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人気マンガ『先輩はおとこのこ』アニメ化にAKB48坂川陽香が感激、同じ高校生として「日々の勇気をもらってます!」
男の子? 女の子? 坂川陽香、『先輩はおとこのこ』との衝撃の出会い
──坂川さんはマンガが大好きだそうですね。
坂川陽香 小学校5年生からマンガが大好きで、『りぼん』(集英社)を読むようになってから少女マンガが好きになったんです。小さい頃に読んでいた月刊誌は1ヵ月待たないと続きが読めなかったのに、LINEマンガのようなアプリならすぐに読めるのがすごく嬉しくて。移動時間にスマホで気軽に読めるので、電車や車の中で読むことが多いです。しかも、私好みのマンガをたくさんオススメしてくれるので、「また私にぴったりだ!」と思いながらどんどん読んじゃいます(笑)。
──とくに『先輩はおとこのこ』が好きなんですよね。どのように出会ったのですか?
坂川陽香 広告で流れてきたのを見て、「どういうお話なんだろう?」と興味がわいたのが最初です。“先輩はおとこのこ”と言いながら、女の子に見えるし…。でも、絵がすごくタイプで、1話を読んだらストーリーもすごく面白くて。そこから一気にハマってしまったんです。読めば読むほど話が深くなっていって、登場人物も魅力的。1話ずつ、日々の楽しみとして読んでいました。
──かわいいものが好きな男の子・まことが主人公。繊細な部分もある作品ですよね。
坂川陽香 今まで少女マンガの恋愛ものばかり読んでいたので、こういう作品は初めて。経験したことのない物語だけど、こういうこともあるんだ…と、新しい世界を知った気持ちになりました。多様性への理解が必要な今の時代に、みんなにも読んでほしいと思える作品だと思います。
同じ高校生として、AKB48として…「“壁”がどんどんなくなっていけばいい」
坂川陽香 もし自分の友だちだったとしたら、「どうやって気持ちを受け止めたらいいだろう」とか、「何をしてあげるのか正解なんだろう」とか、たくさん考えながら読み進めて。一人で悩むと気持ちはどんどん沈んでいくと思うので、ちゃんとその思いを受け止めて、支えになれる人になりたいなって思いました。
──学校やAKB48では、同世代から幅広い年代、性別の人たちと接している坂川さんだからこそ、感じることも多いのでは。
坂川陽香 やっぱり、学校ではまだ男女の違いとか年齢の差は意識しちゃうというか、そういう文化は残っています。ただ、そういう“壁”みたいなものがどんどんなくなっていけばいいとも思っていて。そう考えるようになったのは、『先輩はおとこのこ』を読んだこともあるし、AKB48に入った影響もあります。AKB48は先輩たちがすごく優しくて、なんでも教えてくれるし、話しやすい雰囲気を作ってくれるんです。私も後輩ができましたし、自分が先輩たちにしてもらったように後輩たちに接して、どんどん壁をなくしていきたいなって思っています。
「ついにアニメ化、きたよ〜!」、学校の友だち同士でも話題沸騰
★ついに待望のアニメ化! 公式サイトでチェック(外部サイト)
──本作には魅力的な人物が多く登場します。特に好きなキャラクターはいますか?
坂川陽香 まこと先輩も好きなんですが、咲ちゃんがとにかく好きです。いつも笑顔で周りを明るくするキャラクターですが、実は悩みを抱えている部分もあったりとか、人に言えない思いを抱えていて。明るいところは自分と似ていると思いますが、私は悩んだらすぐ表情や態度に出ちゃってバレるから、そこは違うところなんですよね(笑)。
――そうなんですね(笑)。
坂川陽香 はい(笑)。とにかく、この作品はどのキャラクターも魅力的だと思います。
――そんなに思い入れがあると、完結したときは寂しかったでしょう?
