ORICON NEWS
【RIZIN】平本蓮「俺と朝倉未来の試合は『THE MATCH』を余裕で超える面白いものを作れる」YA-MANに勝利し、物語は第2章へ!【インタビュー】
ついに、RIZINにあの男が帰ってきた。並々ならぬ気合を込めて挑んだ今年4月の斎藤裕戦に敗れ（判定1－2）、一時は主戦場であったSNSからも姿を消していた平本蓮（25）が、大みそかの『RIZIN.45』（さいたまスーパーアリーナ）でYA-MAN（27）と対戦することが決定した。
斎藤戦以降はメンタルがドン底まで落ち込み、多くのファンを心配させたが、“神様”トラヴィス・スコットのライブをイタリアで体験したことで復活の兆しをつかみ、ベストなタイミングでの対戦を見据えていた朝倉未来（31）がYA-MANに負けたことで、闘志が完全に再燃。弟の平本丈、盟友の篠塚辰樹、そして悪友の安保瑠輝也ら「チームBLACKROSE」のメンバーとともに、8ヶ月ぶりの試合に挑む。
ORICON NEWSは、大みそかの中心に躍り出たチームのリーダーの単独インタビューに成功。YA-MANとの因縁、個性的すぎるチームの面々、朝倉未来への本音、そしてトラヴィスとの運命をたっぷり語ってくれた。
■エジプトで「ジョジョの聖地巡り」＆運命を感じた“神様”トラヴィス・スコットのライブ
――先日のファンが集った公開会見が久々の公の場でしたが、今まで以上の存在感で大いに盛り上げていました。完全復活ですね？
平本 斎藤選手に負けた後に、自分が何者かよくわからない状態になっていたんですけど、そういう暗い闇の期間がいい修行期間になって今はスッキリしているし、試合が決まったっていうのが一番大きいです。
――大好きなアメリカ人ラッパーのトラヴィス・スコットのライブを生で見たことも、回復のキッカケに？
平本 めっちゃ最高でした。夏に5年ぶりのアルバム『ユートピア』のライブがエジプトでやるって発表されて、5000人限定くらいのチケットを速攻で取れて、エミレーツのビジネスクラスに乗った瞬間にライブが中止って発表されて……。何もかも上手くいかねぇなって、シンプルに飛行機の中で泣きました（笑）。ただ、僕は『ジョジョの奇妙な冒険』も大好きで、エジプトが舞台になった『スターダストクルセイダース』でDIOと承太郎が戦った橋に行ったり、ホル・ホースが泊まったメナハウスってホテルに自分も泊まって。そこにはトラヴィスのライブ目当てで来てた、トラヴィスのスニーカーを履いてるファンがいっぱいいて、「あぁ、お前もか…」みたいな感じになってましたね。
――そこからすぐに帰国せずに、イタリアに行ったんですよね？
平本 イタリアも行ってみたい国だったのでそのまま旅行してたら、まさかトラヴィスが数日後にイタリアでライブをやることが決まって。すごくないですか!? それでチケットを取って見に行けたし、『ユートピア』の曲のMVが全部イタリアで僕が回ってきた場所だったり、本当に最高の経験をできたし、大みそかの試合が終わったらまたイタリアに行きたいですね。あと、来年1月のアメリカのミルウォーキーでのトラヴィスのライブの最前列のチケットも取れたので、年末の試合が終わったら、以前に修行したルーファスポーツってジムに寄って（前ベラトール・バンタム級王者の）セルジオ・ペティスに会ってこようと思ってます。だからYA-MAN戦はケガをできないので、完全に漬けきります（笑）。
■「MMAをナメてるYA-MANをMMA代表としてぶっ飛ばして、3年前の自分にリベンジする」
――YA-MAN戦は先月の『FIGHT CLUB』がキッカケになったと思いますが、以前から対戦を意識していた？
平本 いや、自分が対戦する感覚は全くなくて。ただ、自分のMMAデビューしたての頃とか、鈴木千裕戦の後のインタビューをYA-MANにバカにされてたので、「MMAやったこともねぇガキに、なんで俺はこんなこと言われなきゃいけないんだ」ってイライラはありました。でも、そんなわざわざ言ってもしょうがないし、俺もあの頃は全方位に言いまくってたからいちいち気にしてもしょうがないなと。まぁ、（芦澤）竜誠くんとか朝倉未来とか（三浦）孝太の分も含めてアイツをぶっ飛ばして、全部なかったことにしてやりますよ。
――YA-MAN選手は公開練習で寝技を披露して、平本選手から一本を取ると宣言していました。
