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大ヒット中の『インサイド・ヘッド2』に年齢や性別問わず共感・絶賛の声「全感情が活発化した」「自分を好きになれる映画」「幅広い層におすすめできる」

 ディズニー&ピクサー映画『インサイド・ヘッド2』が、ピクサー作品史上最高の世界興行収入を記録する大ヒットとなっている。日本でも8月1日より公開がはじまると、「大人刺さるよこれ。大号泣スペシャルでした」「感情だから関係ない人いないもんな。素晴らしいセラピー映画だった」「自分を少し好きになれる、文句なしの超大傑作!」と共感・絶賛の声が相次ぎ、初日から4日間(前夜祭興行を含む)だけで動員57万2752人、興行収入7億3692万円の大ヒットスタートを切った。

 男女も世代も問わず、多くの人から共感・絶賛を集める『インサイド・ヘッド2』とは、いったいどのような映画なのか?上映後の観客に聞いてみた。

7ORDER・真田佑馬

 6人組アーティスト・7ORDERのメンバーでギターを担当しているほか、作詞作曲など、楽曲のプロデュースも手がけている。大学では映像芸術を学び、実際に映画制作なども行っている。
 ピクサーらしさ全開で、めちゃくちゃ良かったです。ピクサーの作品の好きなところは、キャラクターが成長していく過程でいろいろ教えてくれることがあるところ。それが『インサイド・ヘッド2』にはたくさんある。前作よりも共感できるところも多かったです。自分のすべての感情が活発化しているような興奮を覚えました。

 僕は心配性なので、シンパイを見ていて、未来をシミュレーションしちゃうところとか、わかるなぁって。ただ心配な時って、悪い方に悪い方に考えがちじゃないですか。それに、心配するな、と言われても、無理だと思うんですよ。たぶん、死ぬまで心配は尽きない。焦って空回りして、感情を押さえられなくなることもあるかもしれない。だけど、そういうこともあるよね、それもいい経験だよね、って言ってくれるところが救われる思いでした。

 感情同士の関係性にも共感しました。前作だとヨロコビとカナシミの関係性が描かれていて、ヨロコビとカナシミは、確かに紙一重の感情だよな、みたいなところがありましたが、今作では、シンパイとヨロコビも紙一重なところもあるよなとか。カナシミとハズカシが親近感をお互いに抱く感じもわかるな、とか。感情の緻密な関係性がすごく良かったと思います。人の心の不思議を解き明かして、全回収してくれた感じがあって、そういうところはむしろ大人の方が楽しめるポイントなのかなって思いました。

 僕自身、この映画からすごく勇気をもらいました。僕たちもライブを中心にエンタメで人を元気にしたいと思って活動しているので、面白いものをどんどんつくっていこうよ、という気持ちに勢いがつきました。自分らしく頑張っていきたいと思います。

■推しキャラは?

 前作の推しはカナシミでした。「カナシミは、必要なのか?」というのがテーマになっていましたが、悲しい時に悲しいと言えなくなってくるじゃないですか、大人になると。そんなこと言ったら「弱い」と思われるから、我慢して平気なふりをしてようってなるじゃないですか。でも悲しい時にちゃんと悲しむことがどれだけ心にとって大事かっていうのを、教えてもらったんですよね。今作でいうと、ハズカシがかわいかったですね。

鑑賞後の観客にお気に入りの感情を聞きました

 映画鑑賞後の20代〜60代の観客にとくに気になった感情(キャラクター)を聞いたところ、観る人によってさまざまでした。ただ、どの感情たちにも共通する“ライリーを大切に想う気持ち”への強い共感や感動、鑑賞後に前向きな気持ちになったという声が多く聞かれたのも今作が歴史的な大ヒットしている理由の一つ。また「シンパイ」など<大人の感情>として新登場したキャラクターをお気に入りと挙げる大人も多く、文字通り幅広い世代に受け入れられる作品になっています。

