主にCM、ドラマ、映画、舞台で活躍する松山、桜庭ななみ、宮武美桜、高月彩良、宮武祭の5人で構成されるbump.yについて、西寺は「グループありきではなく、まずそれぞれの“個”ありき…」と語る。自ら「“昭和”の香りを内包するシングル」と話す楽曲の制作にあたり、こだわったのはメロディと歌詞のインパクト。「松田聖子さんや、中森明菜さん、小泉今日子さんなど、当時の独立したソロのアイドル歌手が、もしもグループを組んでレコードを制作していたなら、どんな曲を歌うのだろうか?」という“妄想”を具現化することを目指したという。
80年代ポップを熟知する西寺とともに、作詞作曲を手掛けるのはミュージシャン・谷口尚久。瞳を宇宙に例えて、瞳に引き込まれる感覚を“恋の引力”と表現する歌詞と疾走感あふれるメロディは、全員が平成生まれのメンバーたちにも強いインパクトを与えており、桜庭は「歌っていると壮大な景色が目に浮かび、私もいつか大切な人を待てるような気持ちになりたいなと憧れます」。高月も「初めて聴いた時、なんだこの気持ちは!と思いました。一気に恋がしたくなりました」と胸を躍らせる。また、そろって「少し大人っぽい曲」と語った宮武姉妹の姉・美桜は「今までより少し大人っぽいbump.yに注目してほしいです」と聴きどころを話し、妹・祭も「新しい魅力が出せるんじゃないかと思います」とこれに続いた。