Aぇ! group、「年間新人1位」受賞記念・座談会

草間リチャード敬太「やることが次から次へとあって、でも、そのおかげでいろいろ成長できた」

――デビューした2024年はとても忙しい１年だったと思いますが、振り返ってみて印象に残っていることはありますか？

末澤誠也　それぞれが、別々の仕事を並行して進めていた感じはありました。おのおので舞台をやりながら、レコーディングをするとか。アルバムの制作も平行してたかな。
正門良規　（末澤）誠也くん、両方かぶっていましたよ。ツアーもアルバム制作も。ミュージカル『三銃士』やりながらでしたよね？
末澤誠也　…かぶっているな。確かに、そういうことでデビューを実感したところはあったかもしれない。レコーディングでも、ミュージカルの歌い方になっているって指摘されたりしたけど、自分ではわからなくて。自覚がなかったから…。ミュージカルっぽくならないようにと言われても、どうしたらいいのかわからなかった。
佐野晶哉　「フェイシング」って歌うところが、「フェンシング」になっていたよ。
小島健　あかんやん！ しかも（末澤出演のミュージカル）『三銃士』が終わってから3、4ヵ月経っていたやろ!?
末澤誠也　そんなに経ってないわ（笑）。アリーナツアーも、それまではホールツアーしかやったことがなかったから、作り方もだいぶ違っていて。スタッフさんの意見も聞きながらやりましたけど、最初なので難しかったです。
草間リチャード敬太　まぁ、やることが次から次へとあって、詰まっていた印象はあります。この機会にいろんなことをやらなきゃいけないっていうのがあったし、そのおかげでいろいろ成長できたというか、伸びたっていうのはあると思う。
佐野晶哉　年末に、アルバムの特典としてつけるアコースティックライブセッションの映像を収録して、それは結構ハードでした。リハが１日しかなかったので、無理やりもう１日詰め込んで。もとからある曲だけど、新アレンジなので、新曲みたいなものですから。
末澤誠也　余裕を持ってやるってことはあんまりないなぁ。結構いつも、スケジュールカツカツでやっている気がします。
小島健　誠也くんはそうかもしれないですね。
末澤誠也　えっ、俺だけなん!?（笑）。
小島健　アハハ！ ダンスや構成に時間を使うことが多く、バンドって空いてるときに練習することになる。スタジオの問題もあるしね。ダンスを覚えるよりも集中力使います。
末澤誠也　そうやなぁ。だから本当に、SUPER EIGHTさんはすごいなと思う。

――今回はバンドかダンスパフォーマンスか、どっちだろう!? という楽しみになりますけど、やるほうは大変ですよね。

小島健　楽しみにしてもらえるのはうれしいですけどね。アルバムが出たら特に想像するよな。
草間リチャード敬太　確かに。
佐野晶哉　バンドでやるってなったら、そこから練習です。「《A》BEGINNING」のミュージックビデオでバンドやるってなって、みんな大急ぎで前日と当日に練習しました。
小島健　すみません、そこ、カッコ小島以外で。
正門良規　なんでそんな正直なん？（笑）。
小島健　みんなに申し訳ないんで。小島は聴き込んで、現場で実践するタイプなんです。
佐野晶哉　やれることはやったよね？
小島健　はい。

佐野晶哉「（準備中のアルバムは）楽曲ごとに声が際立つ人も変わっているので、楽しんでもらいたい」

――昨年受けたインタビューの質問で、これよく聞かれたなぁと思うのは？

末澤誠也　「デビューして変わったことは？」ですね。
正門良規　「東京で困ったことは？」っていうのもよく聞かれたな。
草間リチャード敬太　「デビューして、これからのAぇ! groupの目標は」
小島健　「ヒッチハイクのコツはなんですか？」
末澤誠也　それお前だけや！
佐野晶哉　ヒッチハイクうまいんか？ 話戻すよ!? 「Aぇ! groupの強みは？」っていうのもめっちゃ聞かれました。
小島健　ヒッチハイクの強みみたいなのも、改めて考えました。手ぶらで行くところとか。
末澤誠也　そんなヒッチハイクキャラ、聞いたことないわ（笑）。
正門良規　メンバーのこともめっちゃ聞かれたな。ひとりずつ。

