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英会話CMが話題のアイクぬわら、日本の笑いに憧れたアメリカ人が見たBLM問題
コロナ禍が契機に?「タメィゴゥ」CM再放送に反響
――『DMM英会話』のCMが話題に。反響は?
【アイクぬわら】いや、すごいですね。どこにいても、毎日のように「“タメィゴゥ”と言ってください」と声をかけられるんです。このCMシリーズのネタは矢作さんがプロデュースしていて、考えてくれたものなんですが、最後に怒られてシュンとする部分だけは、僕が提案しました!
――そうだったんですね。
【アイクぬわら】実はこのCM、以前に放送されたものなんです。コロナ禍を機に再放送されることになって、なぜか盛り上がっているんですよね。
――コロナ禍がヒットの要因の一つに?
【アイクぬわら】今はニューバージョンが流れていますけど、コロナ禍でブレイクしたとも言えます。そう考えると、矢作さんってすごいですよね! 3年前から今の笑いを予見していたってことですから。
「“日本のお笑い芸人”になるために来た」、エリートのイメージは邪魔
【アイクぬわら】シアトルで大学に通っていた頃、レンタルビデオで『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)の高田純次さんの早朝バズーカを観て、衝撃を受けたんです。その後、ダウンタウンさんやとんねるずさん、おぎやはぎさん、アンタッチャブルさん、くりぃむしちゅーさんたちが出演する番組を観まくった。日本のお笑いへの憧れがものすごく強くなって、夢を叶えるために日本に来たんです。
――とはいえ、ワシントンの工科大学で2年飛び級するほど優秀だったわけですよね。来日後も、外資の大手証券会社のゴールドマン・サックスでデータセンターエンジニアとして働くなどエリート街道を歩んでいますし、その経歴を捨てることに葛藤はなかったんですか?
【アイクぬわら】逆に、その経歴は僕にとっては邪魔! エリートなんて思われたくないし、僕は単なる「面白い人」と思われたいんです。ゴールドマンでもやっていたのはITエンジニアだったし、そもそもそこに入ったのも、ビザを取るためみたいな面もありましたから(笑)。とにかく、日本に来たかった。そして僕のドリームである“日本のお笑い芸人”になりたかったんです。