『クイーン ライブ・アット・ウェンブリー・スタジアム 1986』 写真:Getty Images
イギリスのロックバンド「クイーン」の成功への軌跡を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が1月22日、第91回アカデミー賞ノミネートにおいて、作品賞、主演男優賞など5部門にノミネート。その前哨戦ともいわれるゴールデン・グローブ賞で2冠に輝いているだけに、受賞の期待が高まっていた。そして25日、アメリカ・ロサンゼルスで開催された「第91回米アカデミー賞」の授賞式で、ラミ・マレックが主演男優賞を受賞。さらに、編集賞、音響編集賞、録音賞なども含め今年度最多となる4部門に輝き、“クイーン旋風”を実感させる結果となった。
本映画は、日本では興行収入100億円を突破し、世界中でも記録的な大ヒット。まさに、いま“クイーンブーム”が世界中を席巻している。そんなクイーンのライブ映像3作品をWOWOWで放送することが決定。1973年にデビューし、これまで「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「レディオ・ガ・ガ」など、数多くの名曲を世に送り出し、世界中を熱狂させた彼らの迫力のライブがよみがえる。
“伝説の3ライブ”をWOWOWで一挙放送!感涙の「クイーン」番組をチェック!! 『クイーン ライブ・アット・ウェンブリー・スタジアム 1986』
数あるクイーンのライブ映像の中でも最も高い人気を誇る1986年のウェンブリー・スタジアム公演を放送。高度な音楽性とフレディのカリスマ的人気でロック・シーンの頂点にまで上り詰めた70年代に比べ、やや陰りがうかがえた80年代前半のクイーンだったが、85年7月に出演したライブ・エイドでの圧巻のパフォーマンスでみごと復活。再び世界をとりこにし、翌86年に発表したアルバム『カインド・オブ・マジック』を携え行なった“マジック・ツアー”は、200万人以上を動員する大成功となった。その中でも、ハイライトであるロンドンのウェンブリー・スタジアム2デイズでは計15万人が熱狂。今回、その2日目の演奏の模様をお届けする。これ以降、フレディ・マーキュリーがAIDSに罹患したため、これが4人そろって行った“最後のツアー”となってしまっただけに、見逃せないライブとなっている。
[放送日時]
3月3日(日)午後5:30[WOWOWプライム]
3月7日(木)午後9:10[WOWOWライブ] 『クイーン オデオン座の夜 〜ハマースミス 1975』
「ボヘミアン・ラプソディ」発売直後のクリスマスライブ。オペラとロックを組み合わせた、約6分間にも及ぶ名曲「ボヘミアン・ラプソディ」が初の全英チャート1位を獲得。その後、9週連続で首位を独走する中、続けて発表されたアルバム『オペラ座の夜』も初の全英1位となったクイーン。そんな彼らが75年のクリスマス・イヴに、ウエスト・ロンドンのハマースミス・オデオン(現在の名称はイベンティム・アポロ)で行ったコンサートを収録した歴史的ライブ映像を放送。『オペラ座の夜』の大ヒットでイギリス中が沸く中、若きクイーンの4人が繰り広げたエネルギッシュなライブは必見! この約8ヵ月前の4月19日に東京・日本武道館で熱狂の初来日公演を行ない、その後全国各地で公演した彼らの姿を記憶しているファンには特にオススメだ。
[放送日時]
3月7日(木)午後8:00[WOWOWライブ] 『クイーン+アダム・ランバート LIVE from SUMMER SONIC 2014』
86年のツアーを最後にレコーディングだけの活動に移行したクイーンだが、かねてから闘病中だったフレディが91年11月24日に亡くなってしまう。97年にはベースのジョン・ディーコンがバンドを離れ、クイーンはギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーの2人体制となる。そんな彼らにフリーやバッド・カンパニーで一世を風靡したポール・ロジャースが加わり、ツアーを成功させたのは2005年のことだった。さらに、ポールに替わってオーディション番組『アメリカン・アイドル』出身のアダム・ランバートをボーカリストに迎え、クイーン+アダム・ランバートとして活動開始。14年8月には来日してサマーソニックに参戦し、ヘッドライナーとしてQVCマリンフィールドを熱狂させた。その模様を当時WOWOWで目撃したファンも多いはずだが、なんと今回、初めて全曲放送が実現!強い絆で結ばれた日本のファンに向けた熱演を見逃すな!
[放送日時]
3月7日(木)午後10:30[WOWOWライブ]