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赤楚衛二が天然発言、坂口健太郎の魅力は「チーズちくわ」 “普段から仲良し”対談
赤楚と坂口は、『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』(3月4日より放送・配信、詳細下段)でそれぞれ主演を務める。WEB・アプリで注目された漫画『ヒル』『ヒル・ツー』(新潮社バンチコミックス)を原作とする本作は、他人になりすまし、他人に寄生して生きる不法滞在者“ヒル”たちの運命と、格差社会の闇を描く社会派復讐サスペンスドラマ。2シーズン構成で、Season1は赤楚が演じる他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキ役を、Season2では坂口が演じる掟を破るヒルを罰する“ヒル狩りのカラ”を主人公に描く。
3度目の共演は「うれしかった」「すごく楽しかった」
赤楚衛二すごくうれしかったです。というのも、僕の映画デビュー作である映画『ヒロイン失格』(15年)でご一緒させていただいて、次にドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(19年)では間近でその背中を見させていただいて。そして今回、Season1からSeason2へ主演のバトンを渡すという大きな役をいただいて、うれしくて仕方なかったです。
坂口健太郎僕もうれしかったです。だからこそ、もうちょっと共演シーンがあったらよかったのに…と思ってしまいますね。その数少ない共演シーンの一つで、初めて赤楚が演じる“ユウキ”を見て、僕の中の“カラ”が決まりました。対照的なキャラクターをしたいと思っていたんです。今回はガッツリ組んだわけではなかったけれど、一緒に『ヒル』という作品に携われて、すごく楽しかったです。
――赤楚さんと坂口さんはプライベートでも仲が良いのですか?
赤楚話を聞いてもらったり、誕生日プレゼントいただいたりしています。
坂口ちょこちょこね。
――坂口さんから見た赤楚さん、赤楚さんから見た坂口さんはどんな人なのでしょうか?
赤楚一言で表すのはすごく難しいですね。自然体で飄々としているんですけど、ちゃんと立ってる…、そう、チーズちくわみたいな。ちくわの中にチーズじゃなくて、太い針金が通っているような人。
坂口柔らかく見えるんだけど芯がある。
赤楚まさにその通りです! はい、そういうふうに見えました。
坂口インタビュー記事に、“ちくわの中に〜”って書かれちゃうけど、大丈夫? 僕は大丈夫だけど(笑)。今の赤楚が…というよりは、ここ1年くらいの話をしてもいいですか? 2人でご飯を食べたり、電話で話したりすることが、この1年の間に何回かあって、その時々で現在進行形の仕事の話とか、いろいろ話すことがあったんです。そこで僕は、赤楚が今、すごくもがいているな、と感じていました。自分の想像を超えて、周りが目まぐるしく変わっていった1年だったと思うので、もがいている、という言葉が正しいのかわからないですが、本人にしかわからない大変さって、誰にでもあると思うし、僕にもそういう時期があったので、赤楚は今がそのタイミングなのかな、と思っていました。
『ヒル』の撮影は昨年の夏だったんですが、それから数ヶ月経って、今、こうして赤楚と一緒にインタビューを受けながら感じていたのが、もがいていたところからふっと抜けた? もうすぐ抜けそうという印象。だから、2022年以降がますます楽しみなだな、と思います。
赤楚僕のコメントが「ちくわ」って、駄目ですよね(笑)。
坂口いいと思うよ、赤楚らしくって(笑)。
赤楚2021年は、全速力で駆け抜けたな、という感じで、その中で、事あるごとに坂口さんに助けていただきました。今年はローラースケートを履いたように、もっと加速をつけて、全力を出し切りたいと思っています。
3月4日(金)午後11時より放送・配信スタート(全12話)
放送:WOWOWプライム 毎週金曜午後11:00(※第1話無料放送)
配信:WOWOWオンデマンド 各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(※無料トライアル実施中)