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銀行員がサンタに? 令和最初のクリスマスは「子どもたちへ笑顔を届けたい」
行員や社員らが参加、『みんなで!ハッピークリスマス』プロジェクトって?
このプロジェクトのうち三菱UFJ銀行で“学び”として行われたのが、行員の意識と知識の向上を目指した『SDGsクイズ』だ。SDGs(持続可能な開発目標)に関する様々なクイズに回答し、回答数に応じた金額をNPO法人チャリティーサンタの『ルドルフ基金』へ寄付するという取り組みである。銀行以外のMUFGグループ各社もさまざまな活動を展開し、寄付額はグループ合計で約260万円となった。
そして、“活動”として実施されるのが、『チャリティーサンタボランティア』。NPO法人チャリティーサンタと協働する活動で、MUFGグループ各社(三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJニコス、アコム) の社員・行員がサンタクロースに扮し、12月22、24日に子どもたちにプレゼントを届けるボランティアを行うという。
サンタ役は難しい? 意欲あふれる決起セレモニーで熱い演技練習
MUFG執行役常務 林尚見さん
続いて行われたのは、行員・社員代表による決意表明。以前、施設の子どもたちをスキーに連れて行くボランティア活動を行ったという男性社員は、サンタになって直接プレゼントを渡す活動に意欲満々。「MUFGグループで活動するので、横のつながりが広がることも楽しみ」と発言。高校生までサンタを信じていたという女性社員も、「子どもたちの幸せな瞬間に立ち会える、素敵な活動だと思います」と、プロジェクトの意義へ共感したことを語った。
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子どもたちとの会話を想定して実演
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ロールプレイング中は演技にも熱が入る
3~5名のグループに分かれて、実際の場面を想定したロールプレイングが開始。子どもたちにプレゼントを渡すときの会話や挨拶はもちろん、伝えるべきメッセージや、泣いてしまったときのシミュレーションなど、多岐にわたる内容を練習。グループ内でサンタ役や子ども役を交代しながら、立ったり座ったり、泣き真似まで行うなど、その様子は演劇のワークショップのような熱を帯びていた。
困難な環境の子どもを訪問することに「責任を再認識」
藤原徹さん
秋山茉由さん
行員・社員が扮したサンタが向かうのは、幸せな家庭ばかりではない。経済的な理由や病気、災害被害など、クリスマスを無邪気に楽しむことができない、困難な環境にいる子どもも訪問する。セレモニーでは、講師からそんな子どもたちを訪ねる際の心構えも語られた。
「プロジェクトに申し込んだとき、困難な環境のご家庭に行くことにフォーカスしていませんでした。でも、セレモニーに参加して、責任を再認識しましたね」(藤原さん)
「生半可な気持ちではできないと、あらためて感じました。サンタからプレゼントをもらうという経験は、きっと特別なものになると思います。私にとっても貴重な体験になるので、自分自身が楽しみながら、当日は『何でも来い!』という気持ちでやりたいです」(秋山さん)
しっかり根付いたMUFGのCSR活動、“思いやり”となって社会に届く
クイズと同時に、「社会課題に対して継続的に取り組んでいるもの」についてのアンケートも行われ、行員たちからは「毎週乳児院でボランティア活動」「SDGsへの取り組みに関する啓蒙イベントに積極参加」「ダウン症の子どもたちの社会参加のお手伝い」などの声が寄せられた。MUFGが推進するCSR活動が、しっかりと根付いている証拠だろう。
22日には、彼らが72の家庭を訪問し、子どもたちや家族からあたたかい感謝の言葉をもらったという。同グループが続けてきたCSR活動は、こうして実を結びつつある。今後も彼らの行動は、“思いやり”となって人々や社会に広がっていくだろう。
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(写真:嘉陽宗也 文:水野幸則)