【ヨロコビ】

自分のことを好きになれる映画だなって思いました。ヨロコビも、シンパイも、みんな完璧じゃなくてよくて、私が完璧じゃなくてもずっと頭の中で見守って愛してくれる感情がいる事がわかって、自分のことも愛せるようになれそう。もうずっと泣いていました。(20代・女性)
ヨロコビがいるだけでパッと明るくなるし、安心するし、頼りになるし、いい気持ちなります。自分の中で、感情たちが協力したり反発したりしながら、日々奮闘してくれているのかと思うと、ほかのキャラクターも全部愛おしい。自分を好きになれる映画だと思いました。(60代・女性)

【カナシミ】

悲しかったことやあれこれ心配したことが強く残ってしまいがちなので、カナシミに惹かれました。この映画を見て、カナシミやシンパイを乗り越えた先でヨロコビにつながるんだとしたら、ネガティブな感情だと思っていたカナシミもシンパイも、ほかのどの感情も大切なんだなと思えました。自分をまるごと好きだと思える自分になりたいと思える映画でした。(20代・女性)

【ムカムカ】

思春期の頃、親に反抗的な時期があったな、と思い出しました。これから生きていく上で、ヨロコビのような前向きな考え方をしていこう思いまいした。元気をもらえました。(40代・女性)

【ビビリ】

自分もビビリなので。ライリーと同じ13歳の頃は、喜怒哀楽の感情がもっとあったように思いますが、(作中でも言われてましたが)年をとるにつれて、ヨロコビもカナシミも少なくなってきているな、と感じました。もっとヨロコビを増やしていけたらいいなと思いました。(40代・男性)

【イカリ】

映画の中で、要所要所にイカリが活躍するところがあって、それがよかったです。頭の中を映像で表現するのは難しいと思うのですが、さらに感情をキャラクター化して描いていて、本当にすごい作品だと思いました。忘れたい記憶の“思い出ボール”を記憶の彼方に飛ばしていたシーンもありましたが、そういうのも含めて“自分らしさ”になるんだなと思えるシーンがとてもよかったです。(30代・男性)

【シンパイ】

やっぱりシンパイが一番共感できた。自分の恥ずかしいところ、ダメなところも全部愛していいんだって思える作品で、シンパイしている自分自身も愛していきたいなって思いました。(20代・女性)
不安だなとか、シンパイだなって思った感情があったからこそ、いまこうやって楽しいなってヨロコビの気持ちになれるんだなって。感動しました、この映画に出会えてよかった。(30代・女性)
自分自身がとても心配してしまう性格なので、シンパイが発する言葉が胸にズシンときました。自分の頭の中をのぞき見しているような気なりました。(40代・女性)
主人公が成長し、新たな感情が生まれたことが興味深く、新キャラクターのインパクトのあるキャラデザインがとても刺激的で、特にシンパイの登場が映画をより面白くしていると思いました。夢や将来を心配する心が魅力に表現されていると思います。19歳の大学生の息子にぜひすすめたいと思いました。マイナスだと思っていた経験も前向きに受け取ってもらえることを期待して。(50代・女性)

【イイナー】

推し声優の一人、小清水亜美さんがヨロコビ役を担当していると知って、ぜひ観たいと思っていました。エンドロールでイイナーの声優がこれまた推し声優の花澤香菜さんだと初めて知って、思わず声が出そうになりました。(50代・女性)

【ダリィ】

ダリィは私の中に絶対いますね。自分もそういうところあったな、と共感の嵐で。(20代・女性)

【ハズカシ】

キャラクター的にかわいい。第3弾があって、さらに大人になって恋愛をするようになったら、ハズカシがもっと活躍するのかな、と思いました。ちなみに、自分に似ているのは、ヨロコビです。楽観的なので(笑)。久しぶりにディズニー&ピクサー映画を見ましたが、相変わらずスピード感があって、ハラハラするシーンもあって、大人も楽しめるだと思いました。(50代・男性)

1作目を観ていなくても(うろ覚えでも)大丈夫! 息子や娘と見たい

 前作が公開されたのは2015年。「観ていない」という人はもちろん、9年前に観たきりであまり覚えていない人に朗報。1作目を観ていなくても「まったく問題なかったです」という声も。さらに、息子や娘と一緒に見たいという意見、早くも第3弾を期待する声もあがっています。

