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ORICON NEWS
2013年『ガンプラW杯』優勝者が語る、世界一となって感じた「ガンプラに優劣はない」
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世界を舞台に戦うモデラーに感動「ガンプラ世界一を日本に持ってきたい」
振り返って2011年、初となるガンプラの世界大会『ガンプラW杯』が日本で開催された。それをネットニュースで見て、ガンプラの世界大会があることに驚いたというシュンさん。「子供の頃に作っていたガンプラがいまや世界でも売られていて、そしてその世界大会があることに驚きました」
しかし、記念すべき同大会で日本人モデラーの最高位は3位。それに対してシュンさんは「ガンプラはMade in Japan。自分にとって小学生時代のキラキラした思い出なので、外国人の方に取られるのはすこし悔しかった」と率直な想いを吐露。そして、その感情がガンプラ制作を再開する大きなきっかけになったようだ。
変わる「ガンプラW杯」と、変わらぬ「モデラーの想い」
「当初は『ガンプラ世界一を日本に持ってきたい!』という想いで参加しました。ですが今は、モデラーにはそれぞれの作り方やこだわり、楽しみ方があって、それは上手い下手で語るのともすこし違うと思っています」と、心境の変化を明かすシュンさん。ガンプラを作り始めてモデラー仲間もでき、それぞれがガンプラに対して熱い思い入れやこだわりを持っていることを知り、「そこには優劣はないんだ」と思うようになったのだそう。
一方で、世界的な広がりを見せるガンプラ文化。『ガンプラW杯』の位置づけは、モデラーにとってどう変わってきたのだろうか。
「技術面、表現面では作品のレベルが毎年上がっているので、初心者の方には少しハードルの高い大会になりつつあるなと感じています」と、年々上がり続ける大会レベルを指摘。そして、「ですが、この大会はどこか“1年に1度のお祭り”的な雰囲気もあり、大会に応募されたモデラー同士がSNSや大会会場、あるいは懇親会などでお互いを讃えあう光景や、まるで旧知の仲のごとく楽しく接している様は、私が出場した2013年から変わらぬモデラーの文化。そういうどこか温かい雰囲気がこの『ガンプラW杯』にもあって、それは素晴らしいことだと思っています」と、笑顔で語った。
実際、そう語るシュンさんにとって今の楽しみは、モデラー仲間との交流なのだそう。「気の合う仲間とたまに会って、ガンプラの勉強会じゃないですけど作った作品を見せ合っています。今は、こうした交流が最高に楽しいです」