平本 たぶん油断させるためにわざと下手な感じで動いてるなって分かったので、実際にはさすがにもっと上手いと思います。まぁ、まだ自信がないのが現れてますね。いろんなジムに行って1ヶ所にまとまっていないし、MMAを始めたてで何をやっていいのか分からなかった数年前の自分を見ているようで。付け焼き刃でナメてるんで、ここはマジでMMAを代表して俺がぶっ飛ばすしかない。3年前にMMAをナメてデビューした俺が喰らったような恥を、さらにデカい恥にしてアイツに味あわせて、自分的にMMAに完全リベンジして「俺はMMAの人間だ」っていうのをこの試合で披露します。
――YA-MAN選手との試合であり、過去の自分との試合でもある、と。
平本 どっちが勝ちたいと思って準備してきたのか。MMAを見せて勝ちたいです。「負けられない」とかどうでも良くて、そんなこと試合前に考えることじゃない。YA-MANは「平本のほうがリスクがある」とか言ってたけど、そんなネガティブに試合を考えてないんで。
――また、「平本キッズは全員バカ。ブーイングしてこい」とファンも煽っていました。
平本 俺のファンはブーイングなんかしなくていいですよ。YA-MANの悪口って面白くない。悪口を言っていい権利がある人は、小馬鹿にしても面白くするとか、愛があるとか。アイツの悪口って不快にしかならないし、どんよりしちゃってエンタメになってないから爆笑できない。ネガティブな雰囲気を出すから嫌だなと思ってて。朝倉未来とか太田忍は面白いじゃないですか、「コイツにはやられた」みたいな。でもYA-MANは本当に面白くないし不快にしかならないから、平本キッズには「もう無視しましょう」と。今回はそういう煽り合いをしないから、試合だけ集中して見てくれたらって感じです。
■朝倉未来は「リスペクトを込めた反面教師」当初の大みそかの対戦相手のヒントは……
――今回の試合のストーリーには、朝倉未来選手は外せないです。YA-MAN戦に敗れて引退を宣言したり、現役続行を伝える動画では涙を流していましが、平本選手は朝倉未来選手への感情に変化はありましたか？
平本 あんだけの大金をつかんで、本人としてはある程度やりきった部分が出てきて、格闘技へのやる気がなくなっちゃうのは当然だと思うんです。あんな金持ちになっちゃうと、普通は格闘技に熱中して研究できない。僕は格闘技が大好きだから熱中していますけど、逆に朝倉未来みたいにYouTubeをやったりビジネスを広げられない。だから、リスペクトを込めた反面教師です。でもそんな自分だからこそ、世界的にどんどん大きくなっていける可能性があると思っています。
――YA-MAN戦に勝利した先には、未来さんとの試合が見えてきます。
平本 別に俺も朝倉未来が大好きな訳じゃないし（笑）、ただ面白くしたいって思ってるけど、「エンタメ枠」ってうるせぇヤツがいっぱいいるじゃないですか。エンタメもできないくせにしゃしゃってんじゃねぇぞって話で、エンタメやりながら本物を目指すんだよ、バカ。見たくなきゃ見なければいいし、俺と朝倉未来なら『THE MATCH』を余裕で超えるぐらい面白いものを作れる自信しかないんで。そのためにもYA-MAN戦は絶対に勝ちます。
――当初は大みそかの相手はYA-MAN選手ではなかったそうですが、どんな選手だったのか、ヒントを教えていただけないですか？
平本 ヒントか……、YA-MANの10億倍くらいのイケメンです（笑）。
――最近は三浦孝太選手と一緒に練習していますが、YA-MAN対策ですか？
平本 いやいや、お互いの試合が決まる前くらいから食事に行ったり親交を深めて、一緒に練習しようって言ってて。どっちも大みそかに試合が決まったので練習を始めました。話せば話すほど魅力的な人間で面白いんですよ。やっぱキングカズの息子として、お父さんから受け継いでますね。根っこにある本質を理解できて、面白いものの感覚も僕と同じですし、『男はつらいよ』とか昭和の映画も好きだったり。世間的には“親の七光り”でRIZINに出てるって思われてるけど、観点やセンスもいいので後は爆発するだけです。変なふうに潰されたくないから、僕も悪影響を与えすぎずに（笑）、見せ方とか教えていけたらと思っています。
■個性的すぎるチームは「全員が勝ちます」安保瑠輝也のMMA本格参戦にも期待
――大みそかには、弟の丈さんがプロデビューすることも決定しました。
