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SixTONES「ABARERO」発売、グループとして破格のポテンシャルを解き放つ”勝負曲”
4月12日にSixTONESがリリースしたシングル『ABARERO』の表題曲「ABARERO」は、SixTONESというグループの持つ破格のポテンシャルを真っ向から解き放つような一曲だ。「衝動あふれる攻撃的なヒップホップチューン」というキャッチフレーズのこの曲。“攻撃的”というのは、つまり、大衆性を意識した親しみやすさや耳馴染みのよさではなく、アグレッシブな“圧”を感じさせるタイプの魅力を持つナンバーだということ。冒頭からヘヴィなビートに乗せて獰猛なラップを繰り出し、否応なしにテンションを上げるハードなサウンドとフックの強い歌、切れ味鋭いパフォーマンスを次々と披露する。リスナーを圧倒するようなパワーと迫力に満ちた一曲だ。
SixTONESというグループの“推進力”となる勝負曲「ABARERO」
ノンタイアップのシングルであるというのもポイントだ。「ABARERO」はドラマ主題歌やCMソングのために作られたわけではない。何かのテーマやモチーフに寄り添うのではなく、SixTONESというグループ自身の推進力となることを意図して作られた楽曲だ。シングルに収録されるMVのメイキング映像内でも、松村北斗は「『SixTONESってこういう方向性のグループです』って聴かせるための曲」、ジェシーは「シングルでこういう攻めきった形で見せるという、SixTONESならではの音楽ができた」と語っている。
リリックにも「まだ押し上げるぜ限界」「目覚めるまで全開」「媚びは売らねーMy style」「まだまだかますぜ俺らのやり方で」と、彼ら自身の意気を直球で伝えるようなフレーズが並ぶ。ジェシーと田中樹が軸になりラップのフロウのバリエーションで聴かせるAメロから、ビルドアップ&ドロップのEDM的なスタイルで高揚感をもたらすBメロ〜サビ、そしてダブルタイムにテンポ感を加速して煽るCメロと、曲調は目まぐるしく移り変わる。勢いにあふれているが決してシンプルな構造になっていないということもあり、ジェットコースター的な聴き応えを持っている。
ドーム公演で生み出される“シンボリックな瞬間”に期待!
通常盤に収録される「PARODY」はエレクトロスウィングっぽいテイストも感じさせる小気味よくダークなポップチューン。エフェクトのかかったヴォーカルの歌声や「生きづらいな 息辛いな 雑踏に眩暈した」という歌詞のフレーズも印象的だ。「Drive」はメロウでグルーヴィーなR&Bナンバー。タイトル通りのドライブソングで、心地よいフィールのブレイクビーツ、曲後半の歌とファンキーなソロの応酬も聴きどころだ。
また、初回盤Aには軽やかでカラフルな「Good Luck! -Sunrise Soul Remix-」、初回盤Bには温かくシンプルな「ふたり-Sunset Chill Remix-」という既発曲のリミックスも収録。通常盤にはYouTube限定のパフォーマンスとして公開された「人人人-PLAYLIST Performance- Day.6 ver.-」「Chillin’ with you -PLAYLIST Performance Day.7 ver.-」も収録される。
今年でメジャーデビュー4周年を迎えたSixTONESは、1月4日に発売された3rdアルバム『声』を引っさげた全国6都市26公演のアリーナツアー「慣声の法則」を3月に終えたばかり。4月には東京ドームと京セラドーム大阪で初の単独ドーム公演「慣声の法則 in DOME」が開催される。
おそらくドーム公演のステージでも「ABARERO」はシンボリックな瞬間を生み出すだろう。挑戦を積み重ね、新境地を開拓してきたグループの未来をこの曲がどう導くのか、期待したい。
文:柴 那典
https://www.sixtones.jp/(外部サイト)
■SixTONES YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCwjAKjycHHT1QzHrQN5Stww(外部サイト)
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