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【検証】気候同行カード、本当にお得?2泊3日の韓国旅行で使ってみた!【ハングクTIMES Vol.172】
ハングクTIMES
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
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今回は、2ヶ月に1度ペースで韓国を取材する韓国グルメ・トラベルライターのyuukaが、2泊3日のソウル旅行で実際に気候同行カードを使用し、本当にお得なのか噂の真相を確かめてきました。入手できる場所や使い方もレポートしていくので、ぜひ参考にしてくださいね。
※韓国ウォンから日本円の為替レートは、9月7日現在のものを使用しています(1ウォン=0.11円)
『気候同行カード』って何?
そもそも『気候同行カード』、英語名で“Climate Card”ってなんでこういう名前なの?と疑問に思い、調べてみました。時間帯によっては渋滞が深刻なソウル市内。自家用車の利用を減らして公共交通機関の利用を促進し、温室効果ガスの削減を目指す気候変動に立ち向かうための対応の1つとして発売されたとのことです。
気候同行カードの種類や対象のエリア
価格は下記の通りです。
■30日券
地下鉄・バス:6万2000ウォン(6820円)
地下鉄・バス・タンルイ:6万5000ウォン(7150円)
■短期券
1日券:5000ウォン(550円)
2日券:8000ウォン(880円)
3日券:1万ウォン(1100円)
5日券:1万5000ウォン(1650円)
7日券:2万ウォン(2200円)
これに加えてカードそのものが3000ウォン(330円)かかります。ただ、『気候同行カード』は使い捨てではなく、一度購入すれば次の旅行でももう一度チャージして利用できるので、3000ウォンがかかるのは初回利用時のみです。
※2024年9月11日最新情報
9月13日から追加料金なしで仁川空港(T1・T2)駅での下車が可能に!ただしソウル市内の空港鉄道駅から一般列車に乗車して下車する場合のみで、ノンストップで行ける直通列車では利用不可。
また使用期限は、使用開始日を含む選択した期間。正確には、使用開始日の始発から、指定した期限日の最終バス・地下鉄まで利用できます。
ということは、夕方に空港着でソウルに来る場合は、初日は夜の間だけしか使用できません。もしかするとその次の日の朝にカードを購入する方が賢い場合もあるので、旅のスケジュールに合わせて検討すると良いでしょう。
気候同行カード、どこで買える?
(1)明洞観光情報センター
(2)ソウル観光プラザ観光情報センター
(3)ソウル市内の地下鉄駅周辺のコンビニエンスストア(GS25、CU、セブンイレブン、イーマート24)
(4)ソウル市内の地下鉄駅(1〜8号線)のお客様安全室
※(4)では現金のみ。(1)〜(3)は日本のクレジットカードでも決済可能
仁川空港ターミナル駅のお客様安全室では販売されていませんが、地下鉄5号線金浦空港駅の顧客安全室や空港鉄道 金浦空港駅横のGS25ではゲットできるようです。
実際に買いに行ってみた!
「気候同行カードを買いに行ったけど売り切れていた!」という人をSNS上でたくさん見かけたので、まず最初のミッションは果たしてカードを買えるか!?ということ。
今回は、世界中の観光客が滞在する明洞エリアの宿泊施設に滞在しました(この時点で競争率が高そう…)。朝9時ごろ明洞エリアのコンビニを5軒巡りましたが、どこも売り切れ!よく聞かれるのか、一部のコンビニでは「CLIMATE CARD OUT OF STOCK」という張り紙を掲示しているところも。
午後に市内に到着してそれから購入したい場合は、観光客が比較的少ないエリアのコンビニや駅のお客様安全室が狙い目だそう。明洞エリア近くでいうと乙支路(ウルチロ)か、鐘閣(ジョンガク)周辺のコンビニ、あるいは鐘閣駅から徒歩6分の場所にあるソウル観光プラザ観光情報センターは比較的在庫が残っていることが多いとのことです。