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“演じ屋”磯村勇斗、目指すのは息の長い活躍 期待されるのは「ほどほどでいい」
シーズン1は、結婚式前日に痴漢のえん罪をかけられ、すべてを失った柴崎トモキ(磯村)が、演じ屋のアイカ(奈緒)との出会いをキッカケに、復讐を依頼することから始まり、やがてトモキ自身が演じ屋となり、仕事を通じて、さまざまな事件や社会の闇に遭遇していった。
『演じ屋 Re:act』では、アイカとトモキが常連客を相手に殺され役を演じていると、張り込み中の刑事が本当の事件と勘違いして駆け付けることから始まる。アイカたちが刑事ともめている間に、ホームレスが暴行を受ける事件が発生。捜査を妨害したことから、演じ屋一行はホームレス襲撃事件の捜査に協力することになる。
磯村シーズン1が多くの方に観ていただけたんだな、と感じました。すごくありがたいことだと思いましたし。新キャストも加わって、よりパワーアップして再集結できることにわくわくしました。
――すぐにトモキに戻れましたか?
磯村奈緒さんも、ほかの演じ屋ファミリーもシーズン1と変わらない雰囲気で現場に戻ってきてくれたので、僕も自然とトモキに戻ることができました。
――撮影はいかがでしたか?
磯村昨年の夏に撮影していたので、とにかく猛暑がつらかったですね。暑さをのぞけば、現場はとても和気あいあいとした雰囲気で楽しかったです。
――暑さ対策はどうしていたのですか?
磯村屋外で撮影している時は、日陰に避難してしのぎました。脇の下を冷やせるアイテムを見つけて、保冷剤を隠し持って撮影していました。
――奈緒さんとのコンビはいかがでしたか?
磯村奈緒さんは芝居を純粋に楽しむ方なので、お互い自由にやりながら、その場で相手の芝居に反応しながら、アイカとトモキの関係が成立するようなセッションができていたんじゃないかと思います。
磯村自分が出演している作品や演じた人物を見て、「生きる勇気が湧きました」「頑張ります」といったお手紙やコメントをいただくと、少しは人の力になれているのかな、と思えてこっちが救われるというか、励みになります。演じること自体に何かパワーがあるような気がします。
磯村賞をいただけたことは、作品に対する評価でもあると思うので、率直にうれしかったです。個人的には、これからも精進するように、と言われているようなプレッシャーも感じています。昨年撮影していた『演じ屋 Re:act』が放送され、今年公開される映画もあります。一方で、新しい作品にも取り組んでいます。今後も自分が携わった作品をしっかり見ていただけるように頑張りたいです。
――期待しています。
磯村あまり期待していなかった…ぐらいが丁度いいかな(笑)。期待されて、それに応えて、また期待されて…と、続けていくうちに、いつかは飽きられる気がするんです。息の長い活躍を目指すなら、期待はほどほどでいいのではないか、と。その方が、意外性が生まれて新鮮に感じてもらえたり、面白がってもらえたりするのかな、と思うんです。
――俳優になったばかりの頃からそういった考えをお持ちだったのですか?
磯村そうかもしれないですね。浮かれずに、溺れずに、沈まないように、今自分の出せるものを最大限に出していくという気持ちで、水面ギリギリをしっかり目を開けて泳ぎ続けていきたいです。
5月24日からWOWOWプライムで放送(第1話無料放送)、WOWOWオンデマンドで配信
出演:
奈緒 磯村勇斗
笠原紳司 青山倫子 藏内秀樹 永瀬ゆずな 今井孝祐
中尾暢樹 弓削智久 殺陣剛太 三河悠冴 外原寧々/ 愛原実花 近藤公園
袴田吉彦 中越典子/ 三浦貴大 尾美としのり
監督・脚本:野口照夫
音楽:花岡拓也
主題歌:Hilcrhyme「ドラマ」(Universal Connect)
プロデューサー:二宮崇昌 平田樹彦 渋谷恒一
制作プロダクション:ダブル・フィールド
製作著作:WOWOW