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『トイ・ストーリー4』特別インタビュー 元体操のお兄さん“よしお兄さん”も泣いた!「ウッディの気持ちに共感。築いてきた絆は自分を強くしてくれる!」

 世界中で長年愛されている『トイ・ストーリー』シリーズの最新作『トイ・ストーリー4』が、 7 月 12 日に待望の日本公開を迎える。同シリーズの人気キャラクターであるウッディやたちのバズたちの新たな冒険を描いた今作について、自身も今年、14年間にわたり務めたNHK『おかあさんといっしょ』体操のお兄さんを卒業し新たなスタートを切った小林よしひさに語ってもらった。 “仲間たちとの友情と絆”や“子供とおもちゃの絆”に思わず涙した、よしお兄さんが語る『トイ・ストーリー4』の魅力とは?
>この結末は想像を超える!『トイ・ストーリー4』予告編動画

6ヵ月になる愛娘と少女“ボニー”を重ね、「何度も泣いてしまいました」

――『トイ・ストーリー4』をご覧になってみていかがでしたか?

【小林よしひさ】 すっごく楽しかったです! これまで多くの子供たちと触れ合ってきましたし、最近我が子が誕生したこともあり、ウッディやバズらおもちゃの持ち主“ボニー”という女の子の行動に心が揺さぶられて。年齢を重ねるごとにどんどん涙腺が弱くなってきてるのか何度も泣いてしまいました(笑)。

――幼稚園生のボニーにお子様を重ねられたり…?

【小林よしひさ】 そうですね。娘はまだ6ヵ月ですが、ボニーぐらいの年齢になったらと想像しながら観ている自分がいました。例えば、ボニーが体験幼稚園に行って、自分のおもちゃ(フォーキー)を作り、ベッドでフォーキーを抱えて寝るシーンなんかは自然と涙がポロポロと流れて。本当は泣くシーンじゃないと思うんですけど(笑)。きっと娘もこんな風に成長していくんだろうなと親目線で見てしまいました。
――“おもちゃの世界”を描いているので、子供たちに人気なのはもちろん、大人が親目線でみても楽しめるのが『トイ・ストーリー』の魅力のひとつですよね。

【小林よしひさ】 はい、本当に! それと、全世代に愛されてきた理由はもうひとつあると思うんです。『トイ・ストーリー』には色んな個性を持ったおもちゃが登場して、それぞれがキャラクターに合った活躍を見せますよね。みんなが自分の個性を最大限に表現して輝いている。見る人によって、共感できるおもちゃは違うかもしれないけど、それぞれが魅力的だから、多くの方々に愛され続けているのではないかなと思うんです。

『トイ・ストーリー』シリーズ最大の魅力は23年以上描かれる“友情と絆”

――そして何より『トイ・ストーリー』最大の魅力といえば、全シリーズを通じて23年以上描き続けている、「ウッディとバズたちの友情や絆」「おもちゃと子供の絆」かと思います。

【小林よしひさ】 “友情や絆”は大人にも子供にも大事なテーマですよね。僕は14年間“体操のお兄さん”“よしお兄さん”として活動してきましたが、色んな個性を持ったお兄さんやお姉さんと一緒に番組を作ることは、やはり“絆”が大事です。バラバラの個性を持ったおもちゃたちが“友情や絆”によってチームとしてまとまる様子は、当時のことを思い出して、共感する部分がたくさんありました。

 今作の冒頭でウッディたちがラジコンカーのRCを助けようとするシーンがあり、その時におもちゃ同士で作戦会議をして実行するんですが、「おかあさんといっしょ」の収録前も僕らは「よし!やるぞ!」とまず気合いを入れて、そのあと「収録中に泣いてる子がいたらこうしよう」とか、みんなで毎日作戦会議をしていたんです。ウッディたちの姿を見てそんなことを思い出したりもしていました。

――自身の大切な思い出が蘇ったり、鑑賞時の年齢や環境によって感じ方が変わってくるところも「トイ・ストーリー」の面白さですよね。

【小林よしひさ】 本当にそう思います。今だから感情移入できた部分があって、『トイ・ストーリー4』ではフォーキーという新しい仲間がウッディたちに加わりますが、僕も長年「おかあさんといっしょ」に参加していく中で新しい仲間を迎え入れてきたので、そういう意味ではウッディと同じような状況だったのかなと共感しながら観ていたんです。番組に新しい人が加わるたびに“楽しいチーム”を作る努力をしましたし、ウッディがフォーキーをサポートする度に“その気持ちわかる!”とか“自分もあんな感じだったな〜”と少し前のことなのに懐かしい気持ちになりました(笑)。
――仲間が卒業していく時はどんな心境だったのでしょうか?

