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佐藤健『るろ剣』の先、目指すは“世界”「能動的に、自分から作っていく」
本作では、志々雄真実(藤原竜也)との死闘の後、神谷道場で平和に過ごした剣心たちに突如として攻撃が開始され、明かされなかった剣心の過去と消えることのない十字傷への謎につながる。原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースとした縁(新田真剣佑)とのクライマックスが描かれる『The Final』(公開中)、剣心の過去を描く「追憶編」がベースとなる『The Beginning』2部作で描かれる。
『The Beginning』は“ラブストーリー”の側面も「ここまで一体化できたのは初めて」
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』場面写真(C)和月伸宏/集英社(C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
佐藤自身も「演じ方の種類やアプローチの仕方はまったく違いました。今回は、最も力を抜いた状態で現場にいました。(剣心を)演じようとせず、その場にいることを一番大切にしていました」と身の置き方を語り「それができたのは剣心と自分のシンクロ度が今までで一番強かったからだと思います。役者人生の中でも、ここまで一体化できたのは初めてです」と振り返る。
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』場面写真(C)和月伸宏/集英社(C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
ただ、『The Beginning』については「一切そういうことを意識しなかったです。(大友啓史)監督とは『ちゃんと時代劇をやろう』と。今までは剣心という漫画のキャラクターをいかに体現できるかというやり方から、幕末の時代に本当に生きていたのではないかと思えるくらい、生身の人間として演じました」と緋村剣心という“キャラクター”から、剣心という“人”を演じることを重きにおいた。
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』場面写真(C)和月伸宏/集英社(C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』場面写真(C)和月伸宏/集英社(C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会