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ORICON NEWS
「ウイスキーの飲み方」-ハイボール以外のいろいろな楽しみ方
圧倒的な人気!おいしいハイボールとは?
1. グラスは十分に冷やしておく
2. ウィスキーを注いだら、氷となじむようしっかりとステアする
3. 静かに炭酸水を注ぎ、軽くステアする。なお、ウィスキーと炭酸水の割合は1:3〜4程度が最もよいバランスといわれている
また近年では、無糖の炭酸水だけではなく、コーラやジンジャーエールなどの炭酸飲料で割るなど、味のバリエーションも増えてきているようだ。
【出典】ハイボール ウイスキーのおいしい飲み方 ウイスキー入門 サントリーウイスキー(外部サイト)
ウィスキー本来の味わいを楽しむ ストレート・ロック
そこで、日本人が好んで飲むのが、ストレートに氷を加え、氷の冷たさで口当たりを和らげるロック(正式にはOn the Rocks)だ。おいしいロックのつくり方は、背の低い大きめのグラスに、大きくて固い(ゆえに溶けにくい)氷を入れる。そこにウィスキーを注ぎ、氷の冷たさがウィスキーに伝わるようステアする。
【参考】ハーフロック ウイスキーのおいしい飲み方 ウイスキー入門 サントリーウイスキー(外部サイト)
日本で一世を風靡 水割り
バリエーション豊富な水割りの楽しみ方
サントリーは最初にグラスに氷を入れ、次にウィスキーを注いで、氷となじむようにステアし、ウィスキーと水が1:2.5になるように水を注ぎ、最後に軽くステアする飲み方を提案している。
【参考】水割り ウイスキーのおいしい飲み方 ウイスキー入門 サントリーウイスキー(外部サイト)
これに対しニッカは、まずウィスキーをグラスに注ぎ、ウイスキーと水の割合が1:2になるように水を加えてよく混ぜ、最後に氷を入れてステアするという手順を紹介している。
【参考】基本の飲み方 ニッカウヰスキー株式会社(外部サイト)
どちらの飲み方が口に合うのか、ぜひとも読者ご自身でお試しいただきたい。
なお、水割りには各社推奨の濃度のほか、ウィスキーと水の比率が1:1のトワイスアップという味わい方もある。同じ比率の飲み方を、ロックの項でハーフロックとして紹介したが、トワイスアップには氷は入れない。トワイスアップはウィスキーの香気や味わいがくっきりと出るので、プロのブレンダーが官能検査に用いる味わい方でもある。
ちょっと変わったところではウィスキーフロートという飲み方もある。グラスに7分目程度氷と水を注いでおき、その後静かにウィスキーを注ぐと、水とアルコールの比重の違いで、ウィスキーが氷水の上に浮かんだ(フロート)ような形状となる。1杯でストレート、ロック、水割りと三つの味が楽しめる飲み方だ。また冷え込む冬場には、お湯で割ったホットウィスキーが美味しい。湯気と共に立ち上るウィスキーの香りと、お湯のぬくもりで文字通り体を暖めてくれる一杯となる。
カクテルでウィスキーの世界を広げよう
ショートドリンク
「カクテルの女王」と呼ばれ、古くから親しまれている一杯。その人気は現在でも衰えることを知らない。ステアの速度や回数が味の決め手となるため、バーテンダーの腕を見極められる一杯でもある。
【レシピ】
バーボン:40ml
スイート・ベルモット:20ml
アンゴスチュラ・ビターズ:1dash(約1ml)
マラスキーノ・チェリー:1個
バーボン:40ml
スイート・ベルモット:20ml
アンゴスチュラ・ビターズ:1dash(約1ml)
マラスキーノ・チェリー:1個
鮮やかなオレンジ色が大都市ニューヨークの朝焼けを思わせるということが名前の由来。グレナデンシロップの「さじ加減」でさまざまな味わいと色合いが楽しめる一杯。
【レシピ】
ウイスキー:45ml
ライム・ジュース:15ml
グレナデン・シロップ:1/2tsp(約5ml)
オレンジ・ピール:適量
ウイスキー:45ml
ライム・ジュース:15ml
グレナデン・シロップ:1/2tsp(約5ml)
オレンジ・ピール:適量
スコットランドの義賊、ロバート・ロイ・マクレガー(通称ロブ・ロイ)を描いたオペレッタ上演にちなんで名づけられたカクテル。別名スコッチ・マンハッタンともいい、1位のマンハッタンのバーボンウィスキーをスコッチウィスキーに変えたもの。
【レシピ】
ウィスキー:40ml
スイート・ベルモット:20ml
アンゴスチュラ・ビターズ:1dash(約1ml)
マラスキーノ・チェリー:1個
ウィスキー:40ml
スイート・ベルモット:20ml
アンゴスチュラ・ビターズ:1dash(約1ml)
マラスキーノ・チェリー:1個
ロングドリンク
ハイボールもここにカテゴライズされ、N.B.A.カクテル・ランキングでは2020,2023,2024の各年度で1位にランクされている。
この章では2024年のランキングとレシピを紹介する。
映画化され大ヒットした小説『ゴッドファーザー』にちなんだ一杯。イタリアマフィアの物語ゆえに、イタリア産のリキュール、アマレットが用いられている。ウィスキーについては特に指定はないが、小説に禁酒法時代のアメリカが登場することから、スコッチウィスキーが使用されることが多い。
【レシピ】
ウィスキー:45ml
アマレット:15ml
ウィスキー:45ml
アマレット:15ml
冷たくして飲むものが多いカクテルの中では異色の存在といえる一杯。アイルランドの空港で冬場の凍てつくような寒さの中で飛行機を待つ人々の体を暖めようと、空港のパブのシェフが考案した。なお、夏場はアイスコーヒーを用いて冷たくして味わうこともできる。
【レシピ】
アイリッシュ・ウィスキー:30ml
角砂糖:1個
ホットコーヒー:適量
生クリーム:適量
アイリッシュ・ウィスキー:30ml
角砂糖:1個
ホットコーヒー:適量
生クリーム:適量
【参考】カクテルレシピ検索 | カクテルエフ・リカー(外部サイト)
自分にとって新しい味わい方を開拓しよう
著者プロフィール
佐場元春
サラリーマン兼業ライター。食品会社で酒類の営業職を経験し、酒類全般の知識と、食材と酒の関わりについての知見を得る。その後、生産管理やISO関連の業務に携わり、これらついての知識に基づいた記事も執筆経験あり。ラグビー好きで、観戦記も不定期で執筆中。シニアチームで現役のプレーヤーとして実戦にも臨み続けている。酒とラグビーを愛することにかけては、他の誰にも負けないと自負しているオヤジです。
佐場元春
サラリーマン兼業ライター。食品会社で酒類の営業職を経験し、酒類全般の知識と、食材と酒の関わりについての知見を得る。その後、生産管理やISO関連の業務に携わり、これらついての知識に基づいた記事も執筆経験あり。ラグビー好きで、観戦記も不定期で執筆中。シニアチームで現役のプレーヤーとして実戦にも臨み続けている。酒とラグビーを愛することにかけては、他の誰にも負けないと自負しているオヤジです。
飲酒は20歳を過ぎてから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与える恐れがあります。
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