【小林よしひさ】 その人の新たな門出を祝福しつつ、今後の活躍を見守っていきたいという気持ちで送り出していました。お互いに進む道は違っても、築いてきた絆は自分を強くしてくれますし、経験を糧に色んなことに挑戦してもらいたいという思いでした。

「子供の目線や心情を大事にするおもちゃたちに共感」

――体操のお兄さんとして、子供たちと接していた際に心がけていたことがあれば教えて頂けますか?

【小林よしひさ】 体操のお兄さんと聞くと“体操を教える指導者”というイメージを持たれる方もいると思いますが、僕はそうではなく、子供の真横に立って同じ方向を見て、“一緒に遊ぶ”という感覚を大事にするようにしていました。大人とか子供とか関係なく互いに理解し合える関係性を作りたかったので、決して上からではなく同じ目線で物を見るように意識して接していたんです。『トイ・ストーリー』のおもちゃたちも、子供の目線や心情を大事にしながら物事を考えて行動するので“勉強になるな〜”と思うことばかりで(笑)。
――体操のお兄さんとして子供たちと接するのと、父親としてご自身のお子様と接するのとではまた違いますよね。

【小林よしひさ】 やはり育児となると体操のお兄さんで経験してきたこととは全く異なるので、難しいなと感じたり悩みながら日々奮闘しています(笑)。

――そんな時は『トイ・ストーリー』シリーズを観て子育てのヒントを得るのもいいかもしれませんね。

【小林よしひさ】 そうします! 『トイ・ストーリー4』でフォーキーはボニーにとって世界でひとつの大切なおもちゃですが、その価値はボニーとウッディたちおもちゃにしかわからない。なので、子供が何を大事にしていて、どんなことを思っているのかをしっかりと観察してキャッチしていくことが大事なんだなと今回思いました。

よいステージが見つかった時、きちんと輝くためには努力と準備が必要

――先ほど仲間を見送ってきたというお話をされましたが、小林さんご自身も今年体操のお兄さんをご卒業され、新しい道を進んでらっしゃいます。これから新たな道を歩き出そうとしている人達に何かアドバイスを頂けますか。

【小林よしひさ】 逆にアドバイスが欲しいぐらいですけどね(笑)。ただ、14年間体操のお兄さんとして築き上げた経験や知識という大きな財産があるので、新たなお仕事でそれをどう活かすのかというのは考えています。道はずっと続いていますから、自分がやってきたことを信じて迷わず進んでいけばきっと上手くいくんじゃないかなと。だからどんなことにもチャレンジして、例え失敗しても突き進んでいって欲しいなと思います。
――『トイ・ストーリー4』には「誰にでも自分らしく輝ける場所がある」というメッセージが込められていますが、今の小林さんにこの言葉はどんな風に響いていますか?

【小林よしひさ】 とても素敵な言葉だと思いますが、そのためには輝ける場所に立った時の自分を想像して、ちゃんと準備していくことも必要ですよね。何かチャンスが巡ってきた時や、良いステージが見つかった時に自分を輝かせることができるように、これからも努力していきたいと思います。

(インタビュー・文/奥村百恵 撮影/臼田洋一郎)

この結末は想像を超える!『トイ・ストーリー4』予告編

“おもちゃにとって大切なのは子供のそばにいること”──新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズらの前に現れたのは彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう…。ボニーのためにフォーキーを救おうとするウッディを待ち受けていたのは、一度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会い、そしてスリルあふれる遊園地での壮大な冒険だった。見たことのない新しい世界で、最後にウッディが選んだ“驚くべき決断”とは…? 世界中が涙した前作を超える、「トイ・ストーリー」史上最大の感動のアドベンチャー。その結末は、あなたの想像を超える──。
『トイ・ストーリー4』
7月12日(金)全国ロードショー
監督:ジョシュ・クーリー
日本版声優:唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『トイ・ストーリー4』公式サイトをチェック!

Sponsored by The Walt Disney Company(Japan)

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