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【ディズニープラス連載Vol.2】伏線が多すぎて目が離せない…韓国の最新オカルトミステリー『悪鬼』が話題、見どころを超特急・カイ&吉倉あおい&Yumiが掘り下げ!
韓国語もマスターするほどの韓流好き・超特急カイがハマり中のオカルトミステリー・ドラマ『悪鬼』
本作の魅力を語ったのは、10代の頃から韓国カルチャーに惹き込まれたという超特急の小笠原海に加え、韓国ドラマをこよなく愛し、韓国語も話せる俳優の吉倉あおい、さらに韓国ドラマや映画好きから支持の厚い韓流イベントの司会でおなじみのフリーアナウンサー・Yumi。韓ドラ好きの3人が集結し、これまでのオカルトミステリーとはひと味違う『悪鬼』の見どころを熱く語り合った。
取り憑かれた主人公の変容ぶりが“鳥肌モノ” 本格ホラーだけど、シュールな笑いでひと息つける
吉倉あおい とにかく怖い!しかも公開される時間が夜なので、ひとりで観るとビクビクしちゃって…。でも観終わってから「あれは何だったんだろう?」と考えさせられるシーンも多くて楽しかったです。
超特急・カイ 没入感がすごいですよね。今回、主人公のク・サニョンを演じるのはキム・テリさん。橋の上で見せた“悪鬼に憑かれた表情”がすごくインパクトありましたが、彼女の演技についていかかですか?
吉倉あおい 悪鬼に取り憑かれた時の表情が、本当に魅力的で鳥肌モノでした。
超特急・カイ 効果音などの演出ではなく、テリさんの表情で空気がぱっと変わる…いや〜俳優さんはすごいなって思いました。
Yumi 悪鬼が見える民俗学者ヨム・へサンを演じるオ・ジョンセさんは、どんな役でもこなせる名バイプレーヤーで、いままでたくさんの映画やドラマに出演しています。
超特急・カイ 自分に取り憑いた悪鬼をどうにかしたいサニョンと、その過程で被害が出そうな人たちを救おうとするヘサン。道中は違うけど、最終的に行き着く先が同じだから2人で協力し合う。バディ作品としての新しさを感じました。例えば、僕が所属するグループ・超特急が「東京ドームでライブをする」と目標を立てたとします。その道中でダンスを極めたい人、歌を極めたい人など、それぞれ違う。でも、「目的が同じだから一緒にいられる仲間」という部分に共感しました。誰もが自分自身に投影できる人間味あふれる作品です。
「伏線が多すぎて鳥肌が立っちゃう(笑)」キム・ウニ脚本の秀逸さに一同感嘆
Yumi ギョンさんはスラッとした長身のイメージですが、今回の役は新鮮でおもしろかったです。
超特急・カイ ホンセは過去にサニョンと同じ高校に通っていて、彼女のことが気になっている。Yumiさん、ホラー作品で恋愛要素を入れるのは、“韓国ドラマあるある”なのでしょうか?
Yumi 「この2人、何かありそうだな」と思わせておいて、結局は何もなかった…というのは韓国ドラマあるあるです(笑)。『悪鬼』もそういうところに落ち着くんじゃないかなと予想しています。
超特急・カイ 現時点(7月10日収録)で6話まで配信されていますが、伏線が多すぎて鳥肌が立っちゃう(笑)。
吉倉あおい 毎話観進める度に、脚本家さんはじめ、ドラマの制作チームの方々をリスペクトします。よくこんなに話をつなげられるなと…!
年々豊富なジャンルに進化する韓国ドラマ、社会性にも富んだ“オカルト”は独自文化
Yumi 韓国ドラマは、貧困や男女差別といった困難に負けずに強く生きる女性がいて、その女性をどこかで支えている男性が必ずいる。それを観たドラマ好きの女性たちがスッキリできるところに、すごく魅力があるんだろうなと思います。
超特急・カイ すごく腑に落ちました(笑)。韓国のオカルト作品は、どんな感じですか?
Yumi コメディ要素のあるオカルト作品も多いですね。『ああ、私の幽霊さま』(2015年)もそうですが、男性と付き合わないまま「私も恋がしたかった」と思って亡くなった女性が、若い女の子に取り憑いて男遊びをする。そんな笑いを誘うようなドラマもあります。非現実的なテーマをリアルに面白く描いているドラマが意外と多く、“オカルト”がジャンルとして確立されているのはすごいと思いますね。
吉倉あおい 韓国ドラマは、どのジャンルにおいても、社会問題を取り入れた作品が多い印象にありますよね。
ミスリードが上手すぎて…「観終わった後に『やられた!』という爽快感すらある」
Yumi めっちゃ細かいところを見ている!
吉倉あおい 私は手首にあるあざが気になっていて…。
Yumi そういえば、へサン教授も左手じゃないかな? 左手で何かを書いている男性のシーンがあったんですよ。
超特急・カイ もう1回、1話から全部観たいですよね(笑)。あと、サニョンに取り憑く悪鬼は、本当に悪鬼なのか?とすごく考えていて。赤い髪飾りもまだ謎が残っていますよね。なぜサニョンに持たせたのか?そういう疑問がどんどん広がって…全12話ですよね…。あと6話で解決します?
Yumi 解決しなくて、シーズン2に繋がったり(笑)。
超特急・カイ 勘弁してくださいよ。そんなに待てないです(笑)。だいたい、ミスリードが上手すぎなんですよ。観終わった時に「やられた!」という爽快感すらあって。
吉倉あおい 脚本家が、どれほど頭を悩ましてこの作品を書いていたのかと思うと、本当に「すごい!」のひと言につきます。
考察が盛り上がる、観直し必至の『悪鬼』!
吉倉あおい 喋りたくてうずうずしていたので、めちゃくちゃ楽しかったです。自分が気づかなかったことにも気づかせてもらえたので、家に帰ってまた見直したいと思います。
Yumi 普段はホラー作品を観返すことはないけど、『悪鬼』は観返したいと思った。ドラマのおもしろさを語り合ってアウトプットするのは最高ですね。
超特急・カイ 共有できる仲間がいるのはいいですよね。そして次回は、8月9日から独占配信スタートのドラマ『ムービング』を紹介します。秘密工作員の両親から特殊能力を受け継いだ3人の若者の物語で、ディズニープラス史上最大規模のオリジナル韓ドラだそうです。スーパーヒーロー作品で、特殊能力を持っていたり、空を飛んだり、韓国ドラマ好きの方はもちろん、アメコミ好きにもマッチします。僕はマーベル作品が大好きなので、ハマると思います(笑)。皆さん楽しみにしてくださいねぇ〜!
『悪鬼』作品情報
次回は特殊能力者たちの成長と葛藤を鮮烈に描いたサスペンス・アクション!超特急カイが推す、ディズニープラス独占配信韓国作品
クラスで地味な存在の主人公ボンソクは空飛ぶ力を隠し持っているが、謎の美少女転校生ヒスと出会い、お互い惹かれ合っていく。やがて能力者を狙い消す暗殺者の脅威が迫る…愛する人を守れるのか?能力を使って彼はやがては怪物になるか、英雄になるか?未曾有のスケールで戦いが炸裂する、能力者たちの成長と葛藤を鮮烈に描いたサスペンス・アクション。スペシャルゲストと共に、超特急のカイがその見どころを深掘りする。