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ORICON NEWS
『ガンニバル』シーズン2 最終話直前スペシャル!
笠松将 × 大塚ヒロタ × 熱狂的ウォッチャーと語り合う『ガンニバル』の<真実>と<衝撃>
『ガンニバル』シーズン2 (c)2025 Disney
■キャラクターの個性がしっかり出ているアクションシーンに自信あり!
――配信されたばかりの第7話を観てどんな思いでしょうか?
ウォッチャー:こんなに泣けるとは思わなかったです。ボロボロに泣いてしまって、化粧直しが大変でした。
笠松:嬉しいですね。でも泣けるんだ?
笠松:そうなんですね。僕らは台本を読んだとき、あのシーンはエモーショナルというよりかは恐怖とか緊迫感にフォーカスしていたので、そういう風な解釈も知れて嬉しいです。
大塚:台本読んでも、アクション等も含めて仕上りがどうなるかまでは完璧には想像しきれないですからね、そういう感想になるんですね!
『ガンニバル』シーズン2 <第7話>恵介に"あの人"が歩み寄る? (c)2025 Disney
『ガンニバル』シーズン2 <第7話>ましろを助けにいく大悟 (c)2025 Disney
――シーズン2は、まさに後藤家の面々の暴れっぷりがさらに際立ってきた印象ですが、1~7話を通して笠松さんが印象に残っているシーンはありますか?
『ガンニバル』シーズン2 <第2話>後藤家と機動隊の壮絶な銃撃戦 (c)2025 Disney
後藤太一と陽二(双子)役で出演している大塚ヒロタも座談会に緊急参加!
『ガンニバル』シーズン2 <第7話>供花村の連中が恵介に銃口を向ける (c)2025 Disney
■ちょっとでも『ガンニバル』という世界に触れてもらったら、釘づけにしてしまう力がある
――ウォッチャーの皆さんで、印象に残っているシーンはありますか?
『ガンニバル』シーズン2 <第3話>恵介と父・清の関係に不穏な空気が! (c)2025 Disney
笠松:あれは現場で「後藤恵介」がやったことですね。基本的に片山監督は、僕に細かい演出はなかったんです。恵介という男の哲学というか芯の部分をしっかり共有することはありましたが、それだけであとは「こういう動作をしてほしい」というのはほとんどなかったですね。だからあのシーンも、そのときの恵介が感じたことなんだろうなと思います。
『ガンニバル』シーズン2 <第2話>すみれの運命はいかに!?(c)2025 Disney
笠松:嬉しいな。このドラマって先ほども話したように観て楽しめるアクション的な要素と、いま話していただいた人間の感情を描く部分のバランスがすごくいいと思うんです。グッと入り込んでみてくださる人も、エンタメとして携帯触りながら観る人もどちらも楽しめる。でもちょっとでも『ガンニバル』という世界に触れてもらったら、釘づけにしてしまう力があると思います。
■この作品を経験してしまったら、レベルを落とせない
――笠松さん自身『ガンニバル』という作品に携わったことで、俳優として変わったことはありましたか?
――それだけ熱い思いでスタッフ、キャストが取り組んでいるから、こうして観ている方も熱い感想を送ってくれるんですね
ガンニバル座談会に参加した笠松将、大塚ヒロタと作品ウォッチャーの方々
■「恵介は死なないで欲しい」最終回に向けたファンの思い!
――いま笠松さんから最終話についてのお話が少しありましたが、ウォッチャーさんたちは、どんな最終回だと想像していますか?
『ガンニバル』シーズン2 <第7話>苦悩する恵介の前に死んだはずの銀が現れる (c)2025 Disney
笠松:原作と同じか分からないですよ。
『ガンニバル』シーズン2 <第7話>“あの人”をかばう ましろ (c)2025 Disney
笠松:その視点はすごくいいですね。
笠松:いろいろな意見があって嬉しいですね。でも最後って一番難しいんですよね。一つ言えることは、第8話で物語は確実に完結します。そこには片山監督の愛がしっかり詰まっていると思います。ネタバレになってしまうかもしれませんが、供花村のその後をしっかりと描いています。僕はそれがすごく好きで、愛を感じました。しかもめちゃくちゃリアル。リアルだからこそ残酷であるし、希望もある。監督が僕を信じて最後の芝居をさせてくれたことも感謝しています。
――見どころをたくさんお話いただきましたが、最後に『ガンニバル』ファンに向けて思いを!
『ガンニバル』シーズン2 <第4話>自身の役割と正義について深く悩む恵介 (c)2025 Disney
そのくらい、クライマックスはスゴイです!
笠松:最終回を観ていただいたとき「なんか物足りないな」とか「あの人どうなったんだよ」みたいなことはほとんどないと思います。しっかりと完結しています。片山監督をはじめ、スタッフ、キャストの覚悟をしっかり感じていただけると思います。
撮影が終わって出来上がった作品を観て、僕は「やり切った」という高揚感もありますし「終わってしまうんだ」という寂しさも感じました。そして最終回前に、作品を本当にじっくり観てくださっている方々とお話しができたことも幸せでした。
作品を観て、いろいろ思いを馳せてくださる方に「日本のドラマも捨てたもんじゃないな」と思ってもらえるような作品を、これからも作っていかなければいけないと思っています。いろいろと大それたことを言いましたが、そんな言葉も恥ずかしくないと思えるような作品になっていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。そしてまた、最初から、違った視点で観ていただけたらと思います。(取材・文:磯部正和)
座談会を盛り上げてくれた笠松将と大塚ヒロタ
『ガンニバル』シーズン2|メイキングムービー<アクション編>
ディズニープラス スターにて独占配信中
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、中島歩、岩瀬亮、松浦祐也、永田崇人、ジン・デヨン、六角精児、恒松祐里、倉悠貴、福島リラ、谷中敦、テイ龍進、豊原功補、矢柴俊博、河井青葉、赤堀雅秋、二階堂智、大鷹明良、利重剛、中村梅雀、橋爪功、倍賞美津子
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、佐野隆英、大庭功睦
脚本:大江崇允、廣原暁
プロデューサー:山本晃久、半田健
アソシエイトプロデューサー:山本礼二
(c)2025 Disney