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人気沸騰の新型ジムニー、カスタムは「かわいく」が主流…偏愛のワケを専門店に直撃
ジムニーの人気“本質”は、デザイン性の高さと唯一無二の“本格ミニ4WD”
唐原氏軽自動車でありながら本格的な4WDシステムで、大きなSUVでは入れないような細い道でも入っていける、そんな冒険心を煽られるところが大好きです。ジムニーの素晴らしい所はどんな悪路でも簡単に走破してしまえるところ。最近の車は乗ってどこか楽しい場所に連れて行ってくれるような車が多いですが、ジムニーは乗っているだけで楽しめる車です! その楽しさを広めたくジムニーだけに特化して専門店をさせていただいています。気が付けば35年間たくさんのお客様にその楽しさを伝えて参りました。
――新型ジムニーについての反響は? お客さんの方とどんな話題がありましたでしょうか?
唐原氏お客様からの反応はやはりとても良いですね。以前から新型をと待望されていた方も多いのですが、今回のフルモデルチェンジで初めてジムニーに乗られる方も多いように思います。
唐原氏歴代の中で評価されているポイントは一貫しています。特徴は先述のとおり、コンパクトなボディに搭載した本格的な4WDシステム。新型はこの伝統的なところはそのままに、安心感と先進の安全性が加わりました。例えばスズキ セフティサポートや電子制御によりブレーキLSDトラクションコントロールなど、安全性への配慮が格段に増えていますね。
――新型ジムニーについて。20年愛されてきた形がフルモデルチェンジしても批判が少なかったのはなぜでしょうか?どこがユーザーに受け入れられているのか?
唐原氏批判が少なかったのは、デザイン性の良さはもちろんありますが、それよりも“本物感”を感じるデザインになったのと、ジムニーのアイデンティティーである“コンパクトボディーに本格的な4WDシステム”が続いている事だと思います。
ライフスタイルに寄せた“俺のジムニー”カスタム、自己表現のツールとしての稀有な車
唐原氏時計で例えると10気圧防水のダイバーズウォッチを普段のアイテムとして身に着ける人が多いように、ジムニーも4WDを必要としない地域のユーザーでも性能やタフさを感じさせる「デザイン性」や「本物感」や「こだわり感」にあると思います。“ジムニーを所有する喜び”を感じられるところに本質があるのではないでしょうか。それに加えてアフターのカスタムパーツも充実しておりユーザーの好みに変えていける所も素晴らしいです。
――「俺の(私の)ジムニー」という思いがユーザーそれぞれにあって、カスタムカーとしても人気なわけですね。ジムケンタック様がこれまでに見た、驚きのカスタムはどんなものがありましたでしょうか?
唐原氏これまでいろいろなカスタムを手掛けてきましたが一番驚いたのは、昭和のジムニーを外観はそのままでエンジン、ミッション、足回りなどを最新にして、エアコン、パワステを付けるカスタムをさせていただきました。製作期間は約6ヵ月かかりましたが納得のいくカスタムができ、お客様にもとても喜んでいただけました。
唐原氏今、流行っているカスタムは、レトロなイメージのまま4駆感を出すスタイル。カッコいいより、かわいいに近い感覚のカスタムが最近は主流ですね。
唐原氏プロの仕事人がツールとして使用することも多いです。そのほかにも、ハードな趣味に使う本格的なアウトドア層と、日常使用で尚且つ自己表現のツールとしてファッション性やライフスタイルを表現する層もいらっしゃいます。年齢層が幅広いこともジムニストの特徴ですね。
――20年ぶりのモデルチェンジとなります。それだけ長く愛され続けている理由はどういうポイントだと思いますか?車業界の中で、ジムニーはどういう位置づけの車なのでしょうか。
唐原氏ポイントは他に替えが聞きかない唯一無二の存在だと思います。ジムニーはジムニーですね。ほかのどの車にも当てはまらないから人気なんだと思います。
大阪府羽曳野市西浦2-1957-4
営業時間 9:00~19:00 (年中無休)
TEL:072-957-2211
ホームページ:http://www.jimkentac.com/