7年越しの夢、東京ドーム3days公演で14万4000人を動員した翌日、前田をはじめ、高橋みなみ(21)、小嶋陽菜(24)、篠田麻里子(26)らが所属するチームAが、定員250人の劇場でいつものように公演をスタート。この日が最後となった定位置・センターポジションで躍動した。
16人のメンバーでかみしめるように16曲のセットリストを歌いきったあと、グループ最大の功労者の卒業を盛大に送り出すため、ふだん劇場では共演しないチームKの大島優子(23)、板野友美(21)、峯岸みなみ(19)、チームBの柏木由紀(21)、渡辺麻友(18)、SKE48の松井珠理奈(15)、松井玲奈(21)、HKT48へ移籍した指原莉乃(19)らも駆けつけ、総勢28人で「あっちゃんセンター・ヒットメドレー」を披露した。
メンバーがそれぞれに前田への思いを涙ながらに語り、大島は「ここまでAKB48を連れてきてくれてありがとうございました」と深々とお辞儀。「よきライバルでいてくれてありがとうございました」と続けると、前田は笑顔で受け止めた。
2005年12月8日の劇場デビュー以来、センターポジションに立ってきた前田の在籍期間は6年8ヶ月19日。長い下積みを経て黄金期を築き、夢の東京ドーム3days公演を成功させたAKB48の第一章が終止符を打ち、明日から第二章がスタートする。