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『ツギクル芸人グランプリ』太田プロのストレッチーズが優勝 上島竜兵さんに感謝「乾杯しにいきたい」

 “次世代のスターお笑い芸人”発掘コンテスト『ツギクル芸人グランプリ2022』が21日、フジテレビで生放送され、コンビのストレッチーズ(福島敏貴、高木貫太)が優勝し、3代目王者の座を獲得した。

『ツギクル芸人グランプリ2022』で優勝したストレッチーズ(左から)福島敏貴、高木貫太(C)フジテレビ

『ツギクル芸人グランプリ2022』で優勝したストレッチーズ(左から)福島敏貴、高木貫太(C)フジテレビ

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 同番組は、漫才・ピン芸・コントなどジャンルを問わず、今後の芸能界を担うであろう“次世代のスターお笑い芸人”、すなわち「ツギクル芸人」を発掘するために日本音楽事業者協会とフジテレビがタッグを組んで開催する、年に一度のお笑いコンテスト。今回の開催で3回目となり、MCは2年連続で爆笑問題が務めた。

 決勝大会には全15組が参加。ファーストステージは、1ブロック5組ずつの計3ブロックのトーナメント方式で争われ、各ブロックを勝ち上がった3組のファイナルステージをストレッチーズが制した。

■ストレッチーズ(福島敏貴、高木貫太)優勝コメント

――今の率直な気持ちは?

福島「第1回、2回の大会はコント師が優勝したので、漫才師は難しいのかな、と思ったのですが“絶対に優勝するぞ”という気持ちでいちばん強い2つのネタを用意して挑みました。本当に、優勝できたんだ!という驚きもありますが、うれしいです!」

高木「めちゃめちゃうれしかったんですけど、“優勝はストレッチーズ”と言われた瞬間は何が起きているのかわからないという感じで。今、こうして囲み取材というものを人生で初めて受けていて、芸能界に入っているんだなとちょっとだけ実感しています」

――尊敬する芸人は?

高木「2人でよく面白いよね、と話しているのはオードリーさん。ラジオをよく聞いています。ネタ漫才で売れたというイメージがあるので、僕たちもそんなふうになれたらいいよねと話しています」

――太田プロダクション所属のお笑い芸人が、このようなコンテストで優勝するのは初めてと聞いたが、事務所の芸人で尊敬する人は?

福島「ダチョウ倶楽部の上島竜平さんです。とてもお世話になって、かわいがっていただきました。事務所に入って5年ほどですが、僕は上島さんに憧れて、目標にして、尊敬して、頑張るぞという思いでやってきました。会うたびに“お前は売れる”と言ってくれて“今はネタを頑張れ”と、励ましのお言葉をいただいてきました。“大会で優勝しました”と伝えたいですし、賞金で上島さんの大好きな黒霧島を買って乾杯しにいきたいです」
高木「上島さんには2人でお世話になっていたんですけど、特に相方はかわいがっていただいていました」

――『M-1グランプリ』への意気込みを。

福島「今年優勝します!」

高木「『ツギクル芸人グランプリ』の決勝に進出できたことがまずうれしい。優勝したいと思って挑みましたが、いざ優勝すると現実味がなくて。でも、だんだん優勝したことを実感してきて、年末の『M-1グランプリ』への風向きがめちゃめちゃいいんじゃないかなと思ってきています」

――出演したい番組は?

高木「いっぱいやりたいネタがあるので、ネタ番組はどの局でもどの番組でも出たいです」

福島「相方とは高校、大学が一緒でずっと友達なんですけど、高校のときからずっと『ハモネプ』の話をしていて。『ハモネプ』が放送するたびに、話をするくらい好きです。学生を応援する番組に出演することが夢なので、ネタ番組以外だったらそういう番組に出たいです」

――芸人になることに対して、家族の反応は?

福島「めちゃくちゃ反対されて、いまだに反対されています。僕は、両親から“いつやめるんだ?”と実家に帰るたびに言われています。大学卒業のときに、“芸人になる”と言ったときも猛反対されました」

高木「僕は、今は母親も父親も応援してくれてるんですけど、大学卒業して就職するか、芸人になるかというタイミングで“芸人になる”と言ったときは母親からめちゃくちゃ反対されて。8 回ぐらい家族会議があって、8 回泣かれて、やっとしぶしぶ了承してくれた。最近は諦めてくれたのか、売れる方にギリギリBETしてくれたのかわからないですけど今は応援してくれています。今日も、たぶん見てくれたと思います」

――本番に向けてどんな準備を?

福島「昨日の夜は、今日の1本目と同じネタの『M-1グランプリ』の予選の動画を見ていました。自分だけが見られるように保存していたんです。それを見て、ネタを忘れないようにしていたのもあるし、そこそこウケていたので“ウケている、大丈夫”と自分へのやる気を出させるために、その動画を見ていました」

高木「今日やったネタ2本は2人で仕上げてきたネタ。“他にこういう展開はないか”“こういうボケはないか”“いらない言葉はないか”と用意してきたネタだったので、優勝できるんじゃないかという気持ちで挑みました」

――緊張は?

福島「昨日のリハーサルから緊張しました。でも今日出番の前に、太田光さんに“ストレッチーズの福島です”とご挨拶をさせていただいたら、“クソレッチーズ?”と言っていただいて。“あ、違います。ストレッチーズです”と返して。それで笑わせていただいて、ネタ前に緊張をほどいていただきました」

高木「します。こんなに照明の多いところに来ることはなくて。普段薄暗い場所にいるのでそれだけで緊張しちゃいます。リハも緊張しましたし、実際審査員の方や爆笑問題さんとかいらっしゃってより緊張したんですけど、今思えば、程よい緊張感でできたと思います」

――賞金の使い道は?

福島「バイトをいったん休んで、お笑いに集中するお金にしたいと思います。アルバイトは、医学部専門予備校のチューターをやっています。講師ではないのですが、事務も兼任して。週2回ほどやっています」

高木「ほぼ相方と同じですが、もし(賞金が)余ればかっこいい自転車が欲しい(笑)。自転車だと移動がしやすいんですけど、今乗っているママチャリが壊れちゃったのに、お金がなくて買えなかったので。僕のアルバイトは警備員。工事現場の前に立って“すみません、ここ通れないので迂回してください”の人をやっています(笑)」

――ネタを作るにあたって意識していることは?

福島「僕たち、はっきりしたキャラクターとか、カラーがないんです。テレビ番組を制作している方も僕たちをずっと使いづらかったと思います。“どんなキャッチコピーをつけようか”とか、“どういう風に打ち出したらいいのか”と。僕らも自身も出せないし、見つけていただけないな、と思っていたので、こういう大会で優勝して、“○○で優勝”という肩書きをキャラにするしかないな、と思っていました。これからは、『ツギクル芸人グランプリ2022年』優勝、というキャッチコピーで使っていただきたいです。そして他の賞レースでも優勝していきたいです!」

高木「内容は日常のあるあるを扱っています。いくつも展開があるネタが2人とも好きなので、一辺倒にならないように動きを加えたり、攻守が逆転したり、動き、展開が起こるネタを作ろうと念頭に置いています」

――家に帰って、やりたいことは?

福島・高木「家帰ったらというか、今、まずたばこを吸いたいです(笑)家に帰っても吸います!」

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