関東有数の避暑地・軽井沢。高原ならではの清涼な空気は、連日の酷暑をひととき忘れさせてくれる。その軽井沢で100年以上の歴史ある「軽井沢高原教会」では、この夏も8月中にわたってサマーキャンドルナイトが開催中。教会の佇む森一面に広がる無数のキャンドルの灯りがこの上なくロマンティックで、カップルに大人気のイベントだ。どこを切り取っても絵になる幻想的な光景や参加型の催しなど、見どころいっぱいな今年のイベントを体験レポートする。

本物の火が灯ったキャンドルが、歴史ある教会を照らす大人気イベント

　東京から新幹線で約1時間の高原リゾート・軽井沢の豊かな自然の中に佇む軽井沢高原教会は、大正時代から続く歴史ある教会。そのルーツは北原白秋や島崎藤村といった文化人が集った講習会で、キリスト教徒のみならず、すべての人に開かれた教会として100年以上にわたって親しまれてきた。

　その軽井沢高原教会で毎年夏に行われる『軽井沢高原教会 サマーキャンドルナイト』は、まだ電気がなかった時代に軽井沢を拓いた宣教師がランタンの灯りで町を照らした風習を受け継いだイベント。教会の佇む森一面に広がる無数のランタンキャンドルの灯りは、教会のスタッフが1つ1つ思いを込めて火を灯したもの。揺らめく光に包まれて心穏やかに自分自身を見つめたり、大切な人と心を通わせたり、思い思いの時間が過ごせるイベントとして例年大人気だが、完全予約制（無料）のためゆったりと散策できるのもうれしい。

『軽井沢高原教会 サマーキャンドルナイト』特設サイトはこちら！（外部サイト）

今すぐ行ってみたい！『サマーキャンドルナイト』体験レポート

1. 揺らめくキャンドルの灯りに照らされて…幻想的な森は“映え”尽くし！

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  どこからでも絵になるランタンツリー

　長い歴史を刻んできた軽井沢高原教会は、三角屋根の可愛らしい佇まい。扉が開かれた教会の中も気になるところだが、まずは涼やかな風の吹き抜ける森の雰囲気を体中で味わってみたい。ランタンキャンドルの光に溢れた森の中は、揺らめく灯りが美しい癒しの空間。その幻想的な光景は慌ただしい日常をひととき忘れさせてくれるはずだ。

　森の中に現れた小径の先からは、一際まばゆい光が目に飛び込んでくる。歩みを進めると、そこにはランタンキャンドルで作られたツリーが。3メートルほどのランタンツリーは360度どの角度から見ても美しく、外せない写真スポットの1つ。ベストショットを狙いたいところだが、ここは教会。混み合ってきたら譲り合いの精神を持ちたい。

★教会スタッフのイチオシ！★
「ランタンは地面だけでなく森の木々の枝にもしつらえているので、ぜひ見上げてみてください。足元にはどうぞお気をつけてくださいね」

2.キャンドル灯るランタンを手に、大切な人と夜の森を散策

　サマーキャンドルナイトでぜひとも体験したいのが、「ランタン散策」だ。森の奥にある「あずまや」の隣では、教会のスタッフがランタンを貸し出してくれる。本物のキャンドルが灯ったランタンを手に森を散策するという非日常な体験は、都会では味わえないもの。柔らかな光が足元を照らすとともに、自分も光の一部として空間に溶け込んでいくような気分になれる。大切な人と一緒に森を歩けば、忘れられない思い出になりそうだ。
＜日時：毎日19:30〜21:30＞

★教会スタッフのイチオシ！★
「ランタンは1人1つお貸ししていますが、恋人同士で1つのランタンを持って散策される方も多いですね。ランタンを握った2人の手の写真を撮られるのも素敵だと思います」

『軽井沢高原教会 サマーキャンドルナイト』予約は特設サイトから（外部サイト）