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【上半期本ランキング】村上春樹が史上初となる3回目の1位獲得、WBC人気で野球関連本も席巻

 「第16回 オリコン上半期“本”ランキング 2023」が発表され、村上春樹の『街とその不確かな壁』が上半期BOOK1位に輝いた。通算3回目の1位獲得となり、これは史上初の記録でもある。また、3度目の世界一を飾り世間を賑わせたWBCの人気が、“本”ランキングにも如実に反映。『WBC2023 メモリアルフォトブック』が、上半期の写真集ジャンルの1位を獲得した。スポーツ関連本作品の1位獲得は史上初の快挙となった。
<<総合ランキング表>>
◆BOOK  1位〜25位 ◆作家別 1位〜5位
◆コミック 1位〜25位 ◆作品別 1位〜5位
◆文庫   1位〜25位 ◆作家別 1位〜5位
<<ジャンル別ランキング表>>
◆ライトノベル作品別 1位〜10位  ◆ビジネス書 1位〜10位
◆文芸(小説) 1位〜10位  ◆ライトノベル 1位〜10位
◆タレント本 1位〜10位  ◆写真集 1位〜10位
集計期間:2022/12/5付〜2023/5/29付(実質集計期間:2022/11/21〜2023/5/21)

村上春樹の6年ぶり新作が1位を獲得 「19×19」を簡単に解く話題の暗算本もランクイン

 村上春樹の『街とその不確かな壁』が、期間内売上16.3万部で1位を獲得。本作は、2017年に発行された『騎士団長殺し』第1部顕れるイデア編、第2部遷ろうメタファー編以来、6年ぶりとなる同氏の書下ろし長編小説だ。

 2008年度からスタートした「オリコン上半期BOOKランキング」において、村上春樹の1位獲得は、2013年度の 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、2017年度の『騎士団長殺し−第1部 顕れるイデア編−』に続き、通算3回目。同一著者による通算3回の同ランキング1位獲得は史上初となる。

 そのほか、大人も子どもも楽しく学べて身につく暗算法が公開されている、小杉拓也の『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』が、期間内売上26.8万部で3位を獲得。8位には、「2023年本屋大賞」を受賞した凪良ゆうの『汝、星のごとく』が、期間内売上19.8万部でランクイン。凪良ゆうは「上半期BOOKランキング」では自身初のTOP10入りとなった。また、5位には雨穴の『変な絵』が期間内売上20.9万部で、10位には同じく雨穴の『変な家』が期間内売上18.5万部で、それぞれランクイン。TOP10内に2作のランクインを果たした。

WBC人気が“本”ランキングにも大きく影響 野球関連本がTOP10に8作品もランクイン

 今年の3月に開催された第5回WBC。栗山監督率いる侍ジャパンは、大谷翔平、ダルビッシュ有、村上宗隆など、そうそうたるメンバーを招集し、見事3度目の世界一に輝いた。連日繰り広げられた激闘の数々は大きな反響を呼び、世代を問わず日本中の多くの人が感動と歓喜に沸いた。その話題性は“本”ランキングにも反映されている。

 ジャンル別ランキングの「写真集」では、侍ジャパンの激闘を記録した『WBC2023 メモリアルフォトブック』が、期間内売上13.6万部を記録し1位を獲得。また、ジャンル別「スポーツ関連本」でも1位を飾り、写真集ジャンル&スポーツ関連本ジャンルでの同時1位獲得となった。スポーツ関連本ジャンルの作品が写真集ジャンルで1位を獲得するのは史上初となる。

 さらに、ジャンル別「スポーツ関連本」では、侍ジャパンを世界一へと導いた栗山英樹監督が2019年に発表した著書『栗山ノート』 が、期間内売上4.8万部を記録し、5位にランクインした。栗山監督が小学生の頃から書き続けている「野球ノート」を紐解いたもので、日々の戦績やプレーの細かな振り返りに加え、監督として、そして人間としての“哲学”が書き込まれている。栗山監督がどういった言葉に刺激を受け、それを指揮官としてどのように活かしてきたのか。『論語』『書経』『易経』 などから先人に学び、勝敗の理由を考え抜いた先に綴った組織づくりの要諦を、書籍としてまとめた一冊となっている。

 ほかにも、『プロ野球カラー名鑑 2023[ポケット版]』、『2023 プロ野球オール写真選手名鑑』、『2023 プロ野球写真&データ選手名鑑』、『2023 プロ野球全選手カラー写真名鑑 パーフェクト DATA BOOK』、『プロ野球12球団全選手完全名鑑 2023』、『別冊宝島 プロ野球選手データ名鑑2023』など、野球関連本がTOP10に続々とランクイン。WBCや侍ジャパンの人気ぶりが垣間見える結果となった。

『ONE PIECE』105巻が上半期コミック1位、坂道グループの写真集がTOP6を独占

 コミック作品の売り上げをまとめた「オリコン上半期コミックランキング 2023」では、尾田栄一郎の人気コミック『ONE PIECE』105巻が、期間内売上175.8万部で1位を獲得。映画『ONE PIECE FILM RED(ワンピース レッド)』が大ヒットし、昨年から今年の1月末まで5ヵ月半のロングランを記録したのは記憶に新しい。そして、今回1位に輝いた105巻で同作はいよいよ最終章へと突入するため、今後もさまざまな話題を巻き起こしそうだ。
 ジャンル別「女性写真集」では、坂道グループ関連作品がTOP6を独占。1位に輝いたのは、乃木坂46のオフショット写真集第3弾『乃木坂46写真集 乃木撮VOL.03』で、期間内売上11.0万部を記録した。続いて、期間内売上9.6万部で『TRIANGLE magazine 01』が2位にランクイン。本作は、新ビジュアル誌『TRIANGLE magazine』の創刊号である。乃木坂46の山下美月・賀喜遥香・井上和の3人を撮り下ろしており、山下は「運命の女」、賀喜は「ガールフレンド」、井上は「初恋」をテーマに撮影されたフォトストーリーが収録されている。

 『日向坂46 金村美玖1st写真集 羅針盤』は、期間内売上9.3万部で女性写真集ジャンル3位を獲得。本作は日向坂46の金村美玖が19歳の秋から初夏にかけて、北海道、京都、和歌山、鹿児島の4道府県で撮影した1st写真集。初めてのひとり旅を通して大人へと成長する、19歳の金村美玖の魅力がたっぷり詰まった1冊になっている。

 女性写真集4位には期間内売上5.5万部で『日向坂46 影山優佳1st写真集「知らないことだらけ」』、5位には期間内売上5.2万部で『秋元真夏 卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』』、6位には期間内売上3.5万部で『櫻坂46 大園玲1st写真集 半分光、半分影』 がランクイン。坂道グループの根強い人気の高さを見せつけた。

「オリコン“本”ランキング」は「2008/4/7付」よりスタート
<クレジット:オリコン調べ 集計期間:2022/12/5付〜2023/5/29付 (実質集計期間:2022年11月21日〜2023年5月21日)>
<<総合ランキング表>>
◆BOOK  1位〜25位 ◆作家別 1位〜5位
◆コミック 1位〜25位 ◆作品別 1位〜5位
◆文庫   1位〜25位 ◆作家別 1位〜5位
<<ジャンル別ランキング表>>
◆ライトノベル作品別 1位〜10位  ◆ビジネス書 1位〜10位
◆文芸(小説) 1位〜10位  ◆ライトノベル 1位〜10位
◆タレント本 1位〜10位  ◆写真集 1位〜10位
集計期間:2022/12/5付〜2023/5/29付(実質集計期間:2022/11/21〜2023/5/21)
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