平本 本当にめちゃくちゃナメられてると思うんですけど、そういうヤツは試合を見たらみんな黙りますよ、アイツは強いので。かといってプレッシャーをかけてるつもりはなくて、アイツがのびのびと自由に戦ったら本当にすごいので、相手が俺とSNSでやりあってたYUSHIだからとか関係なく、自分の試合をしてほしい。それは（篠塚）辰樹もそうだし、安保にも竜誠くんにも勝ってほしい、というか全員が勝ちます。今まで一番面白い格闘技集団ができました（笑）。
――自らMMAにスカウトした安保選手の練習状況は？
平本 アイツは勝つと思いますよ。あんな自信満々でMMAデビューするキックボクサーを見たことないし、逆に短期間の準備で良かったと思いますよ。今できることを全力で教えてますし、アイツは本番に強いのでぶちかましてくれるんじゃないかな。アイツのMMAを見るのが純粋に楽しみだし、来年の春にまたMMAをやったりしても面白い。フェザー級に来て萩原（京平）と安保のMMAとか見たくないですか？ アイツがMMAにくるだけで一気にRIZINが面白くなりますよ。
――プロデューサー目線ですね。最後に、RIZIN広報の笹原さんが「腰を抜かすほど驚いた」という決心をされたとSNSで明かしていましたが、どんな内容でしょうか？
平本 いま言えるヒントは「朝倉兄弟、カッコいい」って感じです（笑）。追々に分かってくると思います。今はとにかく、自分が始めてきた物語がシーズン2に入る感じで、大みそかの試合がその第一歩なんで、絶対に勝ちます！
●『RIZIN.45』対戦カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
・65キロ級（5分2ラウンド）
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・フェザー級
平本蓮 vs. YA-MAN
・70キロ級（5分2ラウンド）
安保瑠輝也 vs. 久保優太
・60キロ級キックルール（OFG）
篠塚辰樹 vs. 冨澤大智
・バンタム級
平本丈 vs. YUSHI
◆会場チケット発売中
PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEにて
★ORICON NEWS『RIZIN.45』特集ページ
最新ニュース、選手インタビュー、会見動画、対戦カード、そして豪華プレゼントなど、大会に関するさまざまな情報を特集ページで公開中！
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
斎藤戦以降はメンタルがドン底まで落ち込み、多くのファンを心配させたが、“神様”トラヴィス・スコットのライブをイタリアで体験したことで復活の兆しをつかみ、ベストなタイミングでの対戦を見据えていた朝倉未来（31）がYA-MANに負けたことで、闘志が完全に再燃。弟の平本丈、盟友の篠塚辰樹、そして悪友の安保瑠輝也ら「チームBLACKROSE」のメンバーとともに、8ヶ月ぶりの試合に挑む。
ORICON NEWSは、大みそかの中心に躍り出たチームのリーダーの単独インタビューに成功。YA-MANとの因縁、個性的すぎるチームの面々、朝倉未来への本音、そしてトラヴィスとの運命をたっぷり語ってくれた。
■エジプトで「ジョジョの聖地巡り」＆運命を感じた“神様”トラヴィス・スコットのライブ
――先日のファンが集った公開会見が久々の公の場でしたが、今まで以上の存在感で大いに盛り上げていました。完全復活ですね？
平本 斎藤選手に負けた後に、自分が何者かよくわからない状態になっていたんですけど、そういう暗い闇の期間がいい修行期間になって今はスッキリしているし、試合が決まったっていうのが一番大きいです。
――大好きなアメリカ人ラッパーのトラヴィス・スコットのライブを生で見たことも、回復のキッカケに？
平本 めっちゃ最高でした。夏に5年ぶりのアルバム『ユートピア』のライブがエジプトでやるって発表されて、5000人限定くらいのチケットを速攻で取れて、エミレーツのビジネスクラスに乗った瞬間にライブが中止って発表されて……。何もかも上手くいかねぇなって、シンプルに飛行機の中で泣きました（笑）。ただ、僕は『ジョジョの奇妙な冒険』も大好きで、エジプトが舞台になった『スターダストクルセイダース』でDIOと承太郎が戦った橋に行ったり、ホル・ホースが泊まったメナハウスってホテルに自分も泊まって。そこにはトラヴィスのライブ目当てで来てた、トラヴィスのスニーカーを履いてるファンがいっぱいいて、「あぁ、お前もか…」みたいな感じになってましたね。
