
“あざと女子”として人気の松村沙友理が、東京から新幹線に乗って、奈良・飛鳥へ!「奈良は大仏と鹿くらいしか知らない」など奈良市内の観光地の印象が強いが、だからこそ一足伸ばした飛鳥の旅には新鮮な魅力がいっぱい。2人の天皇に愛された古代の歌人であり、飛鳥のあざと女子(?)額田王(ぬかたのおおきみ)ゆかりの地を巡る今回の旅。はたして、令和のあざと女子・さゆりんごは何を感じる? 映える“あざとポイント”も満載、古代の風を感じながら、飛鳥の旅に出発しよう! 飛鳥ってどんなところ? 額田王って誰?
東京から新幹線で京都へ向かったさゆりんご。新幹線中央口を出ると、目の前には近鉄の改札口が。そこから特急に乗り継いで、いよいよ飛鳥駅に到着。「実は飛鳥には高校1年の時の遠足で来ていて。でもその頃は、のんびりした風景で昔のものがあるな~という意識で楽しんじゃってました(笑)」とのこと。額田王については「調べてみたら、すごい愛され女子なんですね! 歌で恋する気持ちを伝えていて、なんだかロマンを感じます。今はメールやSNSが主流ですけど、時間をかけて歌を書いて気持ちを伝えるってステキ!」。額田王の歌とともに巡る今回の旅に、令和のあざと女子は「楽しそう」とニッコリ。もしかしたら、額田王に学ぶべき“あざと力”があるかも? 【飛鳥とは】奈良盆地南部に位置する明日香村を中心とした場所。7世紀の日本の中心地。のどかな風景の中に、遺跡や古墳、寺社が点在。世界文化遺産候補として推薦されている。
【額田王(ぬかたのおおきみ)とは】飛鳥時代の女流歌人で、斉明天皇の女官として出仕。天武天皇(大海人皇子)・天智天皇と、2人の天皇に愛され、恋の歌も多い。
あざと女子・松村沙友理、恋の歌人・額田王気分でいざいざ出発♪
まずは駅前にある飛鳥びとの館へ。飛鳥観光の情報収集ができるほか、周遊バスのフリー切符販売やレンタサイクル・タクシーの案内も。そして注目は、ここでレンタルした古代衣装を着て観光できること! さっそく着替えたさゆりんごは、「カラバリもあってかわいいし、サラサラして着心地もいい! 額田王もこんな服を着てたのかな~?」と、古代に思いを馳せる。
額田王気分に浸ったところで、2人の天皇に愛された彼女ならではの恋の歌<茜さす/紫野ゆき標野ゆき/野守は見ずや君が袖ふる(意訳:天智天皇の治める地で、そんなに手を振ったら見つかりますよ)>の感想を聞いてみると…?「恋の歌って、愛してる愛してるって感じかと思ったら…。そういう言葉は使わずに、ちゃんと三角関係も織り込みながら詠んでいるのが、あざといですね!」と、その才能にビックリ。
飛鳥では神社仏閣だけではなく、古墳でも御朱印がもらえるそう。「家族旅行のとき、神社やお寺で御朱印をいただいたことがあります。古墳でも御朱印がもらえるなんて、レアだし楽しみ!」。JR東海「いざいざ奈良」キャンペーン3周年記念の御朱印帳(外部サイト)を持って、いざ飛鳥の旅へ! 【飛鳥びとの館】奈良県高市郡明日香村越6-3(近鉄飛鳥駅前) 営業時間/8:30~17:00 年中無休(年末年始を除く) 高松塚古墳でなりきり飛鳥美人! 額田王の恋の歌に思わず共感

高松塚壁画館

高松塚壁画館
最初に訪れたのは、「飛鳥美人」と呼ばれる「西壁女子群像」が有名な高松塚古墳の壁画館。さゆりんごは、「こんな鮮やかな色彩だったんですか?」とその美しさに感心。石室(レプリカ)にも興味津々で、「ここには何があったんですか? 誰が寝てはったんですか?」と思わず関西弁が飛び出る場面も。「古代からカラフルにオシャレしてたんだなって。それに、みんな鼻が高くてスッキリした美人。壁画に描いてもらうなら、私だってキレイに描いてほしい!(笑)」ということで、飛鳥美人を意識して同じポーズで撮影♪ 壁画館の後は、古墳にも足を運んださゆりんご。諸説あるが、被葬者は額田王の元夫で恋人の1人・天武天皇の皇子ではないかと言われている。額田王と同時代の風を感じながら、恋の歌<君待つと/我が恋ひ居れば我が宿の/簾動かし秋の風吹く(意訳:恋しいあなたかと思ったら、秋の風でした)>の感想を聞くと…? 「早く会いたいって直接言わずに遠まわしに? ちょっとずつ気持ちを匂わせるところはあざといというか、かわいらしいですよね!」。
-
高松塚古墳
-
高松塚壁画館
【高松塚壁画館】近鉄飛鳥駅から徒歩12分、またはバス停「高松塚」。奈良県高市郡明日香村大字平田439(国営飛鳥歴史公園内) 開館時間9:00-17:00(入館16:30まで)。12月29日~1月3日および、4・7・11・2月の第2月曜日(祝祭日の場合は翌平日)は休館 <入場料>大人300円(250円)/学生(高校・大学)130円(100円)/小人(小・中学校)70円(50円) ※()内は団体料金(10人以上)【高松塚古墳】奈良県高市郡明日香村大字平田字高松444