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(更新: ORICON NEWS

『ガンニバル』シーズン2 最終話直前スペシャル!

笠松将 × 大塚ヒロタ × 熱狂的ウォッチャーと語り合う『ガンニバル』の<真実>と<衝撃>

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2 (c)2025 Disney

 二宮正明の人気コミックを実写ドラマ化した『ガンニバル』。ディズニープラス スターで2022年より独占配信がスタートすると、そのクオリティの高さに大きな反響が巻き起こり、シーズン2の制作も決定。2025年3月より独占配信が開始されたシーズン2では、供花村を牛耳る“後藤家”の謎が次々に明かされ、シーズン1以上にダイナミックに物語が展開していく。4月16日に配信された第7話では、ついに後藤家当主・後藤恵介と“あの人”との関係も明かされ、物語は最終段階へ突入した。最終話を直前に控えたタイミングで、恵介を演じた笠松将と、熱狂的『ガンニバル』ウォッチャー5人、そして、後藤家メンバー・陽二の双子を一人二役で演じた大塚ヒロタで“ガンニバル座談会”を開催!作品の魅力を語り合った。

『ガンニバル』シーズン2

■キャラクターの個性がしっかり出ているアクションシーンに自信あり!

――配信されたばかりの第7話を観てどんな思いでしょうか?
  • 『ガンニバル』シーズン2

笠松:5~6話で後藤家の過去が描かれての第7話。正直ここから『ガンニバル』という作品の真骨頂になっていくと思うんです。ギアが3つぐらい上がる感じ。どんどん面白くなっていく自信があります。実際7話をご覧になった方はどうでした?

ウォッチャー:こんなに泣けるとは思わなかったです。ボロボロに泣いてしまって、化粧直しが大変でした。

笠松:嬉しいですね。でも泣けるんだ?
ウォッチャー:最後、恵介と(柳楽優弥演じる)大悟が“あの人”と対峙するシーンで、恵介と“あの人”との関係性が見える部分がありますよね。大悟もこれまでの話から二人の関係性を察したのか“あの人”を撃たない。もう恵介と“あの人”の特別な空間が心に刺さって涙が止まらなかったです。
  • 『ガンニバル』シーズン2

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笠松:そうなんですね。僕らは台本を読んだとき、あのシーンはエモーショナルというよりかは恐怖とか緊迫感にフォーカスしていたので、そういう風な解釈も知れて嬉しいです。


大塚:台本読んでも、アクション等も含めて仕上りがどうなるかまでは完璧には想像しきれないですからね、そういう感想になるんですね!

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2 <第7話>恵介に"あの人"が歩み寄る? (c)2025 Disney

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2 <第7話>ましろを助けにいく大悟 (c)2025 Disney

――シーズン2は、まさに後藤家の面々の暴れっぷりがさらに際立ってきた印象ですが、1~7話を通して笠松さんが印象に残っているシーンはありますか?
  • 『ガンニバル』シーズン2

笠松:『ガンニバル』ってかなり多層的な物語なので、どこに主眼を置くかで見え方も変わってくるんですよね。そのなかで僕は、非常に考えさせられるということも大切なのですが、“無心で楽しむ”ということがエンターテインメントのなかでは、とても大事なことだと思うんです。その意味では、やっぱりアクションはかなり自信があります。観返していただけると分かるのですが、ものすごく多くの人たちが戦っているなかで、みんな武器を含めた戦い方が違うんです。そこに生き様というか個性が出ている。特に後藤家と警察の機動隊とのバトルシーンは圧倒的な出来だったと思います。
演じる側も、台本を読んだときと現場でのテンションが全く違い、相当な時間を掛けて撮りました。片山慎三監督も俳優たちが頑張っていると、しっかりカメラを回して撮ってくださる。だからこそ、俳優部もどんどんアイデアを出して、良い相乗効果が生まれました。ぜひ振り返ってみてほしいです。
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    『ガンニバル』シーズン2 <第2話>後藤家と機動隊の壮絶な銃撃戦 (c)2025 Disney

