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SFアクション超大作『SEOBOK/ソボク』公開、コン・ユ、パク・ボゴムが“人類の欲望”に立ち向かう
韓国初“クローン人間”を題材にした、SFアクション超大作
10年もの間一度も研究所から出ることなく、日々実験を繰り返す生活を送ってきたクローン人間のソボクをパク・ボゴム、過去のトラウマに苦しみ、余命わずかの元情報局エージェントのギホンをコン・ユが演じており、人気俳優2人の共演は公開前から韓国でも大きな話題となった。また、“クローン人間”を題材にした映画は韓国初ということもあり、韓国では初登場1位を記録するなど今年公開された韓国映画の中で最多観客数を記録している。
作り込まれた世界観に、コン・ユ「映像化するのは大変だろうと思いました」
絆の深まり感じる本格アクション、一息つける“コミカル”な掛け合いも
パク・ボゴムは、ソボクが敵の攻撃を防ぐシーンを飄々とした表情と少ない動きで表現している。ソボクは重力と圧力をコントロールできる能力を持ち、敵に襲われてピンチの状況に陥ると、銃弾をよけ、一気に大勢の敵を吹き飛ばす。コン・ユの存在が“動”であれば、パク・ボゴムは“静”。アクションシーンでは、そのコントラストを楽しんでほしい。
初めは利害が一致して行動を共にしていた2人に“信頼関係”が芽生え、中盤以降はお互いを守り合うように敵と戦っていく。その心情の変化もアクションシーンのなかで丁寧に表現されている。
観たあとに大きな余韻「作品とじっくりと向き合ってみたくなる」
少しずつお互いの存在が大切になっていく“絆”を感じさせる二人の逃避行と、ハラハラドキドキのアクションシーン、違和感を感じさせないSF設定、そして深く考えさせられる秀逸な台詞とストーリー展開が見事な本作を、是非劇場の大きなスクリーンで堪能して頂きたい。
(文:奥村百恵)
『SEOBOK/ソボク』
公式HP:seobok.jp
出演:コン・ユ『新感染 ファイナル・エクスプレス』 パク・ボゴム 「青春の記録」
監督:イ・ヨンジュ『建築学概論』
2021年/韓国/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/114分
(C)2020 CJ ENM CORPORATION, STUDIO101 ALL RIGHTS RESERVED
配給:クロックワークス
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