前作を観ていなかったのですが、かわいらしいキャラクターがいっぱい出てきて飽きなかった。感情たちが指令室からコントロールしているという設定もストーリーも楽しめました。7歳の息子に見せたい。(30代・男性)
1作目を観ていなくて大丈夫かな、と思いましたが、最初に流れを説明してくれたのでまったく問題なかったです。ヨロコビ、カナシミ、シンパイ、ハズカシ…、いろいろな感情がぐちゃぐちゃになって、わけがわからなくなって、失敗してしまうところは、かつての自分や、少し前の娘を見ているようでした。娘は現在大学生なのですが、自分がシンパイのように良かれと思ってしたことが的外れだったり、先回りしすぎて失敗したりしていたことを思い出しました。これからはヨロコビの立ち位置でそっと見守りたいです。(50代・男性)
子どもというか、人間の人としての成長を見ている気持ちになりました。自分が子どもだった頃のことも思い出しました。何より、ライリーを応援したくなった。そして、「ナツカシ」というキャラクターが気になりました。登場シーンは少なかったけど、昔を思い出す機会が増えて来たので、第3弾があればぜひたくさん出てきてほしいです(40代・女性)
思春期のことを思い返し(ナツカシ)、どうしようもなくハズカシな部分やシンパイな部分など、当時の自分と重ねて観ていました。ハズカシがカナシミをどうして助けようとしたのか、もう少し考えてみたいです。人にはほかにももっといろんな感情があると思うし、混ざり合って複雑になることもあると思うので、3作目はさらにキャラクターが増えるのではないかと、楽しみにしています。幅広い層におすすめできる映画だと思いますが、ライリーと同年代のお子さんがいる方は家族で観に行けたら一番いいと思います。(20代・男性)
 成長したからこそ起こる想像もしなかった変化は驚きと発見、そして共感の連続。感情たちが巻き起こすストーリーは、観客一人ひとりの中でもきっと起きている。どんな自分もまるごと愛おしくなる、ダメな自分をぎゅっと抱きしめてくれるような大人も泣ける“感動作”。温かい涙が思わずあふれだすラストは、日々頑張る大人の心を優しくつつみこむ。

『インサイド・ヘッド2』 大ヒット公開中

 主人公ライリーの幸せを子どもの頃から見守ってきた、“ヨロコビ”、“カナシミ”、“ムカムカ”、“ビビリ”、“イカリ”の5つの感情たち。ある日、高校入学という人生の転機を控えたライリーの中に、親友との関係の変化や将来への不安から、“シンパイ”率いる<大人の感情>たちが現れる。

 常に最悪の将来を想像して、あたふたと必要以上に準備してしまう“シンパイ”、小さな身体で背伸びして、いつでも周りの誰かを羨んでいる<“イイナー”、どんなときも退屈&無気力で片時もスマホは手放さない“ダリィ”、そして、いつもモジモジしていて、恥ずかしさがMAXになるとフードで顔を隠す“ハズカシ”。

 「ライリーの将来のために、あなたたちはもう必要ない」――“シンパイ”たちの暴走により“ヨロコビ”たちは頭の中の司令部から追放され、ライリーに“感情の嵐”が訪れる。自分らしさを失っていくライリー。大人になると、“ヨロコビ”は失われていくの?自分らしさを失ったライリーを救うカギは、広大な世界の奥底に眠る“ある記憶”にあった――。

監督・ストーリー:ケルシー・マン(『モンスターズ・ユニバーシティ』『2分の1の魔法』)
プロデューサー:マーク・ニールセン(『トイ・ストーリー4』)
エグゼクティブ・プロデューサー:ピート・ドクター(『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』)
日本版声優:大竹しのぶ(カナシミ)、多部未華子(シンパイ)、横溝菜帆(ライリー)、村上(マジカルラブリー/ハズカシ)、小清水亜美(ヨロコビ)、小松由佳(ムカムカ)、落合弘治(ビビリ)、浦山迅(イカリ)、花澤香菜(イイナー)、坂本真綾(ダリィ)
日本版エンドソング:SEKAI NO OWARI「プレゼント」
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開日:2024年8月1日
(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン



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