例えば2、3話で後藤家と機動隊の大きなアクションシーンがあるのですが、大塚さんが「ウルル、ハー!」と叫ぶのですが、“それも内気なキャラクターが抑圧から解放される”というのを表現した裏設定があります。片山監督はこういう俳優一人ひとりのアイデアを汲み取ってくれるから、一人ひとりが自由にアイデアを出すことができました。
  • 『ガンニバル』シーズン2

笠松:その夜はみんなで「シェイク」を歌って盛り上がったよね!!!
  • 『ガンニバル』シーズン2

    後藤太一と陽二(双子)役で出演している大塚ヒロタも座談会に緊急参加!

大塚:やってない、やってない(笑)(笑)(笑)

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2 <第7話>供花村の連中が恵介に銃口を向ける (c)2025 Disney

■ちょっとでも『ガンニバル』という世界に触れてもらったら、釘づけにしてしまう力がある

――ウォッチャーの皆さんで、印象に残っているシーンはありますか?
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    『ガンニバル』シーズン2 <第3話>恵介と父・清の関係に不穏な空気が! (c)2025 Disney

ウォッチャー:恵介が父親の後藤清(六角精児)を殺すシーンですね。あのとき、恵介は涙を隠すように帽子を深く被るところでグッときてしまいました。あの動作は、台本にあったのでしょうか?

笠松:あれは現場で「後藤恵介」がやったことですね。基本的に片山監督は、僕に細かい演出はなかったんです。恵介という男の哲学というか芯の部分をしっかり共有することはありましたが、それだけであとは「こういう動作をしてほしい」というのはほとんどなかったですね。だからあのシーンも、そのときの恵介が感じたことなんだろうなと思います。
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    『ガンニバル』シーズン2 <第2話>すみれの運命はいかに!?(c)2025 Disney

ウォッチャー:恵介とすみれ(北香那)のシーンは好きです。シーズン1では、何があっても恵介はすみれに対して表情すら変えないのですが、シーズン2になると、その関係性が変わってくる。笠松さん演じる恵介の一挙手一投足から目が離せなくなります。

笠松:嬉しいな。このドラマって先ほども話したように観て楽しめるアクション的な要素と、いま話していただいた人間の感情を描く部分のバランスがすごくいいと思うんです。グッと入り込んでみてくださる人も、エンタメとして携帯触りながら観る人もどちらも楽しめる。でもちょっとでも『ガンニバル』という世界に触れてもらったら、釘づけにしてしまう力があると思います。

■この作品を経験してしまったら、レベルを落とせない

――笠松さん自身『ガンニバル』という作品に携わったことで、俳優として変わったことはありましたか?
  • 『ガンニバル』シーズン2

笠松:自分の命を懸けて……というと大げさなのかもしれませんが、それぐらい夢中になれる現場でした。「作品に向き合うってこういうことなんだ」ということを片山監督から学んだ気がします。同じことを柳楽優弥さんからも感じたのですが、もうこの作品を経験してしまったら、レベルを落とせないというか。ここまでやることが当然という風に向き合う覚悟が得られた作品ですね。もちろん撮影なので、安全第一というのは大前提ですが、今後の仕事は全てやれるところまでやらなければと思えるような現場でした。
――それだけ熱い思いでスタッフ、キャストが取り組んでいるから、こうして観ている方も熱い感想を送ってくれるんですね

『ガンニバル』シーズン2

ガンニバル座談会に参加した笠松将、大塚ヒロタと作品ウォッチャーの方々

笠松:そうなんです。本当にこちらがあまり意識していないところまで、しっかり理解して聞いてきてくれるんです。「あのシーンは何で笑ったんですか?」とか言われると、こっちも考えるじゃないですか。絶対適当にはやれない。そういう熱い作品ファンの方がいてくれるから、こちらもその思いに応えなければとなります。台本の読み方も変わってくる。細かく観てくださるファンの方がいらっしゃるので、僕自身は超ローカルの商店街みたいなところから、海外の作品まで参加させていただいてますが、全てにおいて手が抜けないですね。『ガンニバル』にしても7話の終わりで「これで終わりなのかな」なんて顔をしていますが、全然終わらないから。もっとすごいことがあります。

■「恵介は死なないで欲しい」最終回に向けたファンの思い!

