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ORICON NEWS
夢は「世界中で愛されるキャラ」の“キウイ兄弟” SNS&CMでの反響をゼスプリに聞く
SNSで話題、人間世界を満喫する“キウイ・ブラザーズ”とは?
――キウイ・ブラザーズが生まれたきっかけを教えてください。
【ゼスプリ担当者】キウイフルーツのイメージをより親しみやすくするために、テレビCMから店頭まで一貫したブランドの顔として、より強く記憶に残るメッセージを伝えられる、キウイフルーツを擬人化したキャラクターを登場させることにしました。
そして現在、Twitterを見ると、キウイ・ブラザーズがお風呂に入ったり、食事をしたり、ベッドで寝転んだりと家庭内でくつろぐ姿を撮影した写真がたくさん投稿されている。
――こうしたキウイ・ブラザーズのフィーバーぶりを見て、いかがですか?
【ゼスプリ担当者】投稿へ寄せられたリプライや、皆さまの投稿についても都度拝見しております。『ゲットできてアゲリシャス』など、今年のテレビCMのフレーズである『アゲリシャス』と絡めてコメントくださる声も多くありました。キャラクターが多くの方に受け入れられ、とてもうれしく思っています。まるで家族の一員のようにもてなしていただき、食事を楽しんだり、お風呂にはいっていたりとキウイ・ブラザーズも人間の世界を満喫しているようでホッとしています。
CM好感度も上昇 「アゲリシャス」は200案以上から選出
【ゼスプリ担当者】今年はテレビCM放映の初日から、例年の3倍以上のツイート数があり、アゲリシャスやキャラクターの歌とダンスを楽しんでもらえている手応えを感じました。5〜6月にかけて実施したキウイ・ブラザーズのミュージックビデオを制作する参加型キャンペーンでは、約1ヵ月という応募期間で延べ6万5000人を超える応募がありました。参加者のみなさんの熱量を感じ、また多くの方がキウイ・ブラザーズを覚えてくれたのではと思います。
――CM、ぬいぐるみ、フィギュア、SNSなど、さまざまなメディアでキウイ・ブラザーズを展開されていますが、この3年で消費者の反応の変化を感じますか?
【ゼスプリ担当者】デビュー当時からキウイ・ブラザーズを応援してくださるファンの皆さんの声をうれしく拝見しておりました。ご自身の結婚式のウェディングケーキにキウイ・ブラザーズを使用いただいたり、SNS上でオリジナルのイラスト投稿をこれまで以上に見かけるようになったりと、キャラクターをより身近な存在と感じていただけていると思います。
――『アゲリシャス』というコピーもキャッチーで印象的です。
【ゼスプリ担当者】より多くの方にキウイのおいしさを再発見してもらうために、キウイを食べた後の感情を、他の食べ物とは違う「新しい言葉」で定義してみようと思いました。200案以上の言葉の中から、キウイを食べたときの「高揚感とおいしさ」が最もよく伝わるフレーズとして「アゲリシャス」を選びました。
国内外問わず、長期的に愛されるキャラクターになってほしい
【ゼスプリ担当者】キウイ・ブラザーズはフルーツなので、青すぎず、熟しすぎず、フレッシュな若者たちのやりとりという設定を大切にしています。また、可愛いだけではなく、遊び心のあるキャラクターという点を意識しています。
――キャラクターを通して、御社が伝えたいことは?
【ゼスプリ担当者】キウイ・ブラザーズという親しみやすい存在を通して、ゼスプリキウイをより身近に感じてほしいと思っています。定番の果物であるゼスプリのキウイフルーツは、毎年革新的な新商品が出るわけではありません。長期的な視点でゼスプリのイメージを醸成しようと考えたときに、ニュージーランドのキウイ農家さんが長期的な視点でキウイを育てるように、「長期的にみなさんから愛されるキャラクターを作るべき」と考えて誕生しました。
【ゼスプリ担当者】キウイ・ブラザーズをきっかけに、ゼスプリキウイのおいしさや栄養について知ってもらい、皆さんにとって、いつも側に置いておきたい果物の1つになれるといいなと思います。
――今後、キウイ・ブラザーズがどんな展開を考えていますか。
【ゼスプリ担当者】日本でのデビューが成功し、人気があることが分かったため、2018年にはオランダ、2019年からは韓国など複数の国のゼスプリが使用しています。日本を飛び出して、世界でも愛されるキャラクターになれるといいなと思っています。