江崎グリコ株式会社が、コーポレート動画として公式YouTubeに公開した短編動画が話題になっている。ひとりの女性の一生を描いたミュージカル調の今動画。「おいしさと健康」を企業理念とするグリコ社が、人生の一場面に、いつもグリコ商品があることを描いており、誰もがその変化に共感できるストーリーとなっている。その見どころとメイキングの様子を紹介!!

世界の平均寿命「71.8歳」、100年前は「31歳」!? 食の変化による“笑顔”と“健康”を提示

　2013年より「あなたが笑うと、世界は変わる。smile.Glico」をテーマに、世界中の人を笑顔にするお菓子や食品の力を表現したさまざまなコミュニケーションを展開している江崎グリコ。

　今回の動画『smile.Glico 71.8秒のLIFE』は、世界人口の平均寿命「71.8歳」（世界銀行調べ）を１人の人生に置き換えて、生まれてから死ぬまでを「71.8秒」で描いたミュージカル仕立ての作品となっている。人類の平均寿命は、100年前はおよそ31歳だったが、40歳も延長され、今や2倍以上の71.8歳となった。さらに、日本人は83.7歳と過去最高を更新し、世界2位の長寿国となり、いよいよ「人生100年時代」も近づいている。それは食生活の変化が関係しているとも言えることから「食べるものがあなたの笑顔と健康をつくる。」というコピーが生まれた。

　過去には、女優の深田恭子が出演の江崎グリコ「ビスコ」のCM『ビスコでもうひとがんばり』篇が放送。4〜5歳頃の深田の運動会で撮影された秘蔵写真が公開され、その笑顔の可愛さが話題を呼んだ。そこにも「smile.Glico」がしっかりと反映されていることが頷ける。

いつもそばに“グリコのお菓子や食品”、71年の人生を表現するショートムービー

　動画では、1人の女性の一生を実年齢０歳〜71 歳までの72 人で表現し、キャストたちは1秒毎に入れ替わっていく。オーディションで集められたキャストは、年代に合わせて同じ衣装、同じ型のウィッグを着用して可能な限り外見を似せるなどディテイールにとことんこだわっている。

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　また、コンセプトに沿って、各年代に意味を持たせたグリコ商品が登場。CMによりリアリティを与えている。生まれたての赤ん坊から始まり、歩くようになり転んで泣くが、10〜14歳で父親から「ビスコ」をもらって笑顔に変わる。彼氏と出会い、軽く喧嘩になるが20歳で「パピコ」を分け合って仲直り。愛を育み、結婚して30〜34歳で仲間たちと「ポッキー」をシェア。子どもが生まれ、育児のご褒美として40〜44歳で「ジャイアントコーン」を味わう。三面鏡を見ながら、過去の自分を思い出し、50〜54歳で踊りながら若々しくしてくれる「アーモンド効果」を飲み、孫もできて喜びの中、健康を保つヨーグルトの「BifiX」を食べる。

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　そうした年齢に即した商品が登場するのも注目ポイントだ。走馬灯のようにめくるめく映像から人間の生き様だけでなく、いつも暮らしに寄り添って笑顔になれるグリコ商品の商品価値を理解できる映像となっている。

1人1秒に1時間をかけて撮影！ こだわりの手作り感、その秘密をメイキング動画で公開

　また、本編と合わせて公開されるメイキング動画では、こだわりの撮影の様子を見ることができる。1秒のワンカットで1歳ずつ年を取るという設定上、各演者の登場シーンはわずか1秒だが、実際は1人平均約1時間ずつかけて、丁寧に撮影。地道な作業を繰り返して、手作りのコマ撮りアニメのような温もりのある映像となっている。

　慣れない演技にかわいらしく挑戦している赤ちゃんや子役。3列各6人の合計18人の女性たちがシンクロする演技を披露したこだわりの三面鏡のシーン。同一人物を演じたキャストたちならではの休憩中の和やかな雰囲気など、それぞれの場面で印象的なシーンが満載だ。

誰もが心に響く、幸せな時もつらい時も笑顔があふれる71年の人生

　人生に寄り添う「食」を通して、“幸せ”を表現している動画『smile.Glico 71.8秒のLIFE』。衣装やセットにも徹底的にこだわり、72人もの人物が登場。72時間という途方もない時間を掛けて1カット1カット丁寧に撮影された映像は一見の価値がある。

　人生の”プチネガ”を”プチポジ”に変えてくれる温かみのある映像からは1人の女性の年代記とも言える人生の機微を表現している。誰しもがつらいことがあった時に、甘いグリコ商品のおいしさに助けられたことがあるはず。人生の岐路に寄り添って、笑顔にさせてくれるグリコ商品とともに歳を重ね、いつも笑顔があふれている主人公の姿は、動画を観た全ての人の心に響くだろう。

（文：藤ノ宮士郎）

『smile.Glico 71.8秒のLIFE』オフィシャルサイト（外部サイト）

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