ハングクTIMES
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
先の読めない展開と、秀逸な脚本で、多くのマニア層に愛され続ける韓国サスペンス。1話だけ観ようかな…と軽い気持ちで観たら最後、止められず徹夜で見てしまうほどの凄まじい中毒性ですよね!本記事では、韓ドラオタかつ、サスペンスオタの筆者が厳選!『ペントハウス』『イカゲーム』『マスクガール』『悪の花』など、Netflixで配信している傑作サスペンスドラマTOP10をご紹介!どうか寝不足にご注意ください…(笑)
1位 『秘密の森』
個人的にサスペンスで本作を超える作品には、出会えていません…。(故に1位。笑)
韓ドラと言えば秀逸な脚本がハマる要素のひとつですが、その最たるところに君臨するのが本作でしょう。奥深い脚本を骨の髄まで味わい尽くせる本作は、本国ドラママニアたちの中では、「歴代最も完成度が高い脚本」とも謳われているんです。本作がイ・スヨン脚本家のデビュー作という事実を知った時は、本気で腰を抜かしそうになりました。(笑) 本作は、感情を生じることのない孤独な検事ファン・シモク(チョ・スンウ)が、正義感溢れる刑事ハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)と共に、検察内部の不正から始まった殺人事件とその裏に隠された真実を暴いていく物語。 もう秘密の森オタとして簡潔に申しますと、最初ややこしいなぁ…とハマらなくても、諦めないで最後まで観てください!絶対に後悔はさせません…! 回を重ねるごとに謎が謎を呼び、最後まで手に汗握るハラハラドキドキ驚きの展開に、必ずや虜になります(ゴリ押し)。そして完璧すぎる伏線回収には、思わずスタンディングオベーションしてしまうほどの完成度。筆者は記憶を消してもう一度最初から観たいです。 ちなみにオタクの中でもシーズン1、2どちらが好きか論争があるわけなんですが、みなさんはどちらが好きですか?筆者は地味にシーズン2が好きです。ヨジンの涙のシーン…爆泣きです…。(止まらない秘密の森談義)
▼配信情報
Netflixシリーズ『秘密の森』シーズン1・2 Netflixで配信中
2位 『怪物』
その名作『秘密の森』に匹敵するほどの完成度で、21年の百想で三冠を達成し、本国ドラマファンからも、「アナザーレベルの作品」と高い評価を受けた『怪物』。
本作はある田舎町を舞台に、連続殺人事件の謎を追う心理スリラー劇。緊張感をラストまで失わない緻密な脚本と、予想を覆す逆転劇に夢中になってしまいます。
そしてなんといっても全俳優陣の“怪物演技合戦”が圧巻すぎて鳥肌が止まらんのですよ。目の血管まで演技する男シン・ハギュンの神(本作で推しになりました。笑)や演技怪物ヨ・ジングはもちろん、イ・ギュヒや、それぞれ百想芸術大賞で新人賞と助演賞にノミネートを果たしたチェ・ソンウン、チェ・デフンといった助演まで、もう演技力がレベチすぎて…!しかも全員が“演技モンスター”が故に、本気でラストまで「犯人誰?」の謎が持続するというサスペンスオタ歓喜の展開!笑
そしてただの捜査モノに留まらないのが本作の凄み。人間のさまざまな両面性、二面性を引き出し、全編を通して「誰もが“怪物”になり得る」というメッセージには、ハッとさせられます。ラストには大きな気づきと感動を与えてくれるはず。小さな町の密度の濃い人間関係の中で、“義理と人情”が溢れる、実に韓国ドラマらしい一作です。 3位 『ペントハウス』シリーズ
瞬間最高視聴率31.1%(ニールセン・コリア調べ)という驚異の数字を記録し、社会現象を巻き起こした「21世紀最高のマクチャンドラマ」と謳われた“バケモノドラマ”『ペントハウス』シリーズ。
本作は、韓国きっての教育水準を誇る、ソウル・江南(カンナム)エリア、そこにそびえる100階建てのタワーマンション“ヘラパレス”を舞台に繰り広げられる、欲望渦巻く愛憎サスペンスです。
本作を表現する時、本国の視聴者からよく言われているフレーズがありまして。(笑)「一度も観ない人はいても、一度だけ観た人はいない」。一度手を出してしまうと、止められない、止まらない凄まじい中毒性なんです。(笑)反転に次ぐ反転、裏切りに次ぐ裏切り、狂いに狂ったストーリーは、段違いの面白さ!
