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“カワイイ”はやっぱり正義? 本田翼らに見る絶対的な容姿の強み

  • LINEモバイルのCMでキュートなダンスを披露している本田翼(C)ORICON NewS inc.

    LINEモバイルのCMでキュートなダンスを披露している本田翼(C)ORICON NewS inc.

 現在、月9ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート』(フジテレビ系)に出演中の本田翼。彼女が出演する『LINEモバイル』のCMも、「とにかくカワイイ」とSNSなどで話題になった。中には「あざとすぎる」といった声もあるが、注目を集めたということでは大成功だろう。本田に限らず、石原さとみや深田恭子など、絶対的な容姿がクローズアップされ、ときには演技以上に注目されることも多い。“美”への興味が高まる昨今、やはり“カワイイは正義”なのだろうか?

CMにYouTube、可愛らしさで“第二の絶頂期”迎えた本田翼

 とにかく「カワイイ!」が全開の『LINEモバイル』のCMは、本田翼が「LINEモバイルぅ♪」と口ずさみながら踊りまくる内容。誰でも気軽に挑戦できそうなダンスであり、どこか脱力系なところもまた本田の可愛らしさを増幅しており、SNSでも「LINEモバイルは300円かもしれないけど、本田翼の笑顔は3億円の価値がある」、「新垣結衣のポッキーCM以来の衝撃、ハートを射抜かれました」といった称賛の声であふれた。

 また、少し前に放映されていた『ライフルホームズ』のCMでは、布団の中から「ねえ、起きてってば」と本田が起こしてくれる…というシチュエーションで、『本田翼めざまし』プレゼントをPR。これにも「こんな相手欲しいと思ってしまった…」、「本田翼のCMが尊い」などのコメントが殺到。さらに、ゲーム好きを生かしたYouTubeチャンネル『ほんだのばいく』のチャンネル登録者数が短期間で100万人を突破するなど、本田はその可愛らしさで“第二の絶頂期”を迎えていると言える。

「カワイイから許す」との声も…“いるだけで華がある”という才能

 もともと、ファッション誌『SEVENTEEN』でモデルデビューした本田翼だが、一般に広く認知されたのは2012年の『JR SKI SKI』CMでの美少女ぶりだろう。以降、『GTO』(フジテレビ系)ほか次々にドラマに出演してブレイクするが、近年ではかつてのブームは落ち着いていた印象があった。かつて『ショムニ2013』(同系)で共演したベッキーに、「全員分のNGを合わせても、本田さんには追いつかないです(笑)」と暴露されたように、モデル出身女優ゆえの“壁”にぶつかったかにも見えた。

 とはいえ、それでも「カワイイから許す」と視聴者に評されるあたりは、ある意味で“大物”と言ってもいいのかもしれない。今後の本田には、「これが代表作!」と言える作品を期待したいところだが、そこにいるだけで存在感を放ち、華があるということは、やはり限られた者にしか与えられない才能であることも間違いない。

石原さとみや深田恭子、絶対的な容姿に高い注目が集まる

 本田に限らず、ここ最近の芸能界を振り返ると、絶対的な容姿が再評価されている例は多い。たとえばアイドル界にしても、少し前まではAKB48に代表される“親近感あふれるアイドル”が人気の主流であったが、最近では乃木坂46・白石麻衣のような圧倒的な美貌に注目が集まり、男性のみならず女性からも高評価。写真集なども爆発的なヒットを記録している。

 女優界では、石原さとみや深田恭子がまさに好例だろう。20代半ばころから「急に可愛くなった」と言われる石原は、ドラマはもちろん、美貌がものを言う化粧品CMなどでも引っ張りだこ。出演番組には、「石原さとみの美しさを堪能するために観る」「録画は一生残しておこう」といった声まで聞こえるほど。男性からの支持はもちろん、女性から“なりたい顔・理想の顔”として、憧れられることも多い。

 深田恭子は、30代に入ってから大ブレイク。自然体を切り取った写真集が連続ヒットを記録し、「30代半ばであの可愛さは尊敬に値する」などと評されている。彼女のキャラクターゆえに、かつては「ぶりっ子」などと揶揄されることもあったが、もはや一周回って「深キョン可愛い!」に落ち着いた模様。幅広い人気を得て、主演ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)までヒットするに至ったのだ。

一般でも高まる美意識、SNSでの爆発的な拡散・共感も影響か

 もちろん、女性芸能人の評価は、容姿だけで決まるわけではない。女優なら演技力、歌手なら歌唱力のほか、人間的魅力や面白さなども重要な要素となるだろう。とはいえ、端的に「ずっと見ていたい」と思える美貌に理屈はいらないし、数万人から勝ち上がった、スカウトされて磨かれた、選ばれし芸能人ならではの強みだ。

 一般でも、メイク動画配信や整形への興味など、“美”に対する憧れがとみに高まっている現在。InstagramやTikTokで自分の写真や動画を公開することが増え、“可愛さアピール”への抵抗感も薄れたように思われる。本田の『LINEモバイル』CMなどはそれこそTikTok的であると言えるし、あざとさよりも「可愛い!」が勝れば、バズることができる昨今なのだ。また、橋本環奈が「奇跡の1枚」で一気にスターダムにのし上がったことからもわかるとおり、絶対的な容姿はSNSやネットによってハイスピードで拡散され、世間に強く訴えかける。その人物の内面や実力が知られるには時間がかかるが、“美”が伝わるのは速く、爆発的だ。

 芸能人の美しさ、可愛らしさが評価されることは今も昔も変わらないし、最終的には中身が評価されてこそ、本物の人気者となりえる。だが、“美”の瞬間風速が最高潮に達している今だからこそ、“カワイイは正義”という言葉がより一層説得力を持つのではないだろうか。一般視聴者としては、彼女たちの絶対的な容姿に癒されつつ、その奥に秘められた深い魅力に触れる楽しみを堪能したい。

可愛すぎる! 本田翼がナース姿でキレキレダンスをするCM動画

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