――いま笠松さんから最終話についてのお話が少しありましたが、ウォッチャーさんたちは、どんな最終回だと想像していますか?

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2 <第7話>苦悩する恵介の前に死んだはずの銀が現れる (c)2025 Disney

ウォッチャー:原作を読んでしまっている人もいるんですよね。
笠松:原作と同じか分からないですよ。
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    『ガンニバル』シーズン2 <第7話>“あの人”をかばう ましろ (c)2025 Disney

ウォッチャー:私はこのドラマ、(大悟と有希の子供である)ましろちゃん(志水心音)がキーポイントになると思っていて。いつも大人が狂いそうになったとき、ましろちゃんが止めに入っているので、子供が幸せになれる村になっていたらいいなという期待を持っています。

笠松:その視点はすごくいいですね。
ウォッチャー:あとは親子の愛がテーマの作品でもあると思うので、最後“あの人”を憎まないで終わるようなラストなのかなという予想をしています。これは願望ですが、恵介は死なないで欲しい。

笠松:いろいろな意見があって嬉しいですね。でも最後って一番難しいんですよね。一つ言えることは、第8話で物語は確実に完結します。そこには片山監督の愛がしっかり詰まっていると思います。ネタバレになってしまうかもしれませんが、供花村のその後をしっかりと描いています。僕はそれがすごく好きで、愛を感じました。しかもめちゃくちゃリアル。リアルだからこそ残酷であるし、希望もある。監督が僕を信じて最後の芝居をさせてくれたことも感謝しています。
――見どころをたくさんお話いただきましたが、最後に『ガンニバル』ファンに向けて思いを!

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2 <第4話>自身の役割と正義について深く悩む恵介 (c)2025 Disney

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大塚:漫画と同じ原作になるのか…? 漫画ファンの方も楽しんでいただけると思う。
そのくらい、クライマックスはスゴイです!

笠松:最終回を観ていただいたとき「なんか物足りないな」とか「あの人どうなったんだよ」みたいなことはほとんどないと思います。しっかりと完結しています。片山監督をはじめ、スタッフ、キャストの覚悟をしっかり感じていただけると思います。

撮影が終わって出来上がった作品を観て、僕は「やり切った」という高揚感もありますし「終わってしまうんだ」という寂しさも感じました。そして最終回前に、作品を本当にじっくり観てくださっている方々とお話しができたことも幸せでした。

作品を観て、いろいろ思いを馳せてくださる方に「日本のドラマも捨てたもんじゃないな」と思ってもらえるような作品を、これからも作っていかなければいけないと思っています。いろいろと大それたことを言いましたが、そんな言葉も恥ずかしくないと思えるような作品になっていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。そしてまた、最初から、違った視点で観ていただけたらと思います。(取材・文:磯部正和)

『ガンニバル』シーズン2

座談会を盛り上げてくれた笠松将と大塚ヒロタ

『ガンニバル』シーズン2

『ガンニバル』シーズン2|メイキングムービー<アクション編>
『ガンニバル』シーズン2
ディズニープラス スターにて独占配信中
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、中島歩、岩瀬亮、松浦祐也、永田崇人、ジン・デヨン、六角精児、恒松祐里、倉悠貴、福島リラ、谷中敦、テイ龍進、豊原功補、矢柴俊博、河井青葉、赤堀雅秋、二階堂智、大鷹明良、利重剛、中村梅雀、橋爪功、倍賞美津子
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、佐野隆英、大庭功睦
脚本:大江崇允、廣原暁
プロデューサー:山本晃久、半田健
アソシエイトプロデューサー:山本礼二
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