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清野菜名×岡山天音×三浦貴大、出演者も観客にさせられる『キングダム 大将軍の帰還』の魅力
三浦すごいと思うこのサブタイトル。
清野考えた人天才だと思う。観た人には100%わかっていただける納得のいくサブタイトルだと思います。
清野前夜祭イベントで飛信隊メンバー(山崎、清野、岡山、三浦、濱津隆之、田中美央、真壁刀義)がそろった時に思ったのですが、撮影で長時間ともに過ごしてきたからか、久しぶりに会っても皆さんの空気感といいますか、仲の良さは変わらないな、と思えてうれしかったです。飛信隊は本当に優しい方たちばかりだな、と改めて思いました。
岡山美央さんが仰っていたのは撮影現場では朝から汚しのメイクをするところから始まるじゃないですか、だからイベントで綺麗な格好でみんなと対面すると、独特の緊張感があるって(笑)。山の中でドロドロになりながら撮影していたので、すごくギャップがあって、不思議な感覚になるのは、『キングダム』ならではの感じがします。
三浦そうですね。撮影はずいぶん前になりますけど、天音くんとは本当は年齢的には10個ぐらい違うんですけど(岡山は30歳、三浦は38歳)、やっぱり会うと兄貴に見えるんですよね。清野さんもこの人めちゃくちゃ強いんだよな、という感覚がずっとあるというか、会うとその感覚が戻ってきますね。
岡山そうですね。戦闘シーンが進んでいくと、傷メイクも増えていくので。キャストもスタッフも大所帯なので、山のふもとの広い場所で支度して、撮影するのは山の中なので、現場に行くにも時間がかかる。それで1日1シーンとか、数日かけて1シーンとか、丁寧に撮っていきました。それぐらい時間をかけないとあのスケール感は出せなかったと思いますし、それが実現できた、本当に豊かな現場だったと思います。
清野中国で撮りたかった部分も日本で撮影することになって、私たち飛信隊は広大な土地にグリーンバックを張り巡らせて撮影することが多かったんです。すごい数の敵兵を自分たちの頭の中でイメージしながらお芝居をするのは、やっぱり難しかったですね。
岡山難しかった。出来上がった映画を見るとものすごい群衆の中で戦っているから、不思議な気持ちになりますよね。自分が出ているんだけど、知らない場所っていうか、世界というか、「これ、いつ撮っていたんだろう?」みたいな(笑)。
三浦信を担いで山道を歩いていったわけですが、飛信隊全員の気持ちを背負っているような感覚があったことを鮮明に覚えていますね。信と尾到は幼なじみで、飛信隊のどのメンバーよりも付き合いが長い。いろんな気持ちを込めて演じました。あのシーンは山崎くんともいろいろ話しながら、いいシーンになるといいなと思いながら撮っていました。とにかくあの坂が急で、めちゃくちゃ大変だった覚えがありますね。その後、2人で横になって寝ているシーンがあるんですけど、上り坂の途中で撮っていたので、自然と滑り落ちていってしまって(笑)。
清野平らじゃなかったの?
三浦ずっと滑っている(笑)。下に重りを置いてもらって、2人でずっと足を踏ん張りながら撮っていたシーンなんです。
清野知らなかった。笑っちゃいそうだね。
三浦足をプルプルさせていました。
岡山『キングダム』はお客さんにさせられちゃうと言いますか、自分の出演作はあまり距離を置いて見ることができないのですが、特に今回は上映が始まったら、終わりまで息つく暇もなく、アトラクションを楽しんだ、という感じで。自分のことより、自分がいないところで撮影していた貴大さんと賢人のシーンにグッときたというか。それは、尾平を演じていたからというのもあって、強く印象に残ってますね。