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『トイ・ストーリー4』特別インタビュー 元体操のお兄さん“よしお兄さん”も泣いた!「ウッディの気持ちに共感。築いてきた絆は自分を強くしてくれる!」
>この結末は想像を超える!『トイ・ストーリー4』予告編動画
6ヵ月になる愛娘と少女“ボニー”を重ね、「何度も泣いてしまいました」
【小林よしひさ】 すっごく楽しかったです! これまで多くの子供たちと触れ合ってきましたし、最近我が子が誕生したこともあり、ウッディやバズらおもちゃの持ち主“ボニー”という女の子の行動に心が揺さぶられて。年齢を重ねるごとにどんどん涙腺が弱くなってきてるのか何度も泣いてしまいました(笑)。
【小林よしひさ】 そうですね。娘はまだ6ヵ月ですが、ボニーぐらいの年齢になったらと想像しながら観ている自分がいました。例えば、ボニーが体験幼稚園に行って、自分のおもちゃ(フォーキー)を作り、ベッドでフォーキーを抱えて寝るシーンなんかは自然と涙がポロポロと流れて。本当は泣くシーンじゃないと思うんですけど(笑)。きっと娘もこんな風に成長していくんだろうなと親目線で見てしまいました。
【小林よしひさ】 はい、本当に! それと、全世代に愛されてきた理由はもうひとつあると思うんです。『トイ・ストーリー』には色んな個性を持ったおもちゃが登場して、それぞれがキャラクターに合った活躍を見せますよね。みんなが自分の個性を最大限に表現して輝いている。見る人によって、共感できるおもちゃは違うかもしれないけど、それぞれが魅力的だから、多くの方々に愛され続けているのではないかなと思うんです。
『トイ・ストーリー』シリーズ最大の魅力は23年以上描かれる“友情と絆”
【小林よしひさ】 “友情や絆”は大人にも子供にも大事なテーマですよね。僕は14年間“体操のお兄さん”“よしお兄さん”として活動してきましたが、色んな個性を持ったお兄さんやお姉さんと一緒に番組を作ることは、やはり“絆”が大事です。バラバラの個性を持ったおもちゃたちが“友情や絆”によってチームとしてまとまる様子は、当時のことを思い出して、共感する部分がたくさんありました。
今作の冒頭でウッディたちがラジコンカーのRCを助けようとするシーンがあり、その時におもちゃ同士で作戦会議をして実行するんですが、「おかあさんといっしょ」の収録前も僕らは「よし!やるぞ!」とまず気合いを入れて、そのあと「収録中に泣いてる子がいたらこうしよう」とか、みんなで毎日作戦会議をしていたんです。ウッディたちの姿を見てそんなことを思い出したりもしていました。
【小林よしひさ】 本当にそう思います。今だから感情移入できた部分があって、『トイ・ストーリー4』ではフォーキーという新しい仲間がウッディたちに加わりますが、僕も長年「おかあさんといっしょ」に参加していく中で新しい仲間を迎え入れてきたので、そういう意味ではウッディと同じような状況だったのかなと共感しながら観ていたんです。番組に新しい人が加わるたびに“楽しいチーム”を作る努力をしましたし、ウッディがフォーキーをサポートする度に“その気持ちわかる!”とか“自分もあんな感じだったな〜”と少し前のことなのに懐かしい気持ちになりました(笑)。
【小林よしひさ】 その人の新たな門出を祝福しつつ、今後の活躍を見守っていきたいという気持ちで送り出していました。お互いに進む道は違っても、築いてきた絆は自分を強くしてくれますし、経験を糧に色んなことに挑戦してもらいたいという思いでした。
「子供の目線や心情を大事にするおもちゃたちに共感」
【小林よしひさ】 体操のお兄さんと聞くと“体操を教える指導者”というイメージを持たれる方もいると思いますが、僕はそうではなく、子供の真横に立って同じ方向を見て、“一緒に遊ぶ”という感覚を大事にするようにしていました。大人とか子供とか関係なく互いに理解し合える関係性を作りたかったので、決して上からではなく同じ目線で物を見るように意識して接していたんです。『トイ・ストーリー』のおもちゃたちも、子供の目線や心情を大事にしながら物事を考えて行動するので“勉強になるな〜”と思うことばかりで(笑)。
【小林よしひさ】 やはり育児となると体操のお兄さんで経験してきたこととは全く異なるので、難しいなと感じたり悩みながら日々奮闘しています(笑)。
――そんな時は『トイ・ストーリー』シリーズを観て子育てのヒントを得るのもいいかもしれませんね。
【小林よしひさ】 そうします! 『トイ・ストーリー4』でフォーキーはボニーにとって世界でひとつの大切なおもちゃですが、その価値はボニーとウッディたちおもちゃにしかわからない。なので、子供が何を大事にしていて、どんなことを思っているのかをしっかりと観察してキャッチしていくことが大事なんだなと今回思いました。
よいステージが見つかった時、きちんと輝くためには努力と準備が必要
【小林よしひさ】 逆にアドバイスが欲しいぐらいですけどね(笑)。ただ、14年間体操のお兄さんとして築き上げた経験や知識という大きな財産があるので、新たなお仕事でそれをどう活かすのかというのは考えています。道はずっと続いていますから、自分がやってきたことを信じて迷わず進んでいけばきっと上手くいくんじゃないかなと。だからどんなことにもチャレンジして、例え失敗しても突き進んでいって欲しいなと思います。
【小林よしひさ】 とても素敵な言葉だと思いますが、そのためには輝ける場所に立った時の自分を想像して、ちゃんと準備していくことも必要ですよね。何かチャンスが巡ってきた時や、良いステージが見つかった時に自分を輝かせることができるように、これからも努力していきたいと思います。
(インタビュー・文/奥村百恵 撮影/臼田洋一郎)
この結末は想像を超える!『トイ・ストーリー4』予告編
7月12日(金)全国ロードショー
監督:ジョシュ・クーリー
日本版声優:唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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Sponsored by The Walt Disney Company(Japan)