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優木まおみが語る、 子どもに見せたい『メアリと魔女の花』の魅力
―『メアリと魔女の花』―
『メアリと魔女の花』は、スタジオジブリを退社した米林宏昌監督が、ジブリ作品の『思い出のマーニー』に続きプロデューサーの西村義明と2度目のタッグを組み誕生した、アニメーション制作会社「スタジオポノック」の第一回長編アニメーション映画。本作は子供から大人まで幅広い世代に支持され、興行収入32.9億円という大ヒットを記録したワクワクドキドキの大冒険と、失敗や悩みに自らの意志で変わる“出会いと希望の物語”だ。
『メアリと魔女の花』は、スタジオジブリを退社した米林宏昌監督が、ジブリ作品の『思い出のマーニー』に続きプロデューサーの西村義明と2度目のタッグを組み誕生した、アニメーション制作会社「スタジオポノック」の第一回長編アニメーション映画。本作は子供から大人まで幅広い世代に支持され、興行収入32.9億円という大ヒットを記録したワクワクドキドキの大冒険と、失敗や悩みに自らの意志で変わる“出会いと希望の物語”だ。
小さい子にとって“魔法使い”は特別であり憧れの存在
優木まおみ 『メアリと魔女の花』は、実は昨年、娘と一緒に劇場に観に行った作品なんです。今回、久しぶりに長女と見直したんですが、劇場で観た時は魔女が飛んだりキレイとか、そういう部分に反応していたのですが、物語の理解力が上がって今回はさらにいろいろな場面に反応していましたね。
優木まおみ 怖いシーン・ドキドキするシーンは飛んできて「ママ!」ってなりますね。思いがけない魔法の発動だったり、戦うようなシーンはやっぱりドキドキするみたいで、(家事をしながら観ていたりすると)「ママ一緒に観て!」「ママ、今こうなっているよ!」って呼ばれたりしました(笑)。
――劇場で観たきっかけは?
優木まおみ 長女が「これ観たい!」っていうので、連れて行ったんです。魔法使いという存在は、女の子にとってはいろいろな作品で馴染みがあるものですから。空を飛んだり、変身したり、ステッキ一つ振るだけでいろいろなことができるというのはやっぱり憧れるんでしょうね。この作品は、魔女として生まれた子ではなくて、普通の女の子が突然魔法使いになっちゃうというのもワクワクポイントなのかもしれないですね。
優木まおみ 3歳の長女にとっては実在しているものだと思っているようですね。この作品でも“魔女の学校”があったり、ほうきで空を飛んだり、魔法で消えたり…夢が溢れる、ワクワクするものだそうです。女の子にとっては特に憧れですよね。いい魔女、悪い魔女がいるのも分かっていて“いい魔女になりたい”って言っています。黒いワンピースを着ると「魔女みたい」と言ったり、時には私に魔法をかけてきてくれたりもするんです(笑)。女の子にとっては、魔法使いも現実世界の一部なのでしょうね。
コンプレックスは素敵な個性でもある。子どもに見せたいのはポジティブな気づきのある作品
優木まおみ やっぱり、主人公のメアリが、自分の力を超えちゃうような大変なことに挑んで、それを諦めないところですね。私も娘が2人いるので、自分には無理だって諦めないで、メアリみたいに頑張ってほしいです。親心としては…“無茶なことはしないでね”ってヤキモキする場面もあるんですが(笑)。
優木まおみ 私は、何でも見せて自分で判断させようというタイプではありますが、自分としてはハッピーエンドが好きです。観終わったときに、どんよりした気分になったり「どうせ私なんて」っていう気分になるものではなくポジティブな気分になれるものを選びます。「願えば夢はかなう」「諦めなければ達成できる」「最初から上手にできなくてもいいんだよ」そういうメッセージが込められた作品を子どもに見せてあげたいと思っています。
優木まおみ メアリがコンプレックスに思っている赤毛は、魔法使いにとって実は“魔女のサラブレッド”としての憧れの色だったりするわけですよね。誰にでもある劣等感やコンプレックスは、見方によっては全く変わります。自分が嫌だと思っているところが、実は素敵なところだったという、気づきだったり、自信に繋がったり、“人は変われるんだ”っていうメッセージは母親としても胸を打たれました。
ファンタジーの世界は、子どもの空想力の刺激になる
優木まおみ ファンタジー映画はすごく大好きでしたね。特に『ネバーエンディングストーリー』は大好きでした。現実の世界とファンタジーの世界がどこかで一緒になっている感覚でしたね。私の地元の佐賀県の、お店もなにもない一本道の景色の先には、きっと映画のような世界に繋がっていると思っていました(笑)。
――ファンタジーや魔法の世界は、時代が変わっても子どもの世界では大切な感性を育むものなのかもしれないですね
優木まおみ そうですね。長女が“ごっこ遊び”をよくするんです。1人で何役も演じながら物語を作っていくんですが、リアルの世界と空想の世界が織り交ざっていて、大人からすると訳がわからないんですよ(笑)。でもきっと『メアリと魔女の花』のようなファンタジー作品に触れたりすることで、現実世界の日常生活だけでは生まれない感性が育まれている面もあると思います。
母親としての想い「自分の力で歩ける子に育ってほしい」
優木まおみ 自分のやりたいことをして、自分の力で歩ける子になってほしいですね。「こういう仕事をしてほしい」というのはまったくないです。私自身がそういう感じで育てられたんですよね。選択肢を広げてあげたうえで、“自分で決めていいよ”って言ってあげられる親でありたいです。その分失敗も自分で受け止めないといけないんですが、本当に困った時は後ろで支えてあげる。子どもにはガンガンやりたいことをやって、自分の限界を自分で決めないでほしいなって思っています。
――ママである優木さんの一番のリフレッシュ方法やプライベートでの楽しみは何でしょうか?
