(更新:)
ORICON NEWS
50周年の『人生ゲーム』、“アナログ”なボードゲームが売れ続ける理由とは?
“世知辛い”イベント満載「人生ゲームのマス目は不況のバロメーター」
それから半世紀に渡って発売され続け、2017年4月に発売された『人生ゲームMOVE!(ムーブ)』がちょうど60作品目になる。なお、『人生ゲーム』の中で特に売れた作品は『人生ゲーム 平成版』(1989年発売)なのだとか。池田氏によれば、「時代を反映した『人生ゲーム』が過去にはよく売れた経緯があり、例えば、元号が昭和から平成に変わった際に、その当時のトレンドや世の中の興味を盛り込んだ、今までの『人生ゲーム』とは一味違う“大人”をターゲットにしたことで爆発的ヒットとなりました」とのこと。
現代の闇“ディスコミニュケーション”の解決法
そして昨今の“ボードゲームブーム”の要因については「スマートフォンの普及により個人で過ごす時間が増加し、人と人とのコミュニケーションが減少したことで、リアルなコミュニケーションを“あえて”求める傾向が出ている」と池田氏は語る。人と人とを“繋ぐ”もの(ツール)の一つとして、ボードゲームが選ばれるようになったと感じているようだ。