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“めくるめく地味さ”で勝負、仮装疲れに効く「地味ハロウィン」の極意
渋谷ハロウィンの対極?地味ハロウィンは、マリオ・魔女NG
「5年前に仲間内で始めました。ハロウィンって仮装という割には決まっているな、パターン化されていない仮装があれば面白いと思ったからです」(林氏)
地味ハロウィンを始めて試みたのは2014年。友人に声をかけ、30人位の集まりだったという。その様子がじわじわと広まり、2015年から誰でも参加可能なイベントとしてパーティを開始。昨年も参加者の仮装の様子がTwitterなどで反響を呼び、2016年以降は300人が参加する注目イベントとなった。
「渋谷でのハロウィンといえばマリオとか魔女の仮装が目立っていますが、魔女と称して“かわいく“肌を露出する衣装をからかいたくて」(同氏)
主催者も騙される、地味すぎて仮装だと気づかない「仮装」
イベント会場内に何人か店員がいるが、飲食物は自分で取りに行くシステムなので、全員仮装。「スタッフがうろうろしていますが飲食の売り上げは出ません」とのこと。仮装なんだが本物なんだかわからない“地味さ”を演出するのに一役買っている。
仮装テーマ”SNSで知り合った男に初めて会いに来た女” に会場ざわめく
リピーターが大半のイベントかと思いきや、去年もいたな!と気づく人は20人ほどだそう。
「毎年面白い方としては『ピエトロドレッシング』を仮装テーマに選んだ方です。その方は前の年にはあだち充の描くあだち充の自画像の仮装をやっていました。後日ピエトロの会社から電話があって、感謝の気持ちとしてドレッシングをもらったそうです」
拍手と笑いが多い、妙な一体感のある優しくて平和なイベントとなっている様子。4回目となる今回は10月27日(土)、渋谷の東京カルチャーカルチャーで開かれる。今年はどんな最高の”地味仮装”が見られるか期待したい。