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取引先の人がモラハラっぽい…つらくて楽しい“営業あるある”描いた作者「すべての営業職にエールを送りたかった」
「営業職の人たちにエールを送りたい」“営業あるある”実録漫画を投稿する理由
【えりた】営業職を11年ほど経験しました。つらくて苦しくて、でも楽しさもある。一言では語れない営業職時代のエピソードを漫画にすることで、現在営業職に就いている方や、元・営業職の方にエールを送れるのではないかと思い、SNSで漫画を発信し始めました。
――「モラハラっぽいお客様がいた話」では、取引先の担当者がモラハラをする様子が描かれています。グチグチと不満をいったり、えりたさんの人格自体を否定するような発言を続ける取引先の担当者さんの様子に「これはキツイ」「採用面接でこんな人がいたらみんな辞退するのでは…」「お客様は神様ではない」などとたくさんのコメントが寄せられていました。こういった反響についてはどう感じていますか?
【えりた】似たような経験をされている方がこんなに多いのかとびっくりしました。社内・社外問わず、漫画に登場したようなモラハラめいた方は存在しますし、周囲に悪影響を及ぼすのですよね…。地位の高い方ほど誰にも指摘されませんし、どんどん孤立してしまうので、先輩Yさんのようにビシッと言える人は、貴重でありがたい存在だと思います。
営業という仕事には魅力もたくさんある 「課題解決力」が身に付くことがとても大きい
【えりた】「空前絶後の暗黒期」というシリーズで描いていた漫画です。私は長年直属の上司に陰湿なパワハラを受けていました。人材の採用をなかなか許可してもらえなかったり、上層部に私の部署の頑張りをきちんと報告してくれなかったり。それでもその厳しさには意味があると思って頑張り続けていたものが、完全に崩れた…という悲痛な話でした。
――確かに壮絶なお話でしたね…。
【えりた】このパワハラ上司を思い出すだけで心がドス黒くなり、漫画に描くかどうか相当悩んだのですが、読者の方からたくさん温かい言葉をいただき、描ききることができました。また、漫画にすることで気持ちが昇華され、心が軽くなりました。
――新人時代、営業の仕事をされる中で、つらさや難しさを感じたのはどういった部分でしたか?
【えりた】つらかったことは、毎週売上ノルマがあったことです。求人情報誌の営業をしていたのですが、週刊発行だったので、とにかく時間がありませんでした。新規客に営業をかけつつ、既存客をフォローしつつ、売上ノルマを達成する…。そんなサイクルに目が回ってしまい、新人時代はついていけませんでした。
――経験されてきた中で、営業という仕事の魅力はどんなところにあると感じますか?
【えりた】魅力はたくさんあるのですが、中でも「課題解決力」が身に付くことだと思います。何か困ったことが起きたとき、原因や理由を分析して、関係各所と状況をすり合わせ、解決に向けて自らアクションを起こすスキルが身につきます。それと、失敗を恐れない鋼のメンタルが身につきます(笑)
――最後に、今後はSNSでどのようなことを発信していきたいですか?
【えりた】これまでと同様に、営業職時代のエピソードや、営業職を離れて独立したときのエピソードなども描いていきたいと思っています。また、愛犬・とんきちのゆるふわな日常も漫画にしていきたいです。
『地元で広告代理店の営業女子はじめました』
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