――そこからすぐに帰国せずに、イタリアに行ったんですよね？
平本 イタリアも行ってみたい国だったのでそのまま旅行してたら、まさかトラヴィスが数日後にイタリアでライブをやることが決まって。すごくないですか!? それでチケットを取って見に行けたし、『ユートピア』の曲のMVが全部イタリアで僕が回ってきた場所だったり、本当に最高の経験をできたし、大みそかの試合が終わったらまたイタリアに行きたいですね。あと、来年1月のアメリカのミルウォーキーでのトラヴィスのライブの最前列のチケットも取れたので、年末の試合が終わったら、以前に修行したルーファスポーツってジムに寄って（前ベラトール・バンタム級王者の）セルジオ・ペティスに会ってこようと思ってます。だからYA-MAN戦はケガをできないので、完全に漬けきります（笑）。
■「MMAをナメてるYA-MANをMMA代表としてぶっ飛ばして、3年前の自分にリベンジする」
――YA-MAN戦は先月の『FIGHT CLUB』がキッカケになったと思いますが、以前から対戦を意識していた？
平本 いや、自分が対戦する感覚は全くなくて。ただ、自分のMMAデビューしたての頃とか、鈴木千裕戦の後のインタビューをYA-MANにバカにされてたので、「MMAやったこともねぇガキに、なんで俺はこんなこと言われなきゃいけないんだ」ってイライラはありました。でも、そんなわざわざ言ってもしょうがないし、俺もあの頃は全方位に言いまくってたからいちいち気にしてもしょうがないなと。まぁ、（芦澤）竜誠くんとか朝倉未来とか（三浦）孝太の分も含めてアイツをぶっ飛ばして、全部なかったことにしてやりますよ。
――YA-MAN選手は公開練習で寝技を披露して、平本選手から一本を取ると宣言していました。
平本 たぶん油断させるためにわざと下手な感じで動いてるなって分かったので、実際にはさすがにもっと上手いと思います。まぁ、まだ自信がないのが現れてますね。いろんなジムに行って1ヶ所にまとまっていないし、MMAを始めたてで何をやっていいのか分からなかった数年前の自分を見ているようで。付け焼き刃でナメてるんで、ここはマジでMMAを代表して俺がぶっ飛ばすしかない。3年前にMMAをナメてデビューした俺が喰らったような恥を、さらにデカい恥にしてアイツに味あわせて、自分的にMMAに完全リベンジして「俺はMMAの人間だ」っていうのをこの試合で披露します。
――YA-MAN選手との試合であり、過去の自分との試合でもある、と。
平本 どっちが勝ちたいと思って準備してきたのか。MMAを見せて勝ちたいです。「負けられない」とかどうでも良くて、そんなこと試合前に考えることじゃない。YA-MANは「平本のほうがリスクがある」とか言ってたけど、そんなネガティブに試合を考えてないんで。
――また、「平本キッズは全員バカ。ブーイングしてこい」とファンも煽っていました。
平本 俺のファンはブーイングなんかしなくていいですよ。YA-MANの悪口って面白くない。悪口を言っていい権利がある人は、小馬鹿にしても面白くするとか、愛があるとか。アイツの悪口って不快にしかならないし、どんよりしちゃってエンタメになってないから爆笑できない。ネガティブな雰囲気を出すから嫌だなと思ってて。朝倉未来とか太田忍は面白いじゃないですか、「コイツにはやられた」みたいな。でもYA-MANは本当に面白くないし不快にしかならないから、平本キッズには「もう無視しましょう」と。今回はそういう煽り合いをしないから、試合だけ集中して見てくれたらって感じです。
■朝倉未来は「リスペクトを込めた反面教師」当初の大みそかの対戦相手のヒントは……
――今回の試合のストーリーには、朝倉未来選手は外せないです。YA-MAN戦に敗れて引退を宣言したり、現役続行を伝える動画では涙を流していましが、平本選手は朝倉未来選手への感情に変化はありましたか？
平本 あんだけの大金をつかんで、本人としてはある程度やりきった部分が出てきて、格闘技へのやる気がなくなっちゃうのは当然だと思うんです。あんな金持ちになっちゃうと、普通は格闘技に熱中して研究できない。僕は格闘技が大好きだから熱中していますけど、逆に朝倉未来みたいにYouTubeをやったりビジネスを広げられない。だから、リスペクトを込めた反面教師です。でもそんな自分だからこそ、世界的にどんどん大きくなっていける可能性があると思っています。
