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イモトアヤコが感じる危機感、支えるのは仲間、友人、夫…「私がいられるのは人との出会いがすべて」
「何年もホームグラウンドで私のことを見てくれている人」、夫への安心感
「一人のときよりも、より客観的になれたのかなと思います。例えば『棚からつぶ貝』の装丁でも、私は『イラストが可愛いな』とか、『西加奈子さんに帯を書いていただいて嬉しいな』なんて感想だったんです。でも夫は、帯にある私の写真(太眉でない、キレイにメイクした写真)を見て、『これ、最高に面白いね』なんて言ってくれたり。そういう意味では、何年もホームグラウンドで私のことを見てくれている人なので、仕事をする面でもすごく安心感があります」。
仕事でもプライベートでも一緒となると、公私の切り替えの難しさを心配してしまうが、「まったくないですね」と即答する。「家で二人のときはプライベートだし、ロケで二人のときは仕事。その切り替えはスムーズです」。
「いまこうして私がいられるのは、人との出会いがすべて」
非常にハートフルなイモトの人柄が垣間見えるが「私は聖人君子ではないので、わりと好きな人と苦手な人がはっきりしているんです」と意外な発言をする。そんななか、イモトが人間関係で大切にしているのは「好きだなと思った人には、自ら心を開いて接するように心掛けています」と極意を述べる。自分がオープンになることで、相手への好意は伝わり、相手も心を開いてくれるというのだ。
イモトにとって惹かれる相手というのは「地に足がついている人」だという。「お金や力を持っているとか、そういうことではなく、自分の好きなことがあって『この人、しっかり生きているな』と感じられる人。そういう人って目がキラキラ輝いているんです」。
これまでのイモトの人生には、こうしたキラキラ輝いている人との出会いが多かった。「私は人に出会う運を持っていると思う。それだけは本当に恵まれている。いまこうして私がいられるのは、人との出会いがすべてなんです」と断言する。
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、多くの日常が変わった。会いたくても会えない人もたくさんいる。そんな状況下、このエッセイを読んでいると「人っていいな」と感じられる。「出会って友だちになろうと思わなくてもいいと思うんです。一歩踏み出すだけでなにかが変わるかもしれない。人の心って、変えようと思っても変えられない。でも、人は人でしか変われないと信じているんです。この本が、そのきっかけになってくれたら嬉しいです」と、本書に込めた思いを語ってくれた。
(文:磯部正和)
『棚からつぶ貝』
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■イモトアヤコの『棚からつぶ貝』刊行記念クリスマスイベント開催決定!
イモトアヤコ初のエッセイ集『棚からつぶ貝』刊行を記念し、クリスマス目前にオンラインイベントを開催。イベントでは、イモトが参加者の感想を読み、質問に答える。
●開催日時:12月20日(日)18:00〜19:00
(Zoomウェビナーにて開催)
●募集人数:200名(抽選)
●参加方法
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