人気グループ・ジャニーズWESTの小瀧望が25日、都内で行われた『第29回読売演劇大賞』に出席。昨年の受賞者としてプレゼンターを務めた小瀧は、今年度の「杉村春子賞」に輝いた女優・那須凜に記念品を授与した。 さらに小瀧は、スピーチで「こうして今年も無事に『読売演劇大賞』が開催されたこと、うれしく思います。コロナ禍で作品をやり遂げるということは、想像を絶するストレスとプレッシャーだったと思います。その中で立ち向かい、やり遂げた方々を心から尊敬します」とあいさつ。 続けて「今年も演劇界、エンタメ界が大いに盛り上がることを願っていますし、僕も微力ながら盛り上げていきたい」と言葉に力を込めると「受賞された皆さん、そして那須凜さん、本当におめでとうございます」と祝辞を述べた。 今年度の受賞者として、会場から万雷の拍手を浴びた那須は「賞をいただけて本当に信じられない気持ちなんですが、父と母のお芝居をずっと見てきて、演劇というものに憧れを持って芝居を始めて、何となく女優として認められないような気持ちでしたが、やっと『ちょっと自信を持っていいよ』と神様に言っていただけたような気がします」と感無量の表情でスピーチをしていた。 読売演劇大賞は、演劇文化の振興のために1992年に創設。選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品、男優、女優、演出家、スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定する。このほか、新人を顕彰する杉村春子賞や、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞が設けられている。