1位を飾った。今年はドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジテレビ系)で月9初出演を果たした高橋。その後も映画『交換ウソ日記』、10月期ドラマ『フェルマーの料理』(TBS系)と主演作が続いた。6月は『ブラッククローバー 魔法帝の剣』で劇場アニメの声優として初出演となり、俳優としての活動を大きく広げた1年だった。

 ロースクールの学生や、料理に目覚めた数学の天才など多彩な役柄約に挑み「ドラマや映画の役ごとにコロコロとカメレオンのように変わって素晴らしいと思ったから」(大阪府/10代・女性)、「ドラマ、映画にずっと出演し続けながら、CM、雑誌のカバー、ブランドのアンバサダーも務めるなど、常に第一線で活躍されていたから」(埼玉県/50代・女性)と称賛の声があった。

 また、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)に主演して以降、着実にキャリアを積んだ点に「『仮面ライダーゼロワン』で俳優デビュー後、様々なドラマで良い脇役として出演した後、最近では主役のドラマも増えており、『フェルマーの料理』でも難しい役をこなしており、飛躍したと思った」(北海道/10代・男性)、「『仮面ライダーゼロワン』から知ってはいましたが、今年に入ってから一般にも知られるようになった印象があるから」(東京都/10代・女性)と10代から注目されている。

 2024年も映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』と『からかい上手の高木さん』の公開を控えている高橋。今後もさらに活躍の場が増えていきそうだ。

■途切れぬドラマ出演、全世代が支持「新しい風を吹かせている」

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)、鈴鹿央士は3位にランクイン (C)ORICON NewS inc.

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)、鈴鹿央士は3位にランクイン (C)ORICON NewS inc.

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 上半期7位だった【鈴鹿央士】が年間では3位に。2022年10月クールのドラマ『silent』(フジテレビ系)での好演をきっかけに注目しているユーザーが多く、その後の活躍か高く評価された。

 今年は『スイートモラトリアム』(フジテレビ系)、『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系)、『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)と連続ドラマの出演が途切れなかった。Netflixでもドラマ『君に届け』(地上波ではTBS系で10月クールに放送)と『THE DAYS』が配信され、多方面で俳優業が充実した1年であった。

 大活躍だった1年に「数年前から突如として現れた俳優さんだけど、今年に入ってまた新しい風を吹かせていると思うから」(熊本県/10代・女性)、「かわいい雰囲気の俳優さんです。しかしながら良い役から悪い役まで幅広くこなせる俳優さんだと思います」(神奈川県/40代・女性)と注目を浴びている。

 『18/40』ではプロダンサー志望の大学生で現代アートを扱う会社の御曹司、『ゆりあ先生の赤い糸』では田中哲司演じる昏睡した小説家の“彼氏”役など、多彩な役柄に挑戦。その点にも「色んなキャラクターでドラマ出演、バラエティーにもよく出ている」(宮城県/20代・女性)、「様々な役を演じられていて見たくなる俳優さんだと思います」(岐阜県/50代・女性)との意見が寄せられた。

 2024年はドラマ『闇バイト家族』、映画『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜』(奥平大兼とW主演)と主演作がすでに決まっている。

■“芸人俳優”が2名ランクイン、芸人をテーマにしたドラマも話題に

大河ドラマでの熱演が評価されハナコ・岡部大がTOP10入り (C)ORICON NewS inc.

大河ドラマでの熱演が評価されハナコ・岡部大がTOP10入り (C)ORICON NewS inc.

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 お笑い芸人が俳優としてドラマや映画に出演することも定着してきたが、今年は2名の芸人がブレイク俳優でもランクインした。

 7位にはハナコ【岡部大】が登場。岡部は、すでにいくつかのドラマ出演も果たし、2022年には『しろめし修行僧』(テレビ東京系)で主演も務めていた。今年はNHK大河ドラマ『どうする家康』で、徳川家の家臣で熱血漢だが涙もろい平岩親吉役に抜擢。存在感を放ち、同ランキングTOP10入りへとつながった。

 岡部の大河での演技には「芸人だけど個性派俳優の流れを引き継いでいる」(兵庫県/40代・男性)、「芸人さんでドラマに出る方はたくさんいるけど、大河ドラマで、年間通して出るようなメインの役をきちんとできるのはすごいと思う」(千葉県/50代・女性)と評価する声が多かった。

 また、10位にはシソンヌの【じろう】がランクイン。コント師としての評価も高く、その実力を今年はドラマ等でもいかんなく発揮した。3月に深夜に4夜連続で放送された『心霊内科医 稲生知性』(フジテレビ系)でドラマ初主演を果たしたほか、7月放送の『トリリオンゲーム』(TBS系)の第2話や10月クールの『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)などに出演。

 そんな彼に「元々演技派コント師だったが、俳優も出来ると知らしめた」(神奈川県/30代・男性)、「シソンヌもそうだけど、じろうさん単体での起用も多かった。CMなどでもじろうさんにスポットが当たっていることも多く、男性役でも得意な女性役でも演技が上手い。お笑いセンスもあるのに演技も上手いから、これから仕事も幅が広がると思う」(神奈川県/50代・女性)との声があった。

 12月26日深夜には、『心霊内科医 稲生知性2』が4夜連続で放送されることが決定しており、今後も演技の仕事が増えていきそうだ。

 芸人のランクインも際立ったが、6位のSixTONES【森本慎太郎】と、8位のKing&Prince【高橋海人】(※高=はしごだか)は、オードリー若林正恭と南海キャンディーズ山里亮太の半生を描いたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)に出演したことで、年間通してTOP10入り。

 「本人が憑依している」と大きな話題を集めた2人。森本には「『だが、情熱はある』が記憶に新しい。撮影期間中に出演した生放送のラジオでのトークを聞くに、役に呑まれているのをリアルタイムで感じられ、ドラマ内外で非常に楽しめた」(千葉県/20代・女性)と絶賛された。

 高橋も「あまりにも世間がざわついたし、彼の代表作になったと思うから」(福岡県/30代・女性)との意見もあった。

 1位の菊池を筆頭に、上半期にはランクインのなかった俳優がランクインした同ランキング。出演作が多く、俳優としての認知を高めたことも大きな要因ではあるが、各作品で異なる役柄を演じ分け、しっかり俳優としての実力が評価されていた人が多かった。芸人の2人以外は、20代の若手俳優のランクインだったことも印象的。今年の活躍が来年の俳優業にも大きく広がっていくことを期待できる結果だった。

【調査概要】
調査時期:2023年11月9日(木)〜11月17日(金)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

『2023年 ブレイク俳優ランキング』(男性編)総合TOP10 (C)oricon ME inc.

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