優木まおみ 私自身、毎日バタバタ過ごして子育てに追われていて、リフレッシュってよく分からなくなっています。でも、自分1人で過ごす時間があると寂しく感じて、娘を想いながら「これ見せてあげたかったな」「これ食べさせてあげたかったな」って思うんです。逆に子どもと一緒にいるとやっぱり1人になりたいって思いますし…それの繰り返しですね。奇跡的に子どもが早く寝た時に、主人と語らいながら映画を見る時間がリフレッシュになっているかもしれません。
――世の子育て中のママへの応援メッセージをお願いします
優木まおみ 私自身がまだまだ子育ての当事者なので、そんな風にメッセージなんて言える立場ではありません(笑)。でも、子育てが終わった世代の方々からは、「大変だった時が一番楽しかった」ってよく聞きます。私は、「きっと今がその時なんだろうな」と常に思うようにしています。大変だと思いますけれど、子どもの成長など日常のちょっとした楽しみを見つけて、イラっとする気持ちは他の事で発散しつつ、一緒に“頑張りすぎずに頑張って”いきましょう!
優木まおみ 5月末までに腹筋を割るっていう目標を立ててブログで「#腹筋母ちゃん」というハッシュタグでトレーニングのライブ配信を始めました。達成の暁には、へそ出しのセパレートウェアを着たいんです。私は結婚式の日が人生で一番自分が納得できる体型だったんです。モデルの仕事もやっているので、体型を戻さないといけないのに戻し切れていなかった。1人目を出産した後、2人目も欲しいって思っていたから、どこか自分に甘えたり…。それが自分で分かっていて5年くらい経ち“産後”と言われる期間も落ち着いたので、あの頃の自分に戻りたいという理想を掲げて腹筋を割りたいなって思いました。
妊娠中は15キロくらい体重が増えるので、仕方ないこととはいえ、やっぱり自分の変化にがっかりするんです。「私の体なんて誰も気にしていない」とか「旦那に褒められたい」ではなく、トレーニングは自分に自信を持つための一環です。「時間をかけるなら子どものために」「自分が頑張っても意味がない」って考えるお母さんも多いと思うんですよね。でもきっとそんなことはない。自分の心に良いってことは子どもにもいい影響があるはず。体力もつくし、自分に自信が持てれば子どもにも笑顔でいられると思って、チャレンジしています!
(写真/TAKU KATAYAMA)
https://www.instagram.com/yukimaomi/
■『メアリと魔女の花』
飛べ、ふたたび。
『メアリと魔女の花』
2018年3月20日(火) 発売(デジタル配信中)
ブルーレイ(デジタルコピー付き)/税抜5,800円
DVD/税抜4,700円
コレクターズ・エディション:4K Ultra HD+ブルーレイ(数量限定)/税抜12,000円
オフィシャルサイト:http://maryflower.jp
商品情報:http://www.disney.co.jp/studio/others/1446.html
(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会
あなたの「新チャレンジ」をTwitterで投稿!応募してくれた方の中から抽選で3名様に単行本「新訳 メアリと魔女の花」をプレゼント!キャンペーンは4月15日(日)まで。
http://maryflower.jp/challenge/