殺人、不倫、出生の秘密、校内暴力など刺激的すぎる素材の総合商社のようなストーリーはドロッドロの極みですが、シーズン1からの伏線もきっちりと回収してくれるエンタメ性抜群の脚本力に脱帽してしまいます。
ようこそペント沼へ!これであなたも今日から寝不足です。(笑) ▼配信情報
『ペントハウス』シリーズ Netflix、U-NEXT、Lemino(レミノ)などで配信中
4位 『サバイバー 60日間の大統領』
『24 ‐TWENTY FOUR‐』で知られるキーファー・サザーランド主演の同名のアメリカドラマ『サバイバー:宿命の大統領(Designated Survivor)』を、韓国の状況に合わせてリメイクした本作品。 本作は、突然の国会議事堂爆弾テロで大統領を失った韓国で、政治経験ゼロの環境部長官パク・ムジン(チ・ジニ)が60日間の大統領権限代行に指定され、テロの背後を見つけ、家族と国を守り成長する話を描いたドラマ。 政治ドラマってかなりとっつきにくいジャンルだと思うんですけど、「テロ犯は一体誰やねん?」というサスペンスに超ハラドキしながらも、大統領代行を支える人々のコミカルかつ胸熱な人間ドラマが実に「韓ドラ」らしくて心地良い!ちなみに『私の解放日誌』のソン・ソック兄さんが秘書官なんですけど、沼オブ沼なのでご注意ください!(笑) Netflix配信のサスペンス系をほぼ網羅している友人に最近おすすめして、めちゃくちゃにハマってくれたので、サスペンス難民の方は今すぐ直行してください!
▼配信情報
Netflixシリーズ『サバイバー 60日間の大統領』独占配信中
5位 『悪の花』
14年間を共にしてきた夫が、血も涙もない連続殺人犯だったら…?というプロットから、「絶対面白いやん!」と、すでに心惹かれてしまう本作。
緊張感あふれるサスペンス展開に一瞬で惹き込まれるとともに、夫婦愛や家族愛を描いた奥深い脚本に目頭が熱くなる場面があるのも本作の魅力。待ち受けている衝撃展開に鳥肌が止まりません…!
そして鳥肌といえばイ・ジュンギの神の名演技ですよ…。善人なのか、悪人なのか?ミスリードさせられる危うい魅力にずぶずぶ引き込まれてしまうこと間違いなし!
『怪物』をはじめ、傑作サスペンスが数多く誕生する中、百想芸術大賞では数々の部門でノミネートを果たし、「演出賞」を受賞したラブサスペンスの名作です。 ▼配信情報
『悪の花』Netflix、U-NEXTなどで配信中
6位 『イカゲーム』
グローバルセンセーションを巻き起こしたドラマ『イカゲーム』。本作は、456億ウォン(約44億円)の賞金がかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、最終的な勝者になるために命をかけて極限のゲームに挑戦する物語。 壮絶なデスゲームは、人間の欲望と心理に迫りながら、恐ろしい人間の本性を引き出し、緊張感と共に観る人に数々のメッセージを投げかけます。 「デスゲーム」という誰もが没入しやすい題材、そして至ってシンプルでわかりやすいストーリー、そしてスピーディーな展開で、もはやハマらないわけがないんですよね…。シーズン2は、イム・シワンやカン・ハヌル(『ミセン-未生-』コンビ胸熱!)といった豪華俳優陣が追加で参加とのことで、もうすでにワクワクが止まりません…!配信前に、もう一度おさらいしときたいところですよね。 全9話と週末にサクッと観やすい話数というのもあり、既存の韓ドラファンはもちろん、そうでない人たちにもおすすめしたい一作です。
▼配信情報
Netflixシリーズ『イカゲーム』独占配信中
7位 『ある日〜真実のベール』
現在大ヒット中の『涙の女王』で熱演を見せているキム・スヒョンの演技力に鳥肌が止まらなくなってしまうのが、『ある日〜真実のベール』。
2008年にイギリスBBCにて放送された『クリミナル・ジャスティス(原題)』のリメイク作の本作は、一晩にして身に覚えのない殺人事件の容疑者になってしまった平凡な大学生ヒョンス(キム・スヒョン)と、三流弁護士シン・ジュンハン(チャ・スンウォン)が、冤罪を晴らすため司法制度に挑んでいく犯罪ドラマ。
ヒョンスは、「自分は殺していない」と何度も訴えるも誰も信じてくれません。そして徐々に自身の無実への確信が揺らぎ始め、刑務所に順応していくかのように変貌を遂げていくわけなんですが、これを表現するキム・スヒョンの演技がもう…圧巻…!
