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ティモシー・シャラメ&ヒュー・グラント、来日インタビュー 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の舞台裏とは?

(左から)ティモシー・シャラメ、ヒュー・グラント(C)Julian Ungano

 ハリウッド・スターら16万人が加盟する全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の118日間(7月14日〜11月8日)にもおよぶ歴史的ストライキが終了するや否や、映画のプロモーションでは初来日を果たした主人公ウィリー・ウォンカ役のティモシー・シャラメと、『パディントン2』(2018年)以来、約6年ぶり8度目の来日となったヒュー・グラントが、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月8日公開)の魅力を語ってくれた。
 ティモシー・シャラメは、『君の名前で僕を呼んで』(17年)で初主演を飾り、22歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネート。若くしてスターの階段を一気に駆け上がった。その後も同年のアカデミー賞をにぎわせたグレタ・ガーウィグ監督作『レディ・バード』(17年)、ハリウッド映画賞、ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞を受賞した『ビューティフル・ボーイ』(18年)、米アカデミー賞6部門ノミネート『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(19年)、『ボーンズ アンド オール』(23年)、翌年は21年公開の『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編(PART2)も控えるなど、大作へ引っ張りだこ。ジョニー・デップやブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ以降、「ハリウッド・スターの不在」が言われて久しい昨今、久々に登場した純然たるスター。

 ファッションアイコンとしての存在感も抜群で、映画祭等で披露する個性的なファッションは常に注目の的に。ハリウッド俳優として初めてシャネルのフレグランス「ブルー ドゥ シャネル」の公式アンバサダーに就任し、英国「VOGUE」誌では106年の歴史で初となる男性で表紙を飾るなど、現在進行形の“時代の寵児”だ。

 11月20日に都内で開催された来日記念イベントには、パープルのオールインワンに身を包み寒風吹きすさぶ中、集まった約1200人のファンの熱狂的な歓迎に“神ファンサ”で応えた。
 一方、ヒュー・グラントは、1990年代以降『ノッティングヒルの恋人』(99年)や『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)、『ラブ・アクチュアリー』(03年)など、多数のロマンティック・コメディ映画に主演。「ロマンティック・コメディの帝王」と呼ばれた。

 近年はアクション映画『ジェントルメン』(20年)やスパイ映画『オペレーション・フォーチュン』(23年)、ファンタジーアドベンチャー映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(23年)など、悪役やクセのあるキャラクターを演じる機会が増えている。『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』では、オレンジ色の小さな紳士ウンパルンパを演じる。
 私たちとのインタビューでは、押しも押されもせぬスターだというのに、全く偉ぶらず、フランクでシャイなティモシー・シャラメをさり気なくフォローするかのように、ヒュー・グラントがイギリス人らしい皮肉や自虐ネタ、本心なのか冗談なのかわからないジョークを絶え間なく発して、場を和ませた。

「楽しんでいいんだ」ということを学んだ現場

――本作でチャレンジングだったことを教えてください。

ティモシー最初から最後まで全てチャレンジングというわけではなかったけれど、しいていえば、僕はこれまでシリアスで、ヘビーな内容の作品に携わることが多くて、これほど喜びに満ちた、大らかな作品は初めてだったから、「楽しんでいいんだ」ということを学んだ現場でした。

 ロンドン郊外にある撮影所(ワーナーブラザース・スタジオ・リーブスデン=「ハリー・ポッター」シリーズの撮影などが行われ、「ワーナーブラザース スタジオツアーロンドン-メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を併設)に、チョコレートの街を作ってしまったんです。4軒のチョコレート店と教会が建っていて、正気か(?)と思うほどスケールの大きなセットでした。だから、毎日が夢の世界にいるようでした。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』本予告

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