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ハイスペックボーイズグループ・IVVY メンバー卒業シングルに込めた想い「この先も絆は続く」
歌詞の書き直しも…5人にとって特別な一曲となった「ALL ME」
HIROTOもともとデモはラブソングだったんです。ただ心が沈みがちなこの状況だからこそ、もっと意味のある1枚を出すべきなんじゃないか?という話し合いをして今の形になった経緯がありました。
YU-TA僕らも昨年は5周年のタイミングでワンマンが中止になったりしたけど、今はどんな職業の人もダメージを受けてる。何より僕らアーティストの役割は聴いてくれる方に生きる活力を送ることだよね、と。
TAIYU振り付けもいつもと違ってちょっとコミカルなところがあったり、歌詞をダイレクトに体で表現したりと、テクニックを押し出すよりもみんなに楽しんでもらえることを一番に意識しましたね。
KENTO.i歌詞を書き直したもう1つの理由は、TOSHIKIの卒業シングルということも大きかったです。ラップパートはメジャーデビューが決まったときのステージを振り返りながら作詞しました。それと同時に、卒業後お互いに歩んでいく道は違うけど、TOSHIKIと僕らの絆は変わらず、これからも前を向いて進んでいこうという想いも込めています。
TOSHIKIの卒業「彼の努力がファンを納得させた」
HIROTO今なら送り出せるというのが素直な気持ちでしたね。実は過去にも3回くらい、辞めるって言い出したことがあったんですけど、そのときは胸ぐらを掴んで「今じゃないだろう」って止めたんですよ。
TOSHIKI舞台の仕事が面白くなって専念したいと思い始めた頃でした。でも、あのとき本気で止めてくれたことはすごく感謝してます。客観的に考えて「あのとき」じゃなかったと今ならよくわかりますから。
YU-TATOSHIKIの夢は前から知ってたんですよ。最初にIVVYに誘ったのは僕だったので。
TOSHIKI渋谷の某カフェで、インディーズ時代の曲を聴かせてくれてね。
YU-TA本気モードで口説きました(笑)。ここをお互いの夢を叶える場所にしようって。だから卒業の話を聞いたときも、うれしかったという言い方も変だけど──。
KENTO.i率直に僕は寂しさが一番最初に来ましたよ。TOSHIKIとは普段からしょっちゅう家を行き来する仲なので。でも止めることはなかった。話してくれた夢を叶えるときが来たんだってわかったから。
TOSHIKI舞台で悩んでるときに彼に会うと力をもらえるんですよ。メンバーの中でもKENTO.iは特にブレないというか、朝の起きがけから体幹トレーニングをしたりと、決めたことは一心に取り組むタイプなので。
TAIYU僕は大阪遠征でTOSHIKIくんと同じ部屋になったことがあったんです。あのときはTOSHIKIくんが舞台のため、途中から合流する感じだったんですけど。
TOSHIKI一緒にお風呂に入ったよね。めちゃ狭いお風呂にみっちみちになりながら(笑)
TAIYU懐かしい(笑)。でも僕も彼が舞台で頑張ってるのを観に行ったこともあって、その上でIVVYを頑張ってる姿にグッとくるものがあったんですよね。だから止めたいという気持ちはなかったです。
HIROTOファンからも「なんで辞めちゃうの?」というより「そうだよね」という声が多くて。ようは彼の努力がファンを納得させたんですよね。そんな彼がIVVYにいたことを誇りに思うからこそ、悔いなく未来に向かっていけるように、今年いっぱいの活動を充実させたいと思っています。