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TikTok25億再生超えの新しい学校のリーダーズ「ただのブームや流行で終わらないで」デビュー8年目のブレイクで高まる野心

 今最もメディアで注目を集めている4人組グループ「新しい学校のリーダーズ」。コミカルな楽曲と奇抜なダンス、4人の肝が据わった堂々とした立ち居振る舞いに、初見は圧倒され、気づけば気になる存在になっている人もいることだろう。中でも2020年に発表した「オトナブルー」は欅坂46やTWICEもダンスを披露するなど、国内外で反響を呼んでいる。結成して8年目のブレイクに彼女たち自身はどう感じているのか。率直な想いを聞いた。

8年目のブレイクに対する心境「ここからがスタートっていう気持ち」

 新しい学校のリーダーズが注目されたのは、「オトナブルー」の首振りダンス。振り付けは彼女たちによるものだ。そもそも「オトナブルー」は2020年に発表された昭和歌謡とエレクトロを融合させたデジタルシングルで、3年後の2023年にTikTokでバズり始めた。SNSでは「中毒性があってハマる」「Perfume以来久々にかっちょええグループ来たなって感じ」「テレビで初めて見て衝撃受けたんだけど、全員美人で歌も踊りも上手くて速攻好きになった」など、多くの反響を呼んだ。

「8年目になって、私たちが楽しいとか、面白いとか、かっこいいと思うことをやり続けてきた答え合わせのスタートが始まったなっていう感じがしております」(SUZUKA)

「お客さんが全然いなくて、高さが数センチしかないステージでライブしたり、いろんな段階を踏みながら常に進化をしてきたと思っているんですけど、年数が経つごとに、元々大好きだった新しい学校のリーダーズがもっともっと大好きになりました。4人でいることとか、チーム全体を含めてどんどんどんどん愛おしいものになっていった。それが、『本当にもう最高!』ってなっているタイミングで、今まで私たちを知らなかった方が気づいてくれて。ようやく来たっていう気持ちもあるし、本当にここからがスタートだっていうワクワクした気持ちの両方がありますね」(RIN)
 現在ではTikTok再生数が25億を超え、欅坂46やK-POPアイドルTWICEやaespaも振り付けを真似るほどの人気ぶりに。

「アジアの方が、世界に行きやすくなってるからこそ、楽曲やパフォーマンスがうまいこと受け入れられたんちゃうかな」(SUZUKA)

「TikTokのダンスのレベルも上がってるよね。」(KANON)

「時代がちょうど今、(新しい学校のリーダーズに)フィットしたのかなって思います」(RIN)

ブレイクでメディア注目も本懐はライブパフォーマンス「ライブを見て夢中になってほしい」

 バズって注目されようと、彼女たちの根幹は何も変わらない。2015年の結成時からセーラー服とリーダーを表す腕章と上履きで、劇団調の前衛的なパフォーマンスを見せるというスタイルを貫いている。

「結成当初は、3人が中学生、1人が高校生だったので、等身大の姿を見せるためのセーラー服でした。ちょっと個性を出したいから靴下は私たち流にしてたんですけど、校則は守る中で『はみ出していく』というのが基盤にあったので、スカートは膝下で長めにしていました」(KANON)
「『私たち、誰よりも青春してない?』ということで、<青春日本代表>を自称するようになり、20代になった今もめちゃめちゃ青春してるので、<青春日本代表>を体現できてるんじゃないかなって思います」(MIZYU)

 「オトナブルー」を配信した翌年の2021年にはアメリカに拠点を置く88risingと契約。世界デビューを果たした。

「日本でもまだ無名なのに世界になんていけるわけがないと勝手に思い込んでいた部分もあったんですけど、最近は日本でも知ってもらい、世界でも『自分の国に来て欲しい』という声をたくさんいただけるようになって。とにかく私たちはライブを生で見てほしいので、海外や国内のいろんな地方に行って、私たちのスタイルをいろんな人に、直接、伝えていきたいです。お互いにちゃんとNice to meet youしたいですね。ライブパフォーマンスを生で見てほしいし、私たちも世界をもっと知っていきたいなって思います」(RIN)
 今年の4月から5月にかけて行われた「日本にいるけど一時帰国ツアー2023」はチケットが完売。それによって心境にも変化が出てきた。

「今年に入ってから『オトナブルー』をきっかけに、確実にライブに来てくれるお客さんが目に見えて増えて。ただ、自分で言うのもあれだけど、話題の人たちみたいな感覚だと思うんですね(笑)。これがただのブームや流行で終わらないで欲しいなって思います。『オトナブルー』だけの印象になりたくもないし、ライブを見てもらえればいっぱい掘るところがあると思うので、すごく夢中になってほしい。リーダーズが楽しまれてる状況をもっと広げていきたいし、この楽しさと気持ちよさを共有していきたいです」(MIZYU)

「最初は、この4人の魅力や自分たちが面白いと思ってたことが伝わるのかっていうのをずっと追い求めてたんですけど、今年に入って、こんなにも多くの人に知ってもらえて、今後は、何をもってステージに立ち、どう伝えていくのかが大事やなって感じてて。その答えをどんどん見つけていきたい。そうしたら、アーティストとして、表現者として、多くの人と何かを共有するときの底のぶ厚さができると思うんですね。それが今はまだたりてない。そこにより真剣に向き合えたらなと思います」(SUZUKA)

どんな時も4人でとことん話し合って進んできた8年 新しい学校のリーダーズとしての“強み”とは

 パフォーマンスもさることながら、彼女たちの魅力は、なんといっても仲の良さだろう。彼女たち自身も自分たちの強みを「4人が集まった時のパワー」(SUZUKA)だと話す。
「LAで共同生活していたこともあるけど、これまで常に4人で話し合ってきました。4人の会話がないと進んでこなかった8年間だから、信頼もすごい厚いし、絆もある。それぞれが持ってるものも考え方も違うから、いろんな案が出てくるけど、それを選ぶときも進めるときも、4人で素直に向き合って、どんどんパワーアップさせていける。それはこの4人だからこそだなと思います」(KANON)

「この4人の関係性がないと多分何もできないと思う。ライブも作れないし、こうやって見ていただける機会も作れなかったと思う。本当に4人はずっと喋ってるんですよ」(MIZYU)

 そうやってここまで4人で足並みを揃えて進んできた。この“はみ出してきた”8年間の活動の中で、新しい学校のリーダーズを続けることへの迷いや不安はなかったのか。
「『これ、いつまで続くかわからんけど、とりあえずやっとくか』みたいな感じでここまで来ました。おもろいものをやれる限りやっちゃおうぜみたいな」(SUZUKA)

「表に出ている私たちって本当に楽しそうだし、自己肯定感高そうとか、そういう言葉でまとめられるような見え方だと思うんですけど、その中でもたくさん葛藤はしてきてるし、成長するたびに、4人でたくさん向き合って考える時間もたくさんありました。でも全部が結局“楽しい”に向かうんです」(KANON)

「みんな多感な時期なんで、価値観とかもどんどん変わっていくなかで、それぞれの考えでぶつかる時は本当に素直に全部言い合って最終的に小指を繋いで、『エイエイヤー!』でやってきました。みんな目がパンパンで『明日浮腫むで〜』って笑いながら。これからもそうやって4人で向き合いながら進化していきたいです」(SUZUKA)

(取材・文/永堀アツオ)
新しい学校のリーダーズ
https://leaders.asobisystem.com/
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