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ORICON NEWS
“避妊リング”公表した益若つばさの真意、ギャルからママへ…影響力変わらずとも「代弁者にはなりたくない」
「避妊リングはかなりなパワーワード」、反響に感じた男女の意識の差
益若つばさ ミレーナのことは、友だちから「本当に生理がラクになった」という話を聞いたんです。私自身も生理不順で悩んでいて、選択肢の一つとしてアリかなと考えました。実際、仕事にならないくらい生理痛がひどい人もいますし、避妊をしっかりしたくてもピルを飲めない人もいる。私が避妊リングを入れるか入れないかはどうでも良くて、自分が動画にして発信することで、一人でも多くの方が知る、考えるきっかけになればと思ったんです。
――とはいえ、デリケートな問題でもあるので、発信に迷いはなかったですか?
益若つばさ 正直、炎上する可能性があるとは思っていました。アフターピルでさえ「性に奔放になる」と批判される世の中ですからね。そもそも、避妊リングという言葉自体が、かなりなパワーワードだとは思うんです(笑)。ただ、その言葉のおかげで今回、男性の目にとまったとも言えます。のちのちは名称を変えてもらえたらとは思いますが、今はまず、そうやって多くの人に知ってもらうことが大事かなと。
――反響についてはどう感じましたか?
益若つばさ 100万回近い再生数になっていますが、避妊リングを知らない人が予想以上に多く、嫌悪感を示す人もいました。でも、女性からは「こういうものがあるんだ」とか、「私も入れています」「私は合わなかった」と、いろんな反応があり、批判的なコメントはほとんどなかったですね。YouTubeのコメント欄が、女性同士の情報交換の場になっていったのは嬉しかったです。でも、その反面、男性のコメントには「性に奔放ですね」「やりたいだけ」というのも多くて。「日本の性教育って、実際、このくらいなんだな」とわかりましたし、男女の差を感じました。
「息子がいるのに避妊リングの話をするなんて」との声も
益若つばさ そもそも、性に奔放な女性が避妊リングを入れたとしても、悪いことじゃないと思うんです。それは、自分の体を守るためだから。それよりもいけないのは、生理や性、避妊の話を恥ずかしいもの、汚いものとして隠すこと。もちろん、すべてをオープンにしたいわけではないけれど、本当につらい人、誰かに話したいけど話せない人がたくさんいることは知って欲しいと思います。
――日本では性教育が遅れていると、よく言われますね。
益若つばさ そうですね。今回のコメント欄にも、「息子がいるのに避妊リングの話をするなんて、親として気持ち悪い」というものがありました。でも、私は普段から息子に生理の話をするし、学校でやらないなら家庭でコンドームやセックスの話をきちんとした方が良いと思う。私の時代にはそういう性教育はなかったけど、みんなそういう経験を経て子孫を残しているわけで、それを「気持ち悪い」の一言で片づけて良いのか、と。一方で、最近では女性タレントの方々が生理や性の話を発信する機会も増えてきて、すごく良いことだなと思います。