――YA-MAN戦に勝利した先には、未来さんとの試合が見えてきます。
平本 別に俺も朝倉未来が大好きな訳じゃないし（笑）、ただ面白くしたいって思ってるけど、「エンタメ枠」ってうるせぇヤツがいっぱいいるじゃないですか。エンタメもできないくせにしゃしゃってんじゃねぇぞって話で、エンタメやりながら本物を目指すんだよ、バカ。見たくなきゃ見なければいいし、俺と朝倉未来なら『THE MATCH』を余裕で超えるぐらい面白いものを作れる自信しかないんで。そのためにもYA-MAN戦は絶対に勝ちます。
――当初は大みそかの相手はYA-MAN選手ではなかったそうですが、どんな選手だったのか、ヒントを教えていただけないですか？
平本 ヒントか……、YA-MANの10億倍くらいのイケメンです（笑）。
――最近は三浦孝太選手と一緒に練習していますが、YA-MAN対策ですか？
平本 いやいや、お互いの試合が決まる前くらいから食事に行ったり親交を深めて、一緒に練習しようって言ってて。どっちも大みそかに試合が決まったので練習を始めました。話せば話すほど魅力的な人間で面白いんですよ。やっぱキングカズの息子として、お父さんから受け継いでますね。根っこにある本質を理解できて、面白いものの感覚も僕と同じですし、『男はつらいよ』とか昭和の映画も好きだったり。世間的には“親の七光り”でRIZINに出てるって思われてるけど、観点やセンスもいいので後は爆発するだけです。変なふうに潰されたくないから、僕も悪影響を与えすぎずに（笑）、見せ方とか教えていけたらと思っています。
■個性的すぎるチームは「全員が勝ちます」安保瑠輝也のMMA本格参戦にも期待
――大みそかには、弟の丈さんがプロデビューすることも決定しました。
平本 本当にめちゃくちゃナメられてると思うんですけど、そういうヤツは試合を見たらみんな黙りますよ、アイツは強いので。かといってプレッシャーをかけてるつもりはなくて、アイツがのびのびと自由に戦ったら本当にすごいので、相手が俺とSNSでやりあってたYUSHIだからとか関係なく、自分の試合をしてほしい。それは（篠塚）辰樹もそうだし、安保にも竜誠くんにも勝ってほしい、というか全員が勝ちます。今まで一番面白い格闘技集団ができました（笑）。
――自らMMAにスカウトした安保選手の練習状況は？
平本 アイツは勝つと思いますよ。あんな自信満々でMMAデビューするキックボクサーを見たことないし、逆に短期間の準備で良かったと思いますよ。今できることを全力で教えてますし、アイツは本番に強いのでぶちかましてくれるんじゃないかな。アイツのMMAを見るのが純粋に楽しみだし、来年の春にまたMMAをやったりしても面白い。フェザー級に来て萩原（京平）と安保のMMAとか見たくないですか？ アイツがMMAにくるだけで一気にRIZINが面白くなりますよ。
――プロデューサー目線ですね。最後に、RIZIN広報の笹原さんが「腰を抜かすほど驚いた」という決心をされたとSNSで明かしていましたが、どんな内容でしょうか？
平本 いま言えるヒントは「朝倉兄弟、カッコいい」って感じです（笑）。追々に分かってくると思います。今はとにかく、自分が始めてきた物語がシーズン2に入る感じで、大みそかの試合がその第一歩なんで、絶対に勝ちます！
●『RIZIN.45』対戦カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
・65キロ級（5分2ラウンド）
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・フェザー級
平本蓮 vs. YA-MAN
・70キロ級（5分2ラウンド）
安保瑠輝也 vs. 久保優太
・60キロ級キックルール（OFG）
篠塚辰樹 vs. 冨澤大智
・バンタム級
平本丈 vs. YUSHI
◆会場チケット発売中
PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEにて
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この記事の写真を見る（全18枚）2023/12/17
