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映画『モンスターズ・インク』をおさらいしよう〜見どころを解説
ストーリーや結末は? 見どころポイントを解説
『モンスターズ・インク』の物語の舞台となっているのは、子どもたちの“悲鳴”によってエネルギーが供給されている、モンスターシティ。そのエネルギーを集める会社「モンスターズ・インク」で“怖がらせ屋”として働く優秀なモンスターのサリーは、常に会社のトップに君臨するスーパースター的存在。そして彼の相棒であり、豊富な知識でサリーをサポートするのは大親友のマイクだ。ある時、そんな彼らの前に人間の小さな女の子ブーが現れ、大変な騒動へと発展。サリーたちは何とかブーを元の世界へ戻そうと計画をたて、作戦を実行するために大奮闘していく。“怖がらせ屋”の最恐のモンスターコンビはブーを無事守れるのか!?
寝ている子どもたちを起こし、恐怖をあたえ、エネルギー源となる悲鳴をあげさせる“怖がらせ屋”として働くモンスターたちは、一見奇抜で恐ろしい外見をしているが、実はみな臆病者。繊細で優しい一面を持ち合わせる彼らは、人形を使って模擬訓練をしながら最恐の“怖がらせ屋”を目指している。訓練でもうまくいかずに落ち込んだり、上司から注意を受ける姿はまるで人間社会のようだ。エリートキャラがいれば、落ちこぼれキャラもいたりする。リアルな世界観から、大人でも共感できるポイントが随所に散りばめられている。
サリーは心優しく気取らない性格。一方でマイクは、どんなときもポジティブで元気なお調子者。お互いに支えあい、欠点を補い合う相性抜群の大親友コンビだ。しかし、ブーの出現により、二人の関係性にも変化が…。意見がかみ合わず、雪山で喧嘩をするシーンではお互いの心が離れそうになるも、やっぱりそこは大親友! 「結局、お前は俺がいないとだめなんだよ!」とマイクらしい言葉をかけて、二人は仲直りする。どんな時も本音で向き合うマイクとサリーの姿から大事な人を思いやることの大切さに気付かされる。
言葉もままならないブーがサリーを「ニャンニャン」と呼んで懐き、それに答えるかのようにサリーもまたブーを慈しむようになる。まるで”親子”のような二人の関係性も見逃せないポイント。特に「ニャンニャン、行くよ」とサリーがブーにささやき、最後はぎゅっと抱きしめる二人の別れは、思わず涙してしまう、心温まる名シーンだ。
モンスターシティは、テレビゲームや映画の急激な発達により、人間の子どもたちがモンスターを怖がらなくなってしまい、“悲鳴”を十分に集められないことでエネルギー不足に悩まされていた。しかしブーの存在により“笑わせる”ことが“怖がらせる”ことよりも10倍のエネルギーを得られる最善策であることをサリーとマイクが発見する。その発見により、倒産しかけのモンスターズ・インクは持ち直すことに。サリーとマイクは会社を「怖がらせ屋」から「笑わせ屋」に方向転換させ、「悲鳴」ではなく「笑い」をエネルギーとして採取することになったのだった。さらに、最後はマイクの粋な計らいで、サリーはブーとの再会を果たすことに!?
新アニメーションシリーズ 『モンスターズ・ワーク』
ロズの命令でサリーとマイクが新社長になった新生モンスターズ・インクの日々を描く。サリーやマイクらおなじみのメンバーに加え、モンスターズ・ユニバーシティを首席で卒業し、怖がらせ屋に憧れて入社したのに負け犬部署に配属された新入社員タイラーを筆頭に、新キャラクターが続々登場する。今度の物語はチームプレイが魅力。恐怖から笑いに転化した社内でどんな騒動が巻き起こるのか?
新アニメーションシリーズ『モンスターズ・ワーク』はディズニープラスにて7月9日(金)より独占配信。