小さなミスと悪意が生み出す冤罪に巻き込まれていく恐ろしさを描く、社会派な一作です。 ▼配信情報
『ある日〜真実のベール』Netflix、U-NEXTなどで配信中
8位 『シスターズ』
本作は、貧しい家庭に生まれながらも仲むつまじく生きてきた3姉妹が、富と権力をもつ者たちをめぐる陰謀に巻き込まれていく物語。 三姉妹の長女インジュ(キム・ゴウン)の先輩ファヨン(チュ・ジャヒョン)が突然亡くなってしまったことで、彼女が遺した謎の700億ウォン(約70億円)と、死の真相を追ううちに、三姉妹は予期せぬ事件に巻き込まれ、富と権力をもつ者たちをめぐる陰謀に巻き込まれていきます。 前半は特に情報過多すぎてやや混乱するかもしれませんが、張り巡らされた伏線が徐々に回収されていく後半は、毎話衝撃展開に鳥肌が総立ち…!特に“レジェンド回”と言われた8話は、あまりの衝撃展開とキム・ゴウンの表現力の凄みに、感動すら覚え、思わず拍手してしまうほど。巧みな脚本に翻弄され、思わず唸ってしまうはず! そしてウィ・ハジュン演じる、どこか信じられない“ミステリアスセクシー”なドイルの深い沼に、溺れること間違いなし!
▼配信情報
Netflixシリーズ『シスターズ』独占配信中
9位 『マスクガール』
本作は、大胆な展開と強烈なメッセージで愛されたウェブ漫画を原作に、容姿にコンプレックスを持った平凡な会社員のキム・モミが、毎晩マスクで顔を隠してライブ配信者(BJ)として活動し、思いがけない事件に巻き込まれていくドラマティックな女性の一代記。 1話ずつ人物の視点が変わるオムニバス形式で進む本作は、回を重ねるごとにサスペンス、コメディ、復讐劇とさまざまなジャンルが入り乱れ、予測不能な展開に!7話と短編なので、面白すぎて秒で見終わってしまうわけなんですが(体感秒。笑)中身が詰まりまくっているので見終わった後の満足感が半端ない…! 衝撃的なストーリーはもちろんですが、コ・ヒョンジョン、ナナ、ヨム・ヘラン、アン・ジェホン、新人イ・ハンビョルなど、俳優陣の名演技は必見です。(今年の百想芸術大賞では、必ず本作から何名かノミネートされるはず…!)」
▼配信情報
Netflixシリーズ『マスクガール』独占配信中
10位 『Vagabond/バガボンド』
昨年人気を博したTBS系ドラマ『VIVANT』にハマった人におすすめしたいのが本作!旅客機墜落事故で甥を亡くしたスタントマンのチャ・ダルゴン(イ・スンギ)が、旅客機墜落事故の裏に隠された真相を暴くアクションサスペンス。 超壮大なスケールで繰り広げられる国を跨ぐ復讐劇と、謎が謎を呼ぶ展開に序盤からぐぐっと惹きつけられます。飛行機事故の「黒幕は誰なのか」が暴かれていくわけなんですが、長年の韓国サスペンスオタでも、何度も引っかかってしまうトラップが各所に仕掛けられていて、何度も騙されてしまいました(笑)。 しかもサスペンス一辺倒で進むわけではなく、バッチバチのアクションあり、国家情報院のブラック要員で、ダルゴンの協力者となるスジ演じるコ・ヘリとのロマンスもありなので、飽きることなくラストまで駆け抜けてしまうはず!
▼配信情報
Netflixシリーズ『Vagabond/バガボンド』独占配信中