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SixTONESの3rdアルバム『声』で冴え渡るボーカルの魅力、歌詞から思い至った“声”への渇望感
そして2022年もSixTONESは精力的に動き続けてきた。畳み掛けるような展開のミクスチャー・ロック・ナンバー「共鳴」、感傷的でスケールの大きなバラード「わたし」、キラキラと華やかなポップチューン「Good Luck!」、切なく温かみのあるミドルバラード「ふたり」と、様々なタイプの楽曲をシングルとしてリリースしてきた。どの曲でも、耳を惹きつける6人それぞれの歌声が大きな魅力となってきた。そうした歩みの先に届いたアルバムだからこそ、「声」というタイトルに合点のいく人も多いのではないだろうか。
京本大我のハイトーン、松村北斗の低音の対比が魅力「Boom-Pow-Wow!」
そしてアルバムの聴きどころのひとつが、中盤に置かれた「人人人」だ。ファンキーなギター・カッティング、うねるベース、小粋なピアノやオルガンと、かなりオシャレなバンドアンサンブルに乗せて、自在なラップを聴かせる曲。でも歌っていることのテーマは、ステージに上がる前に緊張してしまうという飾らぬ一面。タイトルの由来は手に「人」の字を書いて飲み込む古来からのおまじないである。
中毒性の高いEDMから歌謡曲の色気まで、三者三様のユニット曲
アルバム「声」は「初回盤A」「初回盤B」「通常盤」の3タイプがあり、共通楽曲は13曲。ストリングスが響きおおらかな包容力を持つ「Always」がアルバム本編を締めくくり、その後にはいわばボーナストラック的な新曲が収録されている。
歌詞から感じる“声”に込められた想いーー「6人の声」
そういうことを踏まえて考えると、いろいろと思い至るところがある。「Boom-Pow-Wow!」には「声上げろ」という歌詞があるし、「Outrageous」には「声を聞かせて」という歌詞がある。通常盤収録の「Again」には「ただその声を聴きたくて」という歌詞もある。
アルバム『声』に込められたのはSixTONESの、6人の声だ。けれど、そこには同時にファンやリスナーの声を待ち望む気持ちも詰まっているのではないかと思う。
文:柴 那典
https://www.sixtones.jp/(外部サイト)
■SixTONES YouTube Channel
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