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HYBEが本格的に米国市場へ!“これまでとは違う”オーディション『The Debut: Dream Academy』の狙いとは?【ハングクTIMES Vol.124】
ハングクTIMES
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
K-POPの育成システムに基づき、米国を拠点とするグローバルなガールグループを誕生させるプロジェクトで、韓国、米国をはじめ、日本、ブラジル、アルゼンチン、スイス、スウェーデン、スロバキア、ベラルーシ、オーストラリア、タイ、フィリピンの12ヶ国出身で、14歳から21歳までの練習生が参加。不必要なストーリー要素を排除した短編映像での配信やSNSの活用など、従来のオーディション番組とは異なる新しいフォーマットで展開されています。
今回は“これまでとは違う”オーディション、『The Debut: Dream Academy』の狙いや見どころに迫ります。
世界中から12万通の応募が殺到!多様な練習生の顔ぶれにグローバルファンが反応
HYBEのバン・シヒョク議長は、Dream Academyプロジェクトを始めた背景について「以前からK-POPの方法論に基づいてさまざまな国と地域から集まった人材を育成し、K-POPスタイルのグローバルグループを結成したいと考えていた」と思いを明かし、「今、世界的な現象に位置づけられているK-POPを永続させていくためには、単なる音楽やアーティストの“輸出”ではなく、育成システムそのものをグローバル市場に根ざしたものにすべき。Geffen Recordsは、そのためのグローバルな力量を持ち合わせた最適なパートナーだ」と語っています。
HxG担当者は、「当初の予想よりはるかに多くの志願者が集まったため、急きょ地域予選の時間を増やしたり日程を追加したりしたほど、反響がありました。オフラインでのオーディションに参加するために、長時間飛行機に乗って両親同伴で来場した志願者もいて、大きな情熱を感じました」とオーディション当時を振り返ります。
K-POPでは、レーベル(事務所)が有望な才能を発掘し、専門家の指導のもとで体系的に育成して、ボーカル・ダンスから人格教育まで「完成されたアーティスト」に育て上げることが知られています。そしてプロデューサー陣と共同制作したアルバムでデビューさせ、ファンダムが形成されるコミュニティと有機的につながるシステムを提供。
「他のポップジャンルや、他の国ではなかなか見られないこの育成・制作システムのおかげで、K-POPは音楽というコンテンツにとどまらず、文化や方法論にまで拡大しています。ここまで多くの志願者が集まったという現象は、このK-POPの方法論がスターとして成功することの可能性を高めてくれる、という信頼と期待を裏付けているといえます」(HxG担当者)。
練習生の多様性は、視聴者にも影響を与えており、ミッション1では米国やアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパ圏と、練習生を輩出した地域を中心に124の国と地域からファン投票への参加があったそう。
「オリンピックのように、オーディションに参加している練習生の多様性は、米国はもちろん、インド、中東、ラテンアメリカなど、ポップスの人気に火が付き始めた地域の視聴者の関心を集めることにもつながっており、このオーディションをよりユニークなものにしています」(HxG担当者)。
音楽業界内の大手企業同士のタッグ、そしてK-POPの育成システムに対する期待の高さに世界中からオーディションへの応募が数多く集まることで、そこから選抜された練習生にも豊かな多様性を実現し、それがデビュー前からグローバルファンを獲得することにつながっています。
MZ世代のコンテンツ消費トレンドに合わせた“ソーシャル重視”の展開
Dream Academyは、グローバルでは「HYBE LABELS+」公式YouTubeチャンネル、日本ではABEMAにて無料で配信されており、ほかにもWeverseやインスタグラム、X(旧Twitter)、TikTokのソーシャルチャンネルでオーディション関連コンテンツを随時公開しています。
日本人練習生ウアのインスタグラム
MCは不在…練習生の才能そのものに集中できるストーリー構成 Netflixでの展開も
実際に最初の20人の練習生は、オーディション番組が開始されるまでの約1年間、HYBEとGeffen Recordsによる長年の育成ノウハウが盛り込まれたプログラムと、世界トップクラスのボーカル・ダンスのプロフェッショナルによる指導のもと、事前トレーニングを受けていました。
「HYBEがK-POPのグローバル化を追求して取り組む最初のプロジェクトであるため、全世界に通用する新しいタイプのオーディションフォーマットに挑戦する必要がありました。これが作用し、現に卓越したパフォーマンスを見せる20人の練習生に世界中の視聴者が声援を送り、予測不可能な投票結果を祈る気持ちで見守りながら、番組を楽しんでくださっているのだと思います」とHxG担当者は語っています。
18人の練習生たちがK-POPの本場・韓国でミッション2に挑む!
29日0時に4チームのパフォーマンス映像がABEMAで公開され、それと同時にファン投票もスタート。ミッション2では、ファン投票の結果からチームの平均得点数を算出し、各曲でより高い点数を獲得したチームが脱落免除権を手にすることができ、残ったチームのメンバーから計4人が脱落することに…。ファンの応援がミッション2の結果に大きな影響を与えることになります。
今後、日本人練習生はどのように活躍していくのか、そして文化やバックグラウンドも違う練習生たちから最終的にどのようなグループが誕生するのか…!今からでもグループの誕生を見守ることができます。“これまでとは違う”オーディション『The Debut: Dream Academy』を新しい視点で楽しんでみてください。