――まさに「グループの強み」と、「メンバーのこと」は聞きたいと思っていました。デビュー２年目に入るということで。

小島健　ヒッチハイクは……。
末澤誠也　もうええって！（笑）。　えっと強みは、幅の広さですね。歌、踊り、バンド、笑い、アイドルっぽいこともやりますから。どんなジャンルもライブでできるってところは、一回のライブでいろんな楽しみが用意できるので、絶対に飽きさせません。

――Aぇ! groupの皆さんが推奨する“Aぇ! groupの入口”はありますか？

草間リチャード敬太　いや全然。どこから入ってもギャップはありますから。
佐野晶哉　確かに、今準備しているアルバムも、全然統一感がないもんね。リード曲の「Hello」という曲も、1stシングルの「《A》BEGINNING」、2ndシングルの「Gotta Be」ともまた違う、すごくアツい曲なんです。それ以外の新曲12曲もそれぞれに個性があってバラバラで、楽曲ごとに声が際立つ人も変わっているので、楽しんでもらいたいです。
小島健　「Hello」はデビュー曲の候補にも入っていたんです。出すタイミングを待っていて、今回のアルバムのリード曲になりました。

小島健「まっさん（正門良規）は舞台が本当に素晴らしくて感動した」

――（取材時の）隣の席の方の「頑張っていたところ」を教えてください。まずは小島さん、正門さんの頑張っていたところは？

小島健　まっさん（正門良規）は舞台が本当に素晴らしくて感動しました。佐野ちゃんと（正門の舞台観劇を）約束してた日は寝坊してしまったんですが…その翌日に観に行ったんです。死ぬか生きるかの話だったこともあり、僕は呼吸ができないくらい見入ってしまいました。稽古期間からすごく叫んでいたって聞いて、その間に歌番組とかもあったのに、喉もつぶさんとよく走り切ったなと。まっさんだけじゃなくて、みんなすごいんですけどね。
佐野晶哉　うん。
小島健　オイ！（笑）。 とにかく、誇らしかったです。
正門良規　ありがとう。

――正門さん、末澤さんは？

正門良規　（末澤）誠也くんはグループのメインボーカルでセンターで、ミュージカルをやりながらたくさんの歌番組も含めてグループでの音楽活動で突っ走ってくれて、本当に心強かったです。
末澤誠也　ツアーを通して、喉も強くなったしな。枯らすってことがなくなった。
正門良規　バラエティでもすごいんですよ。末澤大回し回もありましたから。
小島健　末澤の大立ち回りが。
草間リチャード敬太　大立ち回りって（笑）。
小島健　この事務所で一番、（笑いの）センスある。
末澤誠也　言い過ぎや！ やめてくれ！（笑）。
小島健　支えてくれているよな？
正門良規　そうそう。
佐野晶哉　俺がなんとかするから大丈夫やって。
末澤誠也　言ったことない（笑）。
佐野晶哉　打ち合わせに入ってきたディレクターさんに「打ち合わせ、大丈夫です」って。
末澤誠也　言うか!! むしろ綿密にするわ！ えっとリチャ（草間リチャード敬太）はツアーでベース弾いて、それ終わったら三人芝居があって、ひとりで何役もやっていて。大変そうなことをやりつつ、髪の毛も短くなって、一番イメチェンした男です。
草間リチャード敬太　今年は変わりましたね。デビュー前はそんなに変えていなかったけど、デビュー後は）髪型を変える機会が多かった。
末澤誠也　こんなに短いのは、事務所に入ったとき以来？ 昔のリチャに戻った感じ。ちょうどグループができた頃の長さやな。
草間リチャード敬太　今少し伸びてきたかも。佐野は全部やっていたよね。音楽面はもちろん、映画にドラマに声優、バラエティも。守備範囲がとにかく広くて、ちゃんと活躍していたから、すごく頑張ったんだろうなと。ライブでも最後に脚つったしね。
佐野晶哉　そうや。（小島に）チューしてくれたもんな。
小島健　そう、つった脚に。
佐野晶哉　そんな小島くんは、これ頑張ってたなみたいなのがホンマにないんですけど……。
末澤誠也　そんなことないって（笑）。
小島健　びっくりした！(俺の) レギュラー番組見てよ！
佐野晶哉　関西を中心に。
正門良規　いやいや、『ドデスカ！』（メ〜テレ）もやってます！
佐野晶哉　関西から名古屋まで。
小島健　東京まで結構来てるよ!?
佐野晶哉　関西と名古屋をよく往復して頑張りました。新幹線で約45分。
小島健　いや（東京まで）2時間半な！
末澤誠也　でも一番移動してたよな？ よう行ったり来たりしているなぁと思ってたわ。
佐野晶哉　頑張っていましたね。
小島健　移動の話しかしてない。
末澤誠也　そんだけ移動しているってことは、それだけ仕事しているってことだから。
小島健　その内容を話して!?
佐野晶哉　弾丸で淡路島に旅行もしていたし。

