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「優しい世界」「虫を助けることができる人がいるなんて」… ピンセットを使った繊細な“手術“ 小さな命を救った動画が20.7万再生
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脱皮不全で弱っていたいも虫”もいちゃん”/ありんこ研究室さん(@insects_diary)提供
ピンセットで慎重に皮を取り除く様子/ありんこ研究室さん(@insects_diary)提供
「実は手術の2日ほど前に”もいちゃん”を見つけていました。皮がお尻の方に残ったまま、乾燥して体を締め付けてしまっている状態でした。一度は葉の上に戻しその場を去りましたが、2日後にも、まだ生きていて皮を外そうと一生懸命もがいていました。この子なら手術にも耐えられるかもしれないと希望を感じ、手術を決めました」(ありんこ研究室さん)
手術後、元気を取り戻した”もいちゃん”/ありんこ研究室さん(@insects_diary)提供
「数日間葉っぱを食べられず、体はとても痩せてしまっていました。1cmほどの小さな体を、強い力をかけずにつまむことがとても難しかったです。できるだけ手早く、かつ丁寧に皮を取り除く必要がありました」
――手術後、もいちゃんがすぐに排泄し、元気を取り戻していく様子を見てどのようなお気持ちでしたか?
「まずは手術をして本当に良かったと感じました。正直、手術後にあそこまで元気になってくれるとは全く想像していませんでした。手術後すぐにお水を懸命に飲んでいる姿は、強く『生きよう』としているように見えて、ハッとさせられました」
繭を作った”もいちゃん”/ありんこ研究室さん(@insects_diary)提供
「一言で表すなら、好奇心をどこまでも刺激してくれる存在です。小さな体の中で複雑な生命機構が働いていることには日々感動しますし、まだまだ未解明の事象が溢れている魅力的な生き物だと思います。1個体1個体に目を向けてそれぞれの一生を知ってもらえれば、昆虫も意外と可愛いかも、と思ってもらえるのではないかと考えています」
――現在のもいちゃんの回復具合はいかがでしょうか?
「手術後どんどん成長し蛹にまでなれましたが、実はあの後、羽化することなく亡くなってしまいました。蛹になってから数日後、繭を作るのに使っていた葉にカビが生えてしまい、蛹だけを別の容器に避難させていたのですが、そのわずかな環境の変化が影響したのかもしれません。悔しさは尽きませんが、術後すぐのお別れを覚悟していたもいちゃんがここまで大きくなってくれて、本当に勇気をもらいました」