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西矢椛、マーベル映画のニューヒーロー『シャン・チー』に興奮 「シャン・チーは世界のヒーローになれると思いました」
厳しい指導に耐えたシャン・チー、西矢選手「すごいけど、かわいそう」
そんな西矢選手にマーベル・スタジオの新ヒーロー、シャン・チーの誕生を描いた『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を観た感想を尋ねてみると、「迫力があって、アクションシーンが最後までカッコよかったです!」と弾ける笑顔で語ってくれた。
一方で物語序盤、父親が率いる犯罪組織で、子どもの頃から苦しい修行の毎日を強いられていたシャン・チーの生い立ちや父親との関係には、胸を痛めた様子。
「シャン・チーはお父さんに厳しく鍛えられて、そんなお父さんのことを私は『怖いな』って思って観ていました。私は厳しく言われるのが嫌いだし、スケボーの練習でそういう(厳しい)指導をされたこともないので。自分だったら嫌だなって思ったし、それに耐えたシャン・チーはすごいなって思いました」
父親の指導のもと、誰にも負けないほどの武術を身につけ、“最強の後継者”に仕立てられたシャン・チー。だが、優しすぎる性格ゆえに、「二度と戦わない」と決め、その力を封印。自らの運命から逃げ出す道を選択し、父親の前から姿を消す。
「スケボーは、世界のいろいろな人と仲良くなれて楽しい競技だし、自分のやりたい技ができなくて悔しいと思うことはちょっとあるけど、新しい技ができたときの達成感があるから、練習するのも楽しいです。だから、私は今までやめたいと思ったことや逃げ出したいって思ったことは一度もないですけど、(厳しい環境に置かれた)シャン・チーはかわいそうだなって思いました」
名前を変え、過去の自分を捨てて、シャン・チーはアメリカ・サンフランシスコで平凡な生活を送り始める。しかし、ホテルの駐車場係として働いていたある日、父親の陰謀に巻き込まれ、封印していた力を解き放つことに。やがて、伝説の腕輪〈テン・リングス〉を操り世界を脅かそうとする父親に対峙し、壮大な戦いに挑んでいく。
「戦いのシーンは本当にカッコよくて、シャン・チーは世界のヒーローになれると思いました!」
シャン・チーの親友ケイティがツボ…武術の練習をするシーンに共感
西矢選手が「怖い」と称したシャン・チーの最凶の父親、シュー・ウェンウーも、冷酷な表情で世界を脅かす裏には、悲しい出来事から芽生えた復讐心を抱えているなど、それぞれのキャラクターが背負っている過去も丁寧に描かれる。
なかでも一番、西矢選手が魅せられたのが、シャン・チーの親友のケイティ。アメリカで暮らし始めたシャン・チーの最も付き合いの長い友人で、良き理解者であるケイティは、高学歴で多才だが、仕事が続かず、シャン・チーと同様、ホテルの駐車係として平凡ながらも楽しい毎日を送っていた。ところが、シャン・チーが父親の陰謀に巻き込まれたことをきっかけに、偶然、自分にも隠していた正体を知ることに。それでも、ケイティは「どんな秘密があってもずっと味方だから」とシャン・チーに寄り添い、勇敢に戦いに飛び込んでいく。
「ケイティは話が面白いし、とくにシャン・チーとカラオケで歌いまくるシーンは笑っちゃいました。一番印象に残っている好きなシーンです」
さらに、マーベル映画の醍醐味といえる大迫力のアクションシーンでもケイティは活躍。クルマ好きなケイティのカーアクションや、武術や戦闘の経験のないケイティの戦いぶりにも「興奮した」と顔をほころばせる。
「ケイティが戦う姿はワクワクしながら観ました。後半、戦いの経験がないケイティが(武術の)練習しているシーンは、スケボーの練習とも重なりました。私も練習をして技ができるようになるとうれしいので、ケイティも活躍できたらいいなって思って観ていました」
シャン・チーだけでなく、ケイティの活躍にも大興奮だった西矢選手。最後に、まだ本作を観ていない読者に、メッセージをもらった。
「アクションは迫力があって、めっちゃカッコいいし、カラオケシーンとか面白いシーンもけっこう入っているので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで観てください。シャン・チーとケイティが助け合いながらヒーローになっていく姿は本当にカッコいいです!」
取材・文/河上いつ子
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9月3日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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