――　一緒にですか？

佐野晶哉　（真顔で）いえ、僕はそんな時間なかったので。
４人　アハハハハ!!
佐野晶哉　休みを無駄にしない行動力がすごいです。
末澤誠也　一番体力使っていたね。
正門良規　一番頑張っていたよ。
佐野晶哉　リーダーがアクティブで行動力があるから、僕らも元気もらいました。

――小島くんがリーダーでよかったなと思った瞬間は？

小島健　（うれしそうに）あっ、全員に聞いちゃいます!?
末澤誠也　いつも思っていますよ。ムードメーカーですし、明るいし、陽気で元気だし。
草間リチャード敬太　いつも場を明るくしてくれる。
小島健　それが、ちょっと元気過ぎたかなって反省もしていて。高校一年生の後輩がいるんだけど、何人かで現場からそのままご飯に行って、３時間ぐらいガンガンしゃべっていたら、「裏でもそんな感じなんですか？ もうカンベンしてくださいよ……」って鬱陶しがられました。
佐野晶哉　小島くんと後輩２人で作っているグループチャット、小島くんがうるさすぎて抜けた子がいるらしいです（笑）。
末澤誠也　画面上でもうるさいってこと？ 先輩とのグループからって抜けづらいもんやけど、それくらい元気ってことやな（笑）。

――スケジュールが詰まっているときのリハーサルや現場でも元気？

末澤誠也　いや、ぐったりしていますね。
小島健　でも元気なときは元気なんで！ 2025年もそんなAぇ! groupをよろしくお願いします！

オリコン年間ランキング2024 CONTENTS
▼アーティスト別セールス部門
【トータル】　1位〜10位
【音楽ソフト】　1位〜10位
【デジタル】　1位〜10位
【新人】　1位〜10位
【<動画あり>受賞コメント】Snow Man
【<動画あり>受賞コメント】Mrs. GREEN APPLE
【<動画あり>受賞コメント】Aぇ! group

▼作品別売上数部門
【シングル】　1位〜25位
【アルバム】　1位〜25位
【デジタルシングル（単曲）】　1位〜10位
【デジタルアルバム】　1位〜10位
【ストリーミング】　1位〜10位
【合算シングル】　1位〜10位
【合算アルバム】　1位〜10位
【DVD】　1位〜10位
【Blu-ray】　1位〜10位
【ミュージックDVD・Blu-ray】　1位〜10位
【受賞コメント】Snow Man
【<動画あり>受賞コメント】Creepy Nuts
【<動画あり>受賞コメント】Number_i

※集計期間：2023/12/25付〜2024/12/16付 （実質集計期間：2023/12/11〜2024/12/8）