坂川陽香 ホント、終わりに近づいていくのがすごく寂しかったですね。でも、そんなときにアニメ化が決定して! マンガとはまた違う形でこの作品を観られるんだなって、すごくワクワクしています!
──好きなキャラクターが動き出すのは楽しみですよね。
坂川陽香 声優さんも気になりますし、「自分が読んでいるときに想像していた声に近いといいな」なんて、勝手に思っています(笑)。あー、本当に楽しみです、アニメ化! 学校の友だちとも、「ついにアニメ化、きたよ〜!」って盛り上がりましたね。風景描写もキレイなマンガなので、アニメになったらもっとすごいんだろうなってみんなで楽しみにしているんです。
実はマンガ家志望だった坂川、LINEマンガデビューの日は来る?
坂川陽香 実は、かなり本気でマンガ家さんを目指していたことがありました! 小学生の頃、マンガ雑誌の読者コーナーに送ってみたり、ストーリーを考えてマンガを描いたり。最近でもイラストはよく描いていて、キャラクターを考えたりして、ファンの方との交流に生かしています。紙とペンがあったら、4コママンガをよく描いていますね。
──LINEマンガには『LINEマンガ インディーズ』といって、誰でも投稿できるフォームがあるんですよ。『先輩はおとこのこ』も、作者・ぽむ先生がそこに投稿したことをきっかけに、トライアル連載を経て本連載、そしてここまでの人気作になったんです。
坂川陽香 えっ! ホントですか? えー! 私も描いちゃおうかな、なんて(笑)。AKB48に入ってから、いろんな方とお会いして、いろんな貴重な経験をさせていただいているので、描きたいことはたくさんありますから!
坂川陽香 最初の衝撃もすごいのですが、そこからどんどん違う展開になっていきます。登場人物一人一人の感情が自分とリンクすることも多いと思うので、そういう感覚を楽しんで読み進めていけるんじゃないかなと思います。
――こういう人に読んでほしい!という思いは?
坂川陽香 同世代の学生の方に一番読んでほしいんですが、大人の方にも読んでいただきたいです。子どもと大人では考え方が違う部分があり、本作からは子どもの本音がわかる気がしていて。そういう子どもが抱え込んでいる部分を、この作品から知ってほしいなと思いますね。
――なるほど。同世代にはいかがですか?
坂川陽香 勇気を出して誰かに気持ちを聞いてもらうことで、自分は一人じゃないんだと思えることを知ってほしいです。私は本作で、「もう誰でも! 全部受け止めるから何でも話して!」という気持ちになりました(笑)。
──人と人の間にある壁を壊してくれる作品なのかもしれないですね。
坂川陽香 本当にそう思います。私はこのマンガのおかげで、考え方が変わりました。悩んでいた出来事に対しても、ポジティブにいろんなことを考えられるようになったんです。この作品から日々の勇気をもらっています!
作者:ぽむ
AnimeJapan 2022『第5回アニメ化してほしいマンガランキング』1位、『次にくるマンガ大賞 2021』Web部門3位受賞作。女子生徒用のセーラー服で学校生活を送る男の娘・花岡まこと。後輩女子・咲は、まことを女の子だと勘違いしたまま告白し断られるが、「男女両方楽しめる」となぜか喜んでしまう。今年3月、テレビアニメ化されることが発表され、ティザービジュアルやティザーPVが公開されている。
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坂川陽香、『先輩はおとこのこ』の「ココにグッときた!」
<咲ちゃんが、まことの前で涙する場面>
「48話で咲ちゃんがタクシーを必死に追いかける場面があって、転んで足を怪我しても自転車で必死に追いかけるんですが、追いつけなくて。そんな咲ちゃんをまこと先輩がしっかり支えてあげるんです。咲ちゃんは涙を流して、それまで我慢していた気持ちを全部吐き出せた。大好きなシーンです!」
坂川陽香(さかがわ・ひゆか)
2006年10月7日生まれ、福井県出身。AKB48 Team8の一員として活躍。
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