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(更新: ORICON NEWS

“和×発酵”新ジャンルのヨーグルトを試食レビュー、「和風スイーツみたい!」自然な甘さと食感に驚き

 ニッスイが「和×発酵」をコンセプトにしたヨーグルト『WABIO(ワビオ)』を9月1日に首都圏の一部量販店・ドラッグストアなどで限定発売した。身体と環境に配慮した植物性素材を重視して、主原料に「米」と「豆乳」を使用。担当者が「日本人が食べ親しんだ和の素材で、手軽においしく健やかな暮らしを」と想いを語る新ジャンルのヨーグルトとは? 気になるその味も試食レポートする。
■和×発酵『WABIO(ワビオ)』(外部サイト)

「健康だけでなく味にもこだわりたい」“植物性”に高まるニーズ

 健康志向や環境配慮への関心の高まりから、飲料やスイーツにも「植物性原料」をうたった商品が数多く登場している。中でも顕著なのが乳製品で、スーパーの牛乳コーナーでも豆乳はもとよりアーモンドやピスタチオ、オーツ、カシューナッツ、ココナッツなど多種多様な植物性ミルクを見かけることが増えた。この動きは朝食やヘルシーなデザートに取り入れやすいヨーグルトにも波及し、昨今はさまざまなタイプの植物性ヨーグルトが続々と誕生している。

 そうした中、大手食品メーカーのニッスイから「和素材×発酵」をコンセプトにした新商品『WABIO(ワビオ)』が発売された。ラインナップは「国産お米で作ったヨーグルト」と「国産大豆で作った豆乳ヨーグルト」の2種類。和素材ならではのやさしい甘さと上質な味わいにこだわった新しいジャンルのヨーグルトだ。
  • 『WABIO 国産お米で作ったヨーグルト』

    『WABIO 国産お米で作ったヨーグルト』

  • 『WABIO 国産大豆で作った豆乳ヨーグルト』

    『WABIO 国産大豆で作った豆乳ヨーグルト』

 担当者は開発のきっかけについて、「食の欧米化により和食離れが進む中、当社が持つ独自の視点で日本における植物性たんぱく質の可能性を模索してきました。そうした検討を重ねた結果、毎日に寄り添える食品として“ヨーグルト”に着目しました」(ニッスイ担当者)と語る。

「健やかな生活に貢献したい」100年以上受け継がれるニッスイの遺伝子

 ニッスイといえば「日本水産」という社名からもわかるように、水産物から事業をスタートした食品メーカーだ。そのニッスイがなぜ植物性ヨーグルトの開発に取り組んだのか? そこには明治44年の創業以来、実に100年以上にわたって受け継がれてきた“ニッスイの遺伝子”があった。

「『WABIO』には、長寿で知られる滋賀県の郷土食『ふなずし』に由来する当社独自の乳酸菌を使用しています(乳酸菌は複数使用)。シンプルな原材料で繊細な味わいにこだわりました」
 味噌や醤油、糠床など日本人の食文化と発酵は伝統的に深い関わりがあるが、近年は腸内環境や免疫力アップといった健康や美容の面でも注目されている。またうまみ成分が高まるのも発酵の効果の1つで、『WABIO 国産お米で作ったヨーグルト』は酵素の力でお米を糖化させて自然な甘みを引き出しているという。

「忙しい日々でも体にやさしい和の素材を、手軽においしく召し上がっていただきたい。そうした思いから国産のお米や大豆を主原料に、発酵の力を活かした『WABIO』は生まれました」

「和×発酵」というコンセプトの背景には、「おいしさを通じて人々の健やかな暮らしに貢献する」といった100年企業・ニッスイの信念が込められていた。
■和×発酵『WABIO(ワビオ)』(外部サイト)

編集部の試食レビュー、「これが自然の甘み?」お米・大豆の奥深い味わい

編集部に届いた『WABIO(ワビオ)』を試食!

編集部に届いた『WABIO(ワビオ)』を試食!

 さっそく試食をしてみた。食べ比べてみると2種類ではっきりと味わいが異なり、「お米」と「大豆」それぞれの素材を大切にしていることがわかる。
『WABIO 国産お米で作ったヨーグルト』の特徴は、甘酒のようにほんのりとした風味が感じられること。原材料を見ると、主原料は国産米を酵素分解した「米糖化液」。繊細な甘さはお米由来によるもので、そのほかの糖分は使っていない。酸味は従来のヨーグルトに比べてやや控えめだ。
  • 甘酒のようにほんのりとした風味がおいしい

    甘酒のようにほんのりとした風味がおいしい

 和スイーツのような上質な味わいで、アレンジとして「きなこ」を加えてもおいしかった。

きなこを加えて“和スイーツ”感も味わえる

きなこを加えて“和スイーツ”感も味わえる

『WABIO 国産大豆で作った豆乳ヨーグルト』の主原料は国産大豆から作った豆乳で、不足しがちなたんぱく質を植物性食品で補えるのがうれしい。カドのない優しい甘みは三温糖によるものだ。
  • カドのない自然な優しい甘みが特徴

    カドのない自然な優しい甘みが特徴

 そのままでも甘さは十分だが、プラスするならはちみつや黒蜜といった自然素材を選びたい。ヨーグルトらしい爽やかな酸味で、シリアルやフルーツとも相性が良さそうだ。

黒蜜を加えてアレンジ。酸味と甘みの相性は抜群だった

黒蜜を加えてアレンジ。酸味と甘みの相性は抜群だった

 最近は「よけいなものは摂りたくない」と考える人が増えているが、どちらも主原料に国産素材を使用しているのも安心できるポイント。必要最低限の原材料ながら奥行きのある味わいは、「発酵」の力のなせるワザだ。

 日常に取り入れるポイントとして重要なのが「手軽さ」と「おいしさ」だが、分別しやすい紙カップ入りで1食分という点で「手軽さ」はクリアしている。「おいしさ」については味覚や好みは人それぞれだが、ほんのり甘いヨーグルトを好む人にはとくにオススメなので、まずは一度試してみてほしい。

 かつて植物性食品というと「健康のために」や「動物性の代替として」など、どこか我慢して選ぶ傾向があった。しかし昨今の植物性ヨーグルト市場の伸びを見ると、もっとポジティブな理由(おいしいなど)で選ぶ人が増えていることが伺える。

「和×発酵」をコンセプトとした新ジャンルヨーグルト『WABIO(ワビオ)』からも、健康とおいしさが共存できることを感じてほしい。
『WABIO 国産お米で作ったヨーグルト』/100g
原材料:米糖化液(国産製造)、でん粉、米粉、寒天
国産の米を酵素分解した米糖化液を主原料としているため、米由来の自然な甘さが特徴。また、寒天とでん粉を使用することで、なめらかな食感に仕上がっている。

『WABIO 国産大豆で作った豆乳ヨーグルト』/100g
原材料:豆乳(国産製造)、砂糖、植物繊維(イヌリン)、大豆ペプチド(一部に大豆を含む)
和食として馴染み深い国産の大豆を使用した豆乳(乳成分不使用)が主原料。さらに、現代人に不足しがちな食物繊維が配合されており、味つけに優しい甘さの三温糖が使用されている。

■和×発酵『WABIO(ワビオ)』(外部サイト)

販売場所
首都圏の一部量販店・ドラッグストアなどで限定発売中
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