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(更新: ORICON NEWS

2013年“流行語大賞”大予想『混戦必至!?「倍返し」に「じぇじぇ」…あなたの一票は?』

 年末の恒例行事といえば『ユーキャン 新語・流行語大賞』もそのひとつ。今年は上半期からさまざまな流行語が世間を賑わせたことから、例年以上に混戦が予想される。そこで今回は『流行語大賞に選ばれると思う言葉』について、10代〜40代の男女1000名を対象に緊急調査! 流行語から改めて2013年の出来事を振り返ってみよう。

汎用性の高さから本命視される『倍返し』

  • ドラマ終了後も半沢人気は尽きず

    ドラマ終了後も半沢人気は尽きず

 その年1年間に発生した「ことば」の中から、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選ぶ年末恒例の『新語・流行語大賞』。今年は例年以上に様々なジャンルから流行語が生まれたことから、大賞の“本命”も意見が割れることは必至。そこでORICON STYLEでは一足早く、2013年流行語大賞予想のアンケート調査を実施。首位となったのは、社会現象となったドラマ『半沢直樹』(TBS系)の決め台詞【倍返し】。現状では他の競合ワードから一歩抜きん出る結果となった。

 もはや説明不要ともいえる程の大ヒットとなった『半沢直樹』。視聴率42.2%という歴史的快挙で幕を閉じて、暫く経つが、未だに著名人たちの引用、バラエティ番組のサブタイトル、雑誌の見出し等、様々なシーンから「倍返しだ!」というワードが聞えてくることからも、改めてその汎用性の高さがうかがえる。

 「倍返し」を大賞と予想した理由としては、「日常的に使いやすい言葉だから」(神奈川県/10代/女性)、「言っていて気持ちいいから」(茨城県/20代/男性)、「ドラマのストーリーも好きだったけど、このセリフが聞きたくて観てたところも多分にあった。堺さんもノリにノってるし、是非取って頂きたい」(神奈川県/30代/女性)などの意見が挙がった。やはり、その使い勝手の良さと爽快感は近年のドラマ作品の決め台詞の中でも突出していると言えるだろう。

「いつやるか? 今でしょ!」もすでに懐かしのフレーズ!?

  • テレビでも引っ張りだこの林修氏

    テレビでも引っ張りだこの林修氏

 2位には、現在もテレビやイベント等に引っ張りだこの東進ハイスクール・林修氏の決め台詞【いつやるか? 今でしょ!】が続く。ブレイクのきっかけは同校CMで放送された林氏の授業で、“ドヤ顔”を決めながら台詞を発し、視聴者に強烈なインパクトを残した。

 流石に今年の上半期を象徴するワードだっただけに大賞に推すコメントも多く、「林先生のこの言葉が印象に残りました。聞いた時は確かにと思うほどインパクトがありました。政治家も使うほどですから…」(高知県/40代/男性)、「わかりやすくインパクトがあって、そして何よりも相手を前向きな気持ちにさせる言葉だと思う」(福岡県/30代/男性)などのコメントが目立った。他者に奮起を促すということは、えてして言われた当人からすると耳障りになりがち。だが、“いつやるか?”と振られたら“今でしょ!”と返すという一連の流れがセットになっていることにより、言われる側もあまり不快に感じないというのが同フレーズの利点といえるだろう。

 今年の上半期は同フレーズが大賞間違いなしとされてきたが、軒並み新たな流行語が生まれたことで、随分と懐かしいワードに聞こえてしまうことから隔世の感を禁じ得ない。

あまちゃん関連が大量ノミネートの可能性も

  • 一大ブームを巻き起こした『あまちゃん』はどうなる?

    一大ブームを巻き起こした『あまちゃん』はどうなる?

 そして3位には、こちらも社会的なブームを巻き起こした朝の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合)で主人公が発する決め台詞【じぇじぇじぇ】がランクイン。元々は、岩手県北三陸地方に伝わる方言で、驚いた時などに使う言葉であり、“じぇ”の数でその度合いを表しているのだが、同作のヒットにより全国区となった。

 天真爛漫なアキと同フレーズが交わることで、何とも言えない“ほっこり”した気持ちになる視聴者が多く、「言葉の響きが面白いし、ドラマ自体が東北を応援していたから」(岐阜県/20代/女性)、「老若男女問わず知っていて、使える言葉だと思うから。実際に使っている人が多いから」(東京都/30代/男性)などのコメントが寄せられた。

 今回の予想ランキング7位にも【あまちゃん】がランクインされていることからも分かるように、同作から派生した流行語が多数ノミネートされるのでは? という声も多い。また、NHK朝の連続テレビ小説から派生したという点からも大賞に選ばれる可能性が十分にあるといえるだろう。

国際的な重要度として「おもてなし」「アベノミクス」を本命視する声も

  • 話題を読んだ「おもてなし」はノミネートされるのか!?

    話題を読んだ「おもてなし」はノミネートされるのか!?

 そのほかの上位ワードを見ると、2020年の五輪開催国決定のIOC総会プレゼンで、滝川クリステルが発した【おもてなし】が4位にランクイン。流暢なフランス語を駆使しながら日本人の良さを象徴する同ワードで、IOC委員の心を動かした。国際的な舞台で話題となったワードだけに、その意義を含めて大賞の可能性も高い。意義という面では、日本の経済復興を促すための政策として打ち立てられた【アベノミクス】にも同様のことが言える。

 今年は例年以上に大賞予想を1本に絞れない、まさに“混戦”の様相を呈してきた流行語大賞。しかも年末の発表まで約3ヶ月あることから、新たに世間を賑わすワードが生まれる可能性も十分ある。果たして大賞に選ばれるのはどのワードか? 今後の動向から目が離せない。

【調査概要】
調査時期:2013年10月4日(金)〜10